今日の新任議員研修は、総合計画と予算について。
佐倉市・酒々井町清掃組合と印旛衛生施設管理組合を行政視察。
第4次佐倉市総合計画は以下1~3で構成されています。
1まちづくりの基本方針(H23年度から32年度)を明らかにした、基本構想。
2基本方針に基づいた推進すべき施策を体系的に表した、基本計画
3具体的な事業内容を示す事業計画(H23年度から27年度)
の3つの計画から構成されています。
わかりやすく、私の子育てに置き換えると、子どもの自立をめざした健全育成が基本構想。
思いやりの心を育み、食育、知育、体育の子育てが基本計画。
規則正しい生活と食生活を送り、運動と予防知識で健康な身体づくり、学校・家庭・地域での知識習得。
と、なりましょうか?いずれにしても計画は実行されて初めて意味がありますね。
佐倉市の予算については、数字からも個人の市民税が大幅に減少し、民生費が増大していくのを改めて確認。
佐倉市、酒々井町清掃組合は酒々井町墨にあります。
清掃ピットと1.8トンつかめるクレーン
中央制御室 正面パネル右下数字は焼却蒸気利用の発電量 左下数字は売電量。
発電した電気を施設で利用し、余剰分を売っています。
右端の二人はクレーンを遠隔操作中。
粗大ごみは破砕機で砕き、鉄、アルミは選別してリサイクル。
最終処分場は残り四分の一で満杯になります。
蛍光灯(委託費¥58/kg)は北海道、乾電池(委託料¥103/kg)は倉敷の業者に委託し年間約¥500万のコスト。
家庭では、「分ければ資源 混ぜればゴミ」を合言葉に、さらなる分別を!
佐倉市宮本にある印旛衛生施設管理組合・し尿の資源循環汚泥再処理センターは
佐倉市、四街道、八街市、富里市、酒々井町で10%均等負担と90%搬入割合によって運営されています。
ここで処理された汚泥から出来たたい肥は、自家菜園の方にはおなじみで、月水金の8:30~無料配布されています。
アルカリ性でゼオライトも含まれいるので、人気が高く毎回70名~100名くらいの方が3袋を上限に受け取りにみえ、
有料化したらとご意見がたくさん寄せられるそうですが、
有料化している他地域施設は余ってしまい、その処分費がかえってかかる事を考えると現状のままいくとのこと。
そもそも、し尿の処理施設だと県国からの補助金が出ず、再処理・循環型(たい肥にrebirth)施設なので
建築費57億円の内、補助金が国から15億円、県から1.5億円出ました。
H22年度は42,677klのし尿を処理、¥6000/klコストがかかっています。
最新技術で悪臭もまったくないが、これからの課題は節電対策。
24時間稼働で、電気を止めればたちまち悪臭が漂うことに・・・
いずれの施設も税収減の中、今後の運営は並大抵ではいかない。