
ユーカリが丘地区社会福祉協議会第2回福祉委員会の研修会は、
精神疾患家族の会かぶらき会会長大賀四郎様の講演を伺いました。
3年前、精神疾患の家族会会員の方に誹謗中傷の手紙がきたことをきっかけに、
精神疾患について地域の方々に理解していただく研修会を開く必要性を感じ、
まず民生委員さん40名の方対象に「精神疾患者への理解を」を始め、
今年と来年の2年間で14地区社会福祉協議会全てで講演をなさるそうです。
精神疾患は脳という臓器の病が心に症状が現れる脳の病気で、国民誰もがなる病気です。
全国では320万人、40人に1人が罹る状況で国民の五大疾患になっています。
佐倉市では、2500人の精神障害者がおり、その43パーセントがうつ病、31パーセントが統合失調症です。
自立支援医療費の複雑な区分け、
精神疾患者の未受診率の高さ、
精神疾患者は施設がなく病院のみ、
統合失調症には波がある、
地域に理解を得る困難さ、
当事者の精神障害者になるのは本人に何の責任もないこと、
義務ではなく呼びかけですが警察、保健所は事件が起きないと対応できないので家族が様々な困難を予防する手があること、
精神保険福祉の専門職がアウトリーチで自宅訪問し本人に働きかけることで約7割が解決の糸口を見つけられること、
欧米では地域でオープンに生活していること等、
現状を踏まえた数々の事象について伺い大変勉強になりました。
前回、志津市民プラザで研修会に参加しました時は精神疾患当事者から直接お話を伺いましたが、
今回は、現状のデータを踏まえた上で、地域の我々が何をすべきかについて示唆して下さいました。
私は未受診の精神疾患者のご家族からのご相談を受けることがありますので、
もう少しご家族のお役に立てればと思います。
平成28年4月1日に障害者差別解消法が施行されました。
差別も虐待も禁止された行為ですので、気付いた方は、
佐倉市障害者虐待防止センターへご連絡下さい。
通報した人の情報は守られますが、この障害者虐待防止法には
学校での虐待と病院での虐待が除外されていることが課題です。
佐倉市役所 [福祉部]
障害福祉課(障害者虐待防止センター)
平日 午前8時30分から午後5時15分
電話: 043-484-6173 ファクス: 043-484-1742
夜間・休日
電話: 043-484-1111