ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

試験的里芋を初収穫

2010-09-24 06:38:19 | 家庭菜園・庭・花 
ひげ爺は、家庭菜園に里芋の土垂れ芋1種と八つ頭芋2種を栽培している。
しかも今年は試験的に、前年の親芋を種にした土垂れ芋の栽培をしている。
ある年寄りに教わった栽培方法で、子芋を種にするより多収量になると言う。
栽培方は、前年の秋に掘り出して子芋を食べた残りの親芋を保存しておき、
春4月に親芋の葉茎の出ていた上半分を切り取り、根の付いていた下半分
を使い、畑には切り口を下向きにした逆さま置きに植え付ける方法である。
その試し植えは、気温上昇とともに芽を出し芽数も普通の種より多かった。

今年の夏は記録的猛暑に加え、台風も雷もない雨不足の異常気象になった。
水分を好む里芋には最悪の天候で、あちこちの畑でバテバテになっていた。
ほとんどが葉を繁らす元気がなく、中には立ち枯れている里芋も見かけた。
ひげ爺の里芋は、暑い時期に2回 たっぷり水やりしたお陰で順調に育った。
初夏には土かけし追い肥と堆肥をかけ、真夏には芋虫の駆除に消毒もした。
お盆のころからは、八つ頭芋の茎を取り「いもがら」も作って食べている。

我が家では例年、秋のお彼岸に里芋を初採りしてけんちん汁を作っている。
そこで、一番元気な親芋を種にした試し栽培の土垂れ芋を掘ることにした。
心配しながら掘り出してみたら、あるは・あるは、子芋がいっぱい着いている。
まだ時期的に少し早いので芋の形は小さいが、これから徐々に大きくなろう。
試験分がこの好成績なら、ほかの株も豊作だろうから本格収穫が楽しみだ。
「失敗した不作農家に、自慢しながらあげられそうだ・・」と、ひげ爺の独り言。
この辺ではこの芋を「バカ芋」と呼ぶが、何がバカで何が利口かが判らない。
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猛暑続きの困った秋

2010-09-07 08:58:31 | 家庭菜園・庭・花 
お盆を過ぎて涼しくなる事を期待したが、まだまだ本物の暑さが続いている。
24節気の「立秋」も、暑さの修まることを示す「処暑」も、とうに過ぎている。
9月8日は「白露」、草の葉に朝露が降り光ると言う意で「秋」を表している。
ところが、最高気温35度以上の「猛暑日」が毎日のように続いているのだ。
9月9日は「重陽の節句」で、菊の節句とも言い 本格的な秋を意味している。
しかし今年は、最低気温が25度を越える「熱帯夜」が続いている状況だ。

関東の平野部では、雷雨もなく雨の降らない日が一ヶ月以上続いている。
好天のもとで稲刈りは順調にできたが、畑での野菜仕事が進められない。
秋・冬野菜の苗づくり、さらには畑での種まきや苗の定植などに困っている。
あまりに雨が降らないので、台風の来襲を心待ちする心理になっている。
暦には農作業の目安になる「言われ」も多いが、今年は暦が役に立たない。
二百十日も、重陽の節句も、十五夜のお月見も、季節はずれの感じになる。
せめてお彼岸のお墓参りくらいは、季節感を味わいながらやりたいものだ。

暑いうえに雨の降らない異常な天候で、野菜価格が異常に上がっている。
我が家の家庭菜園も乾ききっており、元気なのはオクラと茄子くらいだ。
苗づくりは、寒冷紗で陽陰をつくり水やりをして乾きを防ぎ育成している。
畑の里芋やピーマンは水やりで保っているが、秋まき野菜が大ピンチだ。
秋まきジャガイモが芽を出すのか?。 直播き白菜が葉茎を伸ばすのか?。
「畑に植えた秋ジャガイモが、焼き芋になっちゃう・・」と、ひげ爺の独り言。
芽を出すはずの種芋が、食べ頃のホクホクジャガイモになってしまうと困る。
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コシヒカリの収穫まっ最中

