少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

シンクロニシティと天体観測

2006-03-21 22:29:00 | 天体観測
意味のある偶然の一致のことをシンクロニシティという。心理学者のユングの理論にでてくる。シンクロニシティというのは、なぜそうなったかということが問題ではなくて、その偶然の一致に気づいた心の有り様が重要だ。

天体観測。それは宇宙に浮かんでいる星や星雲を望遠鏡で見るだけのこと。でも、今日その日に見た星雲や星が見えることを自分の心の中の何かと重ねてみたらどうなるだろう。その日に見えた流星や、その日に見えた淡い100万光年離れたところにあるという銀河を見て何を僕は感じるのか。そういうことを考えながら天体観測をしたいと思う。

どれだけ写真に見るように綺麗に見えたかどうかはそれほど重要ではない。淡いモノクロのシミにしか見えない対象だけど、それを見て僕は何を感じるのか。それをまた観察することが楽しい。それもまたシンクロニシティといえるのかもしれない。

ドブソニアンの口径の威力も分かった。一方でテレビュー屈折のあまりにすばらしい光学性能も再認識した。ファインダーを使って目的のターゲットを入れるのもだいぶできるようになった。自分が、だんだん新しいフェーズに入っていくのを実感する。でも、満足とはまだ程遠い。大切なことは、目の前にあるものを大切にすること。暗い場所を探すのも大切だけど、家のそばでも出来ることはたくさんあるはず。持っているアイピースで見えることもたくさんあるはず。そんな気がする。

M81,82

2006-03-21 00:00:24 | 天体観測
GINJI-250D Nagler V 16mm

これは、おおくま座にある二つの銀河。25cm反射と85mm屈折を並べてみると、これはそれほど大きな違いはない。ちょっと25cmの方が濃く見える程度。M82の真ん中には爆発したような構造があるらしいが、ちょっとそこまでは?こっちの方は明るさが8.4等しかないから仕方がないか。2つの銀河が16mmのアイピースで覗くとギリギリ同一視野に入る。一度に二つの銀河が見えるだけで何だか楽しくなってしまう。