2月議会最終日。
議案に対して会派のぞみを代表して徳永由美子議員が以下の意見を申し添え、賛成の立場から討論をしました。
議案第1号平成30年度佐倉市一般会計予算に関しまして、新規事業の一つとして産婦健康診査事業が始まります。
今までの1ヶ月健診に先立ち、より早期に産婦全員が健診を受けることで、産後ケアとの連携など、母子に対する支援が
強化され、佐倉市は安心して子どもを生めるまちであると、少子化対策に向けて一歩前進したと考えます。
また、少子化対策にあたっては、シティプロモーションをはじめ、近居同居住み替え・中古住宅リフォーム支援事業などの
住宅支援や、子育て世代包括支援センターでの相談体制の充実を全庁的に取り組み、徐々に成果につながっているとは思いますが、
今後は医療的ケア児や発達障害、その他特別な支援を必要とする子どもの達の受け入れ体制の充実など、福祉的観点を取り入れた
全庁的な取り組みが手厚い子育て支援のPRにもつながってきます。企画政策と子育て・教育・福祉の更なる連携構築を求めます。
そして住宅支援施策は補助金利用者にアンケートを取り、更なる定住人口維持増加につなげてください。
まちづくり協議会事業の減額予算について、審査結果の中には、今まで認められていた事業が補助対象外となるものが
ほとんどの協議会に見受けられます。設立時に「地域に住む人々が自発的にまちの将来を考え、課題解決に取り組んでいく」
という趣旨のもと、長い時間をかけて話し合われた事業です。予算に反映されている審査結果と、今後佐倉市の目指す
まちづくり協議会の方向性、更には自治会活動との整合性等を含めた将来像を明確にし、市民が納得して活動できるよう、
市民の立場に立った行政運営を求めます。
その他、公共施設を活用した新たな歳入増と、産業振興においては事業者が潤う視点を目的とし、
上下水道管工事の復旧工事と道路補修工事は、極力一本化して行うようにしてください。
議案第10号平成29年度佐倉市一般会計補正予算において、幼稚園就園奨励費扶助費のここ数年の減額補正を見ても、
待機児童解消のための保育園整備が進むなか、幼稚園においては定員割れによる経営難が発生するという問題が見て取れます。
各幼稚園が長年築かれてきた特色や教育理念が保護者から支持されているということもありますので、保育園、
幼稚園それぞれの選択肢が充実するように、更には認定こども園へ移行する場合においては、園の希望に則した形と
なるよう努めてください。また、減量化推進事業においても、新聞購読率の低下により古紙等の回収率が減少していることから
減額補正になりましたが、今後も資源回収協力団体への支援を継続し、資源循環型社会を目指してください。
以上です。
議案第20号佐倉市防災会議条例の一部を改正する条例の制定については、佐倉市地域防災計画の見直しに伴い原案のとおり、
佐倉市防災会議の構成員委員に、実際に自主防災活動に携わっている市民の意見を反映するために自主防災組織の構成員及び
災害時の専門的知識を得るために陸上自衛隊の自衛官を委員に追加すべきと考えます。
よって、総務常任委員会から提出のありました(自主防災組織の構成員を削除する)修正案に反対すると共に、
修正案を除く残りの部分(自衛官を構成委員とする)については、賛成しました。
明日までに、一般質問の議会報用の原稿提出、個人の議会報告等、後始末が始まります。
写真は、井野中学校及び梵天塚の早咲きの桜です。