少年カメラ・クラブ

子供心を失わない大人であり続けたいと思います。

かたくりの花

2006-03-24 22:49:20 | 写真
仕事の合間を見つけて目黒の教育植物園に行ってみた。ひさしぶりだ。300円の入園料をはらうと、ピンクのリボンをつけるように言われる。入場者を制限するためだ。とはいっても、なかにでは全部でも多分20人はいないだろう。

まだ、春の花にはちょっと早かった。イチリンソウやニリンソウはだんだんつぼみが大きくなってきたところ。フクジュソウもつぼみが大きくなっていた。バイモというちょっと地味な花があちらこちらで咲いていた。

お目当てのカタクリは、花を閉じたまま下を向いていた。たぶん来週にはいっせいに花を咲かせるのだろう。ユキワリイチゲと一緒に群生しているところは、どちらの花も奥ゆかしい感じの美しさを競うのだろう。来週もう一回行ってみようと思う。広角21mmで群生している花をみんな一度に撮れたらいいなあ。

シンクロニシティと天体観測

2006-03-21 22:29:00 | 天体観測
意味のある偶然の一致のことをシンクロニシティという。心理学者のユングの理論にでてくる。シンクロニシティというのは、なぜそうなったかということが問題ではなくて、その偶然の一致に気づいた心の有り様が重要だ。

天体観測。それは宇宙に浮かんでいる星や星雲を望遠鏡で見るだけのこと。でも、今日その日に見た星雲や星が見えることを自分の心の中の何かと重ねてみたらどうなるだろう。その日に見えた流星や、その日に見えた淡い100万光年離れたところにあるという銀河を見て何を僕は感じるのか。そういうことを考えながら天体観測をしたいと思う。

どれだけ写真に見るように綺麗に見えたかどうかはそれほど重要ではない。淡いモノクロのシミにしか見えない対象だけど、それを見て僕は何を感じるのか。それをまた観察することが楽しい。それもまたシンクロニシティといえるのかもしれない。

ドブソニアンの口径の威力も分かった。一方でテレビュー屈折のあまりにすばらしい光学性能も再認識した。ファインダーを使って目的のターゲットを入れるのもだいぶできるようになった。自分が、だんだん新しいフェーズに入っていくのを実感する。でも、満足とはまだ程遠い。大切なことは、目の前にあるものを大切にすること。暗い場所を探すのも大切だけど、家のそばでも出来ることはたくさんあるはず。持っているアイピースで見えることもたくさんあるはず。そんな気がする。

M81,82

2006-03-21 00:00:24 | 天体観測
GINJI-250D Nagler V 16mm

これは、おおくま座にある二つの銀河。25cm反射と85mm屈折を並べてみると、これはそれほど大きな違いはない。ちょっと25cmの方が濃く見える程度。M82の真ん中には爆発したような構造があるらしいが、ちょっとそこまでは?こっちの方は明るさが8.4等しかないから仕方がないか。2つの銀河が16mmのアイピースで覗くとギリギリ同一視野に入る。一度に二つの銀河が見えるだけで何だか楽しくなってしまう。

M3

2006-03-20 23:51:55 | 天体観測
GINJI-250D Nagler V 16mm

昨日の大風は何とか収まって、あまり寒くもないので車で出かけて観望した。印旛沼はちょっと遠いので途中の田んぼの中に望遠鏡を展開した。25cmのドブソニアンを買った一つの理由に球状星団で微光星が個々の星に分解したところを見て見たいということがあった。M3はいっかくじゅう座の端にある大型の球状星団だが、今まで85mmではどうしても分解できなかった。25cmで見ると、見える!ざらざらした感じが周りにいくほどはっきりしている。そらし目を使うとちらちらと星の位置もわかることも。でも正直いって、もうちょっとはっきり見えると期待したのだが。ぶつぶつだと言えばぶつぶつといったくらいだね。

エスキモー星雲

2006-03-19 21:57:54 | 天体観測
GINJI-250D, XW-10, OⅢフィルタ NGC-2392 Eskimo Nebula (Gemini)

冬型が強くなって、久しぶりに空が澄んだ。猛烈に風は強いけど。
遠くに出かけるには風の強さが気になるので、家のそばでお気軽観望することにした。まだまだOⅢフィルターを使いこなしたとはいえないし、昨日光軸調整した反射望遠鏡の調整具合も気になる。