2010-08-31 09:07:08 | 家庭菜園・庭・花 
今日が8月の晦日になるというのに、まだ、記録的暑さが毎日続いている。
空には塩辛トンボが飛んで秋を感じるが、猛暑日や熱帯夜が続いている。
そんな異常天候のもとで、「北川辺産コシヒカリ」が収穫期を迎えている。
好天が続いていて、稲刈りも例年より4~5日早く先週中頃から始まった。
先週末から今週にかけてが、コシヒカリの刈り取りが最盛期になっている。
ひげ爺の家のまわりの田圃も、コンバインが入れ替わりで動き回っている。

コンバインで刈り取った稲は、ドラム内で脱穀され粗籾となって出される。
その籾を家に持ち帰って乾燥機で適正に乾燥し、籾殻を取り除く「籾すり」
の作業をして選別機を通せば「玄米」になる。これが生産者米である。
今年は台風も大雨もなかったので、倒茎や病害虫の被害がほとんどなく、
順調に稔りを迎えることが出来て、今、収穫の喜びを味わっている。
暑すぎるので収量や品質が心配されたが、特に問題はなく安心している。
今年の一反当たり収量は、8俵半強くらいで昨年に続いて豊作のようだ。

農家は「玄米」を出荷するが、これを精米すれば消費者米の白米になる。
常温の保管では、冬を越す頃から品質に劣化が進み食味も落ちてしまう。
我が家ではお米を美味しく食べるために、自家用と親戚分の玄米25俵ほ
どを専用保冷庫で保管しておき、食べるたびに必要分を精米している。
昨年から政権交代に伴う農政転換があり、米作りでの農家の不安は多い。
生産者米価が下がれば、戸別補償制度に対する善し悪しで騒がしくなる。
「夕食は 新米と新サンマに松茸の吸い物でお祝いだ」と、ひげ爺の独り言。
新サンマは不漁で高値になっているが、新米は豊作でどうなるのだろう?。
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長ネギの定植に汗をかく

2010-08-03 08:22:12 | 家庭菜園・庭・花 
毎年ひげ爺は、秋まき長ネギ「根深」を種まきから苗を作り栽培している。
9月下旬に半畳ほどの苗床に筋播きした種が発芽し、そのまま越年する。
苗床で針状に発芽した苗は、春までに長さ15~20センチ程に成長する。
3月中頃、苗を抜き伸び過ぎた根や葉は切り揃えて、最初の移植をする。
長ネギは蔭を嫌い、日照りと水はけの良い乾いた土地を好む性質がある。
この時は浅く並べ植えし、後は肥料少々を与えネギ坊主をとるだけで良い。

その後の長ネギは、徐々に太くなり長くなり、大きさは完成品に近くなる。
乾きを好むから、梅雨明けを待ち雷雨を避けて2度目の植え替えをする。
畑地に深さ20センチ程の深溝を掘り、その溝にネギを5~6センチ間隔で
並べたてて植え、少しだけの土を根元にかけて根・茎を固定させる。
倒茎防止と水はけのため、溝にトウモロコシや藁の枯れ茎を敷き埋める。
今年は7月28日に定植行ったが、夕方でも暑さが応える力仕事だった。
8月末に肥料と1回目の土かけをし、成長に合わせて順次土寄せていく。

種まきしてから1年を経過してもまだ収穫できず、11月末からが旬になる。
秋まきは、長期栽培にネギ坊主、その上2回の植え替えなど手がかかる。
そこで、今年は短期栽培の春まき栽培を試み、下仁田ネギを作る事にした。
3月末に種をまき、5月に畑に移植したものが今、茎を太らせてきている。
煮て食べると美味しい下仁田を先に食べ、秋まき根深ネギはその後になる。
「軟白部を長くするには、長~い期間がかかるのだ」と、ひげ爺の独り言。
すると、今年の根深一本ネギは種まきして15ヶ月後の正月前が初収穫だ。
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トマトが収穫の最盛期

