回顧と展望

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フランスのマリ軍事介入ー2

2013年01月13日 15時32分17秒 | 日記

金曜日から開始されたフランス軍のマリにおけるイスラム過激派掃討作戦では、すでにイスラム過激派の南下を食い止める戦果を挙げているが、フランス空軍のパイロット1名が戦死しており、また一般市民にも犠牲者がでている。こうした中、ホランド大統領はイギリス、アメリカに支援を要請、イギリスは既に大型兵員輸送機2機を提供することを決め、いつでも出動できる態勢を取っている。ただし、今回イギリスは軍用輸送機C-17Globalmasterの提供にとどまり、兵員は派遣しない。

アフガニスタンから撤退して間もないフランスが新しい軍事作戦を展開するという事はそれだけ事態が深刻なことを物語っている。さらに、アルカイダ側は世界中でフランスの出先に対して攻撃することを表明しており、戦線はマリの前線だけではない。リビアのカダフィ前政権から取得した武器と政府軍から略奪した武器で武装したイスラム過激派がランドクルーザーを装甲車に仕立て上げて南下するさまは、まさにタリバンを彷彿とさせる。そして占領地での公開処刑などの残虐なやり方も同じ。

「サーバル作戦」と名づけられたこの軍事介入、俊敏で美しい体型と比類ない感知能力をもつサーバルのように一気に獲物を仕留められるか。

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