新年度が始まり、自治会・町内会の役員も改選された地域が多くあります。
自治会・町内会は地域を代表して行政へ要望を出す正式なルートであり行政からの情報、災害時の物資配布窓口でもありますが、
その自治会・町内会役員のなり手がなくて困っている地域が多くなってきました。
理由は、高齢化、近所とうまくいってない、自治会・町内会費等の集金が苦痛である、
お祭りなどのお手伝いはしたくない等を挙げ、役員をやらなければならないのであれば、自治会・町内会の加入をしたくない
とまでおしゃるかたも・・
ユーカリが丘地域では毎年7月末の土日にお祭りを自治会主催で開催しています。
2日間で約3万人の来場者がある地域のお祭りを毎年変わる役員の輪番で担っていますが、その役員総数は50人以上、
踊りやダンス、おみこしの関係者を含むと100人近くにもなります。
過去の実行委員長が世話人としてアドバイザー的役目をしていますが、設営、接待、イベント、清掃、踊り、お神輿などの担当者は
すべて今年自治会役員になった方ばかりにもかかわらず、皆さんのレベルが高いと毎年感心しています。
前年度担当者からの引継ぎがしっかりしていることに加え、それぞれの責任感が強く、役員を引き受けた後は、
知恵を絞り前年度よりも効率的な運営を目指して工夫をしているその経過は、まるで会社の仕事のように見事です。
全担当者が集まる実行委員会は4~5回で、お祭り終了後の反省会では、皆、達成感といつの間にか近所の飲み仲間が
増えていたりと副産物も。
お祭りは災害時の共助の体制づくりにも繋がり、また夜店準備は炊き出し訓練と考えれば一石二鳥です。
自分の命は自分で守る自助をしっかり確立するための共助は、自治会・町内会で培われていきますので
今年役員をお引き受けの皆さま、せっかくですから自助のために1年間お力を貸してください。
困ったこ時は、お手伝いに参ります(^.^)