回顧と展望

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ビデオ結婚式

2020年08月30日 15時10分04秒 | 日記

ロンドンの友人からまた、ビデオ会議の誘いが来た。今度は、たまたま一時帰国してそのまま渡航禁止のためにロンドンに戻れなかった友人の一人がようやく戻ることが出来、さらに2週間の隔離(当人は感染していない)が明けることになったので、近況報告も兼ねて3人でのビデオ会議をしようと言うもの。今のような旅行が自由にできない時に入国したり、その後の入国管理当局の対応を直接経験した当事者から聞くのは参考になると思う。

そんなことをしているところ、たまたま、昨夜は甥の結婚式に会議システムZOOMを利用して参加した。当初予定していた披露宴が、コロナウイルス感染拡大により移動ができなかったり、感染を恐れて参加を見送る人が出てきたため、急遽この形式に変更されたもの。実際の参加者は両家の両親兄弟姉妹、およびごく限られた友人で、親類や多くの友人はリモートでの参加となった。一生に一度の結婚式・披露宴が寂しいものになるのでは、と危惧をしていたが、司会者の機転とこの会議システムのせいで大いに盛り上がった。もちろん披露宴での(多分美味しいであろう)料理を味わうことはできなかったが・・・

予めIDが送られてきたので,神社での結婚式から近くのフレンチレストランでの披露宴までを、ライブで観ることが出来た。単に観るというだけでなく、チャットの機能を利用して自分の言いたいことをメッセージとして送り表示させることもできる。リモート参加者40名ほどがそれぞれにお祝いのメールを送る様子はなかなか賑やかなものだった。また、リモート参加者をいくつかのグループに分けての新郎新婦と会話できるミーティングルームも設置されていた。

披露宴の冒頭ではリモート参加者にあらかじめレストランから宅急便で配られていたシャンペンをそれぞれが手にして乾杯することになり、その様子が分割画面に映し出されてそれなりに乾杯の臨場感も出ていた。画面(スクリーン)と言う制限があったのでその場にいるようにだれかに近づいて行って話しかけるということはできないが、一定の時間では、直接に話しかけることが出来、またその場で返事も聞けるということで、特に遠隔地や移動がむつかしいところにいる時にも参加が出来るというメリットは大きい。今回は披露宴につきもののお祝いのスピーチや二人の紹介などが割愛されていた。これは斬新な感じであったがリモートと言う性格上このようにスピード感のある進行が良かったようにも思う。実際にその場におらずに長いスピーチを聞くというのはリモート参加者にとっては多分に退屈なものとなっただろうから。

ビデオ会議システムの利用に慣れてくるにしたがって、ますます違和感は減っていくのではないか。これからはその場に参加できる人は参加すればいいし、難しい人はリモートで、と言う両建てになってゆくのだろう。一番気になっていたのだが、今日あいさつに来た甥および新婦が今回の結婚式に満足している、と言うことを聞いてやっと安心した。

ただ、ビデオ会議システムでも、ZOOMが実質上中国政府により支配されていることを考えると、これからはZOOMの利用は再考する必要がある。

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2 コメント

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Unknown (michi)
2020-08-31 01:46:23
こんばんは。
改めて、おめでとうございます!
それにしてもすごいアイデアですね。Zoomが普及したとはいえ、結婚式に利用するとなるとさまざまな試行錯誤があったことと思います。また参加された皆様の暖かさ、寛容さが想像されました。
すてきな結婚式だったのだろうなと思うと、わたしも勝手に嬉しくなりました。
しあわせのお裾分けありがとうございます!
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Unknown (harborside)
2020-08-31 09:13:26
michiさま
ありがとうございます。お祝いのお言葉二人に伝えさせていただきます。
久しぶりに会った甥は随分落ち着いてきていて頼もしく思いました。やはりみんなに祝福されての出発は見ていて気持ちのいいものです。何があっても乗り越えていけるような、お似合いの二人でした。
ビデオ会議(宴会?)システムやビデオ電話の発展など(それが無料!)、今はいい時代なのでしょう。若い方々はこれをこれからどんどん活用していくのだろうと思います。
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