ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

珍客と過ごしたお正月

2016-01-05 08:54:54 | 食楽・年金ライフ 
新年は「申年」でひげ爺の干支、でも我が家の年越しは静かなものになった。
四十九日法要は済ませたものの、11月に亡くなった母を弔って喪中にある。
いつものお正月とは違い、玄関前に日の丸もなければ入口にお飾りもない。
家の中にも 華やかさはなく、生け花も飾らなければ お供えの重ね餅もない。
除夜の鐘を聞きながら出かける初詣もなく、何とも盛りあがりのない大晦日。
年賀には行くも来るもないから、家族だけでささやかに過ごすお正月になる。

そんな我が家の元旦も、早々に珍客が訪れるというので7時前に起き出した。
するとちょうど日の出の時刻で、初詣がわりに「初日の出」 を拝むことにした。
無風好天のなかで、今年一年が穏やかな年であってほしいと願いを込めた。
少し遅れた7時過ぎ、珍客である「一匹」 が娘家族に連れられてやってきた。
スキーに出かける娘の家族が、愛犬の世話を頼むと立ち寄ったわけである。
その犬は孫娘が飼っている 「トイプードル」で、二日間預かって欲しいと云う。
一瞬賑やかになった我が家、だが愛犬と扱い方メモを置いて行ってしまった。

それから 神棚と仏壇にご挨拶をすませ、新年を祝う形ばかりの朝食になる。
お節料理と云えるほどではないが、それでも 一献いただいてお餅も食べた。
一息ついてお寺に向かう、今年はお墓参りがお正月の唯一の行事となった。
穏やかな日が続いた三が日、外出もせずに イヌとテレビを相手の暇つぶし。
『サル年が明けた途端に、イヌが来ては「犬猿の仲」で』 と、ひげ爺の独り言。
今年は申年でひげ爺の干支もサル、そのサルと犬が仲良く過ごしたお正月。
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