2010-07-27 08:17:04 | 家庭菜園・庭・花 
暑い日が続いているが、我が家では夏野菜トマトの収穫が続いている。
それはハウスの中で栽培しているトマトで、種類は「ハウス桃太郎」だ。
4月初旬、ビニールハウスの中に有機質材を埋め込んだ苗床を作り、マ
ルチングと支柱を設置した後、4月の11日に市販の接木苗を定植した。
5月初旬には茎を伸ばし花を付け、着果促進剤を噴霧すると実を付けた。
実が付いてから約40日ほどで熟し、今年は6月16日に初収穫した。

6月からは、気温が上がり過ぎるので、腰ビニールを外して通風を確保。
ハウスの腰面には細かい目の網が張ってあるが、防虫用の網である。
ハウスの上部だけはビニールを残し、雨よけ高屋根として使用している。
トマトの甘みを増すための雨よけで、結果的に防虫防疫にもなっている。
その後の栽培は、伸びる茎幹の吊りおろし、追い肥料の施し、横芽摘み
と下葉取り、花揺すりに着果剤噴霧、などを続けながら収穫する。

6月中旬に着果した実が、今収穫を迎え量的に収穫最盛期になっている。
7月から本格的収穫期になると、自宅だけでは消化できないほどになる。
そこで、ご近所にお裾分けをするのだが、我が家の完熟トマトは好評だ。
それでも暑さに負けるようで、7月中頃から花付きも実付きも悪くなる。
しかし丁寧管理を続ければ、これからも数は落ちるが着果は続けられる。
「夏野菜のトマトも、夏バテする時期があるようだ」と、ひげ爺の独り言。
諦めず管理を続ければ、また涼しくなってたくさん実を付けるようになる。
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孫娘のジャガイモ掘り

2010-06-29 09:13:21 | 家庭菜園・庭・花 
先週はじめ、パソコンが突然認知症を発症し一週間ほど入院治療していた。
高い治療費はかかったが無事正常に戻り、処分を免れて昨日退院してきた。
そんなことから、この復帰ブログは一週間の「間抜け話」となる。
我が家では毎年ジャガイモを栽培しているが、丁度収穫期を迎えている。
ジャガイモは、収穫時の湿気次第で腐れ易く晴天を選んでの収穫が必須だ。
入梅してからではなかなか晴天が続かないので、梅雨入り前の仕事だった。
しかし、孫娘のジャガイモ掘りのために、全部は掘らず少し残して置いた。

そのことを知らせておいたから、先週末に娘が孫娘と一緒に我が家に来た。
週末の天気が良かったので、20日の「父の日」が孫娘の作業日になった。
孫の意気込みは良かったが、いざジャガイモの所に行くと虫が怖いという。
茎一本を抜いただけで、土を掴むことさえ怖がり、写真を撮るのが精一杯。
娘は、孫にドロ遊びをさせようとしたのだが、目論見は見事にはずれた。
やむなく私が掘り出し、孫は駕籠に入れた新ジャガイモを運ぶだけだった。
でも、孫娘には作文のネタになり、収穫物が持ち帰れることで喜んでいる。

昼は、大きいお婆ちゃんを加えた家族5人で冷や汁うどんを食べに行った。
今年初めての「冷や汁うどん」、加須市内の専門老舗だけに美味しかった。
娘と孫の二日間は、泥遊びどころか汗をかくこともない普通の帰宅となり、
ジャガイモにお米 胡瓜 大根 茄子 レタスなど野菜をもらい、食事もご馳走
になり、大きいお婆ちゃんからはお小遣いまでもらって帰って行った。
孫も我が家も、この週末は楽しい時間を過ごす「非日常の場」となっていた。
「今日は『父の日』だが、この爺には関係ないようだ」と、ひげ爺の独り言。
老齢な母を抱えている私には、「父」と言う感覚を味わうのは未だのようだ。
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春野菜を忙しく食べる

