ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

秩父札所めぐり 第六回目

2013-02-19 08:25:21 | 旅行・秘湯・巡礼 
前日には雪が降るなど、立春を過ぎても寒さが続くなかを秩父に向かった。
2月の巡礼旅で三ヶ寺に納経すれば、めでたく結願となる最後の旅になる。
日程に余裕があるので、宝登山神社とろうばいの観賞を加えることにした。
10時に宝登山に着き、まず神社に参拝してからロープウエイで山に登る。
そこには熟年男女が大勢、山歩きやカメラ好き者が花目当てに来ていた。
今年の蝋梅開花は2週間遅れ、東園は咲き始めで西園が八分咲きだった。
帰りは歩いて下山した50分、そこには杉の花がたわわに咲き誇っていた。

車に戻り秩父一番の難所観音院に向かうが、その前に昼の時間になった。
時間を気にしながら車を進めたが、途中に気に入った食事処がなかった。
観音院の近くの蕎麦屋さんで昼食、好みにあった美味しい食事が出来た。
そして31番札所の「観音院」に、山門を潜ると曲がりくねった石段が続く。
296段あるという急な石段を上ると、大きな岩屋に本堂が納まっていた。
足腰に負荷はかかったが、聖浄の滝や磨崖仏など満たされる感じがした。
石段を降りて車に戻り、さらに奧の県境近い「尾の内の氷柱」を見学した。

続いて33番の「菊水寺」へ、楠正成の家紋「菊水」に由来の寺名と伝わる。
本堂内が土間になっていて、親しみを持って訪ねる事が出来る寺だった。
そして結願寺「水潜寺」へ、荒川支流に沿う道は徐々に曲がって細くなる。
駐車場から三十三の観音像が並ぶ道を上り、進むと重厚な観音堂がある。
感謝をこめて納経し、ご朱印をいただいて無事に三十四の巡礼が完結した。
「鐘楼の鐘をつく浄財に、小銭を持っていないと困る」と、ひげ爺の独り言。
1万円札を出しても、釣り鐘だけに「つりがね~」と お釣りは戻ってこない。

コメント (1)
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