ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

ランプの宿「青荷温泉」へ

2009-06-18 15:39:07 | 旅行・秘湯・巡礼 
秘湯を訪ねる仲間と、青森県の中央部にある「青荷温泉」を訪ねた。
この青荷温泉は、昔からランプの宿として全国的に有名な温泉宿である。
6月14日は日曜日、最近出来た高速道路の週末特別割引を利用した。
小坂インターまで走って千円。通常料金は軽く一万円を越える区間だ。
早や梅雨入りしたとは言え、そこは奧東北、まだ本格的な梅雨ではない。
新緑が美しい樹海ラインで薮を掻き分けて「根まがり竹の子」を採集。
十和田湖畔の和井内では、持参の炭火コンロで竹の子を焼いて休息。

滝ノ沢から峠を下って落合の先の虹の湖を右に曲がって間道に入る。
すると一本道に沿って電柱が立っている。何のためなのか判らない。
それぞれの電柱には、青荷温泉の津軽弁歓迎言葉が手書きしてある。
ランプの宿に「電柱が必要なのだろうか」と、余計な心配が湧いてくる。
宿の少し手前で電柱は別方面に伸びており、青荷への道からは消えた。
ほっとするものの、宿に電気が引かれていることが疑いとして残る。
そんな思いで青荷温泉に到着、早速に諸々のご案内をいただいて入室。

清潔で上品なお部屋、雰囲気のよい内風呂、風情がある露天風呂。
トイレは水洗式。オッと、トイレにはコンセントも電灯も付いている。
安全の確保と必要最低限使用の電気導入なのだろうと善意に解釈する。
宿は各方面からのお客さんで満員状態、特に女性客が多いようだ。
少し前のテレビ番組で、秘湯人気ランキングの一番が青荷温泉とか。
ランプのほのぼのした灯りなど、全体の雰囲気はいいしお風呂も良い。
部屋は棟別が基本で、女性にも安心してゆっくり泊まれる秘湯と言える。
夕食後一休み、宿の灯りは全てランプ、そんな中で露天風呂を満喫する。
「ランプの宿にも電気は通っていたのだ・・が・・」と、ひげ爺の独り言。
でも「電気の無い宿」とは言っていないのだから、騙している訳ではない。
コメント
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