2010-05-25 14:08:59 | 家庭菜園・庭・花 
5月も半ばを過ぎて、野菜の栽培が忙しくなり、収穫も盛りを迎えている。
小松菜・山東菜の一番目、早稲の玉葱、掻き菜、きぬさや、ほうれん草が
収穫を終わり、二番目小松菜と山東菜、レタスが収穫の終盤を迎えている。
続いてちんげん菜と玉葱を収穫中で、これから春大根 ブロッコリー ジャガ
イモ 二番手レタス 人参 カリフラワー 三番手小松菜が収穫期になる。
並行して夏野菜の胡瓜に茄子も初収穫をむかえ畑は賑やかになっている。

ところで、春野菜は収穫期が短いため、美味しい旬を食べることに忙しい。
外気温の上昇にあわせて、野菜の成長も早まって急に大きくなってしまう。
そして、子孫を残すため急いで「とうだち」をして、花や実を付けようとする。
美味しい野菜の旬は短期間で終わることになり、収穫の適期も短くなる。
今年は、3・4月が天候不順だったため、「葉もの野菜」が異常に高かった。
しかし我が家の野菜作りは順調で、旬の新鮮野菜を食べることに忙しい。
余り分は親族やご近所にお譲りするが、高値の影響で大変喜ばれている。

一方、いろいろな夏野菜を栽培していて その管理と収穫も大切な仕事だ。
春野菜に夏野菜が加わるこれからは、自家野菜を食べ続ける毎日になる。
食卓には、生で、焼いて、煮て、炒め、蒸して、漬けて、野菜が現れてくる。
世には草食系人間が増えているらしいが、我が家は完璧な草食系になる。
旬を過ぎた高齢『とうだち』家族だが、野菜だけは旬を食べ続けている。
「毎日、野菜がダブり・ダブってのベジダブルだ」と、ひげ爺の独り言。
いかに草食系でも、宮崎で発症している口蹄疫は少し心配になってきた。

〈後記〉開設552日の本日、お陰様で閲覧数が二万PVに到りました。
    ご訪問に感謝申し上げ、引き続きのご愛読をお願いいたします。
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狭い菜園が繁忙期

2010-04-06 08:42:14 | 家庭菜園・庭・花 
4月になり一週間、近所では桜がちょうど満開の見どころ、庭では ぼけに
八潮ツツジ こぶし 土佐みずきが咲き、果樹では 桃にばたん杏が満開だ。
我が家の狭い家庭菜園もお彼岸の前後から野菜作りで忙しくなってきた。
2月の畑での収穫物は、ほうれん草にキャベツにブロッコリーくらいだった。
秋ジャガイモを掘っては食べ、その他は土中に埋めてあった大根や里芋や
ゴボウを掘り出し、長屋に保存した長ネギや白菜を小出して食べていた。

3月にそれらも終わり、代って春菊や小松菜や掻き菜の収穫が始まった。
畑に小松菜とほうれん草、ポットにキャベツとブロッコリーの種を播いた。
3月中旬から、セリや蕗を採り、畑に石灰や堆肥を入れて本格耕作した。
お彼岸の前には、ジャガイモの種芋まき、小松菜・山東菜の種まきをして、
下旬に、春ネギ 小松菜 レタス ちんげん菜 春大根と人参の種をまいた。
4月上旬に里芋3種の種を植え込み、この後は播いた種の発芽と育ちを
見ながら、さらにカボチャ 地這いキュウリ インゲン オクラなどの種まきが
待っている。その上、芽が出た苗を育成し定植しなければならない。

今月5日は明るく清々しい季節の「清明」、まさに春が本番を迎えている。
近所の農家では稲の苗作りがはじまり、ハウスの中では幼苗を育成中だ。
田圃に水を引き入れ、「しろかき」をするなど田植えの準備で忙しくなる。
ひげ爺のハウスでも、中旬すぎにはトマトとキュウリと茄子を定植する。
それから畑に、ピーマン、シシトウ、スイカ等の苗植えなどがまだまだ続く。
いろいろ育てて収穫したい、そんな貧乏根性丸出しの欲張り菜園なのだ。
「猫の額ほどの畑でも、猫の手を借りたい時がある」と、ひげ爺の独り言。
この時期を行楽シーズンと言うが、農園もちには忙しい農繁期でもある。
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立春をすぎた菜園は