光軸は、完璧とは言わないけれど、結構良い感じに調整できていた。(と思う)焦点があう直前にちょっとだけ楕円になっているような気もする程度。一時間くらいは、なかなか星が点にならなかったが、ファンをがんがん回して慣らすと結構小さい点に見えるようになった。

OⅢフィルターは、この前に続いてバラ星雲に挑んだが、やはり何となく星雲があるようなないような。今ひとつ効果を実感できない。次にエスキモー星雲を見た。明らかにフィルターをつけているときの方が、しっかりと星雲が見える。残念ながら本に出ているような顔のような模様は、どうやっても確認できなかった。

大分ファインダーでの星の導入の仕方も上手くなってきた気がする。もう少し、遠くの暗いところでOⅢフィルターを試してみたいものである。

プリントイクスチェンジ

2006-03-19 18:55:48 | 写真
HASSELBLAD 503CW,PLANER 80mm,F2.8,FUJI NEOPAN 400 PRESTO, Y2 FILTER

第2回のプリントイクシェンジに参加するためのプリント4枚を焼いた。今回は、シュテークラー氏2液現像という、ちょっと変わった方法で現像したプリントだ。まだ、実は現像の時のパラメータがちゃんとつめられているわけではないのだが、まあまあのプリントを作ることが出来たと思っている。この現像方式について記述してある論文によれば、

A液の時間を長くする→ハイライトより白っぽくする
B液の時間を長くする→ダークを薄くする

ということらしい。現在の条件(A:3分45秒、B:4分、24度)では、まだまだ表現できる諧調の幅は狭いようだ。写真の現像というのは、とにかくパラメータがたくさんある。2液にしてさらにパラメータが一個増えてしまったが、ぼちぼちやっていこうと思う。

ナチュラ

2006-03-19 12:15:22 | 写真
Minolta SR-101: MC TELE ROKKOR 135mm F3.5: Natura 1600

体育館の中での撮影ということで高感度のネガフィルムナチュラを使ってみた。近所のイオンで速攻で現像してみたのだが、なんかイマイチな写真ばかりだった。135mmの望遠で撮ったので手ブレをしないように三脚もつかったのだが。

要するに1600という高感度のため、どうしても粒粒が目立ってしまうのが問題だと思う。それから、時々スカスカに色が抜けたような写真も出来てくる。

高感度のフィルムって暗いところでも早いシャッターを切れるのでイイナアと思ったのだが、ちょっとこれではどうかなって感じがする。800くらいに減感でもして撮るとだいぶマシなんだろうけど、ナチュラはもう使わないかな、僕は。

何はともあれ、卒業おめでとう。

反射望遠鏡の調整

2006-03-18 23:48:50 | 天体観測
この間買ってきた光軸調整用アイピースを使って反射望遠鏡の調整をした。なぜ、調整をしようと思ったかというと、実は望遠鏡の反射鏡にだいぶホコリがついているのが気になっていたからであった。ホコリをとるためには鏡を鏡筒から一旦はずす必要があり、そうなると組みなおしたときに調整作業は必須になるからだ。

で、無事鏡のお掃除(レンズクリーニング用の紙と液を使ってまんべんなく)が終わり、光軸の調整に入った。

たくさんの同心円が見えるので、何だか戸惑ってしまったが、まあどうにかなったと思っている。結局ポイントは:

(1)斜鏡をアイピースから見てちょうど真ん中に入れる。

(2)斜鏡の中に写った主鏡をちょうど真ん中に入れる。

ここまでが斜鏡での調整。上下の移動と回転という2つの自由度があるので、結構やりにくい。

(3)最後に主鏡の中心のマークをアイピースの真ん中の十字線の交点にあわせる。

ということになる。(らしい)

結構目の位置によって見え方が異なるので、まだ今ひとつ自信がない。次回、外に出したときに星を見て確認してみることにしよう。

金の意味

2006-03-17 23:23:53 | 哲学
企業は利益を求めて活動をする。個人は、せっせと財産を増やそうと預金する。
なぜ、そんなにお金を持ちたがるのか。
そんなの、お前だってカメラや望遠鏡、買いたいだろ!って声が聞こえてきそうだ。
そう、それはそうなんだけど。もうちょっと本質的にお金って何だろうって考えた。
もしかしてお金って言うのは、その人の不安と同値ではないかと思いついた。だって、未来に不安がなければお金なんか貯める必要がないではないか。不安だから、それに備えようとしてお金をためる。

じゃあ、借金している人は不安はないのか?という疑問がわいてくる。ちょっとこの辺からこの理論はあやしくなってくるんだけどね。もうちょっと考えて見ます。