BBCによれば、英国での教師表彰(別名 教師のオスカー賞)10名の中にデボン州タビストック高の日本語教師Crispin Chambers が選出された。受賞の理由は独創的な日本語教育方法、抜群の成績そして日本との強いつながりを確立した功績によるもの。同氏の所属する学校の所在地の市長は同人の功績をたたえて、胸像を建立すべきだと語っている。同地域では1200人の生徒が日本語を学んでおり、英国では最大の地域となっている。同校では毎年東京に生徒を学習のために送っており、これを支援している在日英国大使館担当者もChambers氏を日本語教育のまさに先駆者と讃えている。同氏が1990年代に日本語の教育を始めたときにはかつてはだれもここまで広がるとは思っていなかったようだ。
英語が国際語であるために、英国人の外国語能力の低さがしばしば問題になるが、Chambers氏によれば英国においても言語を学ぶ真の価値を生徒に示せばどんな言語でもその意味をとらえることは可能だとしている。
同氏は日本で教師の仕事を始めたが、同氏によれば、その際に日本人生徒の父兄が示した教師に対する敬意および謝意に強く打たれたという。そして、同氏は、英国においても教育指導の果たす役割について、その重要性が認識される必要があると述べているのは興味深い。
翻って、日本の教育については、一時のゆとり教育などと言う妄動を乗り越えて徐々にではあるが正常化しつつあるのは喜ばしい。
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