2010-02-09 08:54:49 | 家庭菜園・庭・花 
暦は立春を迎えたが、気温は今年一番の寒さと言う日が続いていた。
冬の間 寂しかった我が家の菜園も、まだ活気を取り戻してはいない。
12月に里芋を埋め込み、1月に白菜を取り込み大根を埋け込んだ。
ブロッコリーやキャベツの収穫も終わり、長ネギも抜いて取り込んだ。
今は、露地でほうれん草、ハウス内で小松菜と春菊くらいが収穫期だ。
それでも秋ジャガは掘れば穫れるし、ゴボウ里芋は土中に埋けてある。
寒い畑では、キヌサヤや掻き菜が芯を伸ばしタマネギも元気がいい。
長ネギの苗床では、3月の植え替えを待つように順調に育っている。

2月になって、北風が吹く寒い中で敷地内にある果樹の剪定を始めた。
柿が3本、桃とリンゴと梅が2本ずつ、スモモにみかんや柚子もある。
時には雪が降り強風が吹いたので作業も中断したが、まだ時間はある。
庭ではサザンカが終わり、水仙が咲き、今、寒椿とボケが咲いている。
梅がほころび、こぶしと土佐みずきの蕾がふくらんで春を待っている。

3月を迎えれば畑作業が本格化するから、この時期に畑の準備をする。
大根や白菜や長ネギを取り込んだ後地を、堆肥を運び入れて耕作した。
2月も半ばになれば少しは暖かくなり、ヨモギやセリも伸びてくるだろう。
春を迎えれば、庭木にはそれぞれの花が咲き、枝には若芽が萌えてくる。
野菜も、種は芽を吹き芽は伸びて茎となり、やがて茎が枝葉を茂らせる。
「春が来ても、俺の頭の上は白くて寂しい冬景色だ」と、ひげ爺の独り言。
しかも、寒いので持病の腰痛が出て困る。3月までに治ればいいのだが。
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農業機械を展示会で見る

2009-12-01 09:26:59 | 家庭菜園・庭・花 
近所の親父さんに誘われて、ある農機具メーカーの展示会に行った。
そこは広い公園と駐車場で、各地から貸切りバスで集まって来ている。
農機メーカーのトラクター、コンバイン、田植え機などの新型農機に加え
て、関係する機器メーカーの製品も展示してある。
食べ物の屋台がいろいろ出店していて、金券で自由に昼食が選べる。
焼き鳥などがあっても、アルコール類が無いのは仕方のないことだ。
でも、秋の収穫祭的な楽しい雰囲気は、お祭り的イベントになっている。

昔、農機メーカー各社は競争で招待旅行や工場見学会を実施してきた。
その後も機械化が進む中、接待手法は合理的な展示会形式になった。
各メーカーは、地域の支店ごとにお客様の囲い込みを戦略としている。
支店や代理店はお得意様を、定期的に自社の機械展示会にお誘いする。
参加客には受付番号が付与され、その番号で何処の支店の誰かが判る。
来訪者の人数把握や抽選会などで便利に使うが、顧客管理でもある。
会場では新しい機械の魅力を示して、楽しませながら購買意欲を伺う。

展示会の機械を見て云えることは、農業機械の大型化と精巧化である。
大型化は、強力化とスピード化で、精巧化は、自動化と高性能化だ。
特に、米づくりでの機械化はめまぐるしく、価格は高騰化している。
ほとんどの作業が機械化自動化され、高齢者でも農業が続けられる。
機械のお陰で「早く」て「楽」に出来るが、代金の支払いは大変だ。
規模にもよるが、米づくりの全農機代は2500万円程になるようだ。
「人手はかからなくなったが、お金はかかかる」と、ひげ爺の独り言。
他に、手入れ修理代や燃料代がかかり、資材や肥料や農薬代もかかる。
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