シリアでは、インターネットが昨日の昼過ぎから不通になっており、アサド政権側が同国内のインターネット回線を切断したものと言われている。反政府軍は作戦上インターネットを利用しているし、アサド政権側の残虐行為や反政府軍の戦勝をYoutubeやFacebookで世界に発信し情報戦を展開してきた。したがって、この時点でのインターネット切断は(当局側は技術的問題、と言っているようだが)は、アサド政権側が大規模な軍事作戦を行う前触れではないか、さらに内戦の犠牲者が増えるのではないかと危惧されている。因みに最近では、リビアのカダフィ政権やエジプトのムバラク政権も内戦末期には同様の手段を用いているが結果はすでに出ており、すなわち、インターネットを切断しても反政府運動の動きを止めることはできないという前例があるという事である。
インターネット切断がいよいよアサド政権の最終章の幕開けなのか、あるいはさらに流血が拡大するのか、まさにインターネット時代の内戦の一局面を見る気がする。
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