ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

同居高齢者の所在不明

2010-09-14 08:29:18 | 社会・経済・国際 
暑さもやっと終わりそうで、本格的な秋となって間もなく敬老の日を迎える。
猛暑の続いた今年の夏は、誰しも健康の維持管理に苦労したことだろう。
熱中症は高齢者だけでなく、子供も多く発症して救急車の出動が急増した。
しかし、高齢者の健康は回復も管理も難しいから特に苦労したことだろう。
なかには、経済的事情や習慣などから冷房を使わずに死亡した人も多い。
一人暮らし老人を心配する民生委員などは、暑いなかで大変だったと思う。

そんな高齢者を心配していたら、所在の確認できない高齢者が続出した。
しかもその半数が、家族と同居している高齢者なのだから不思議になる。
杉並区では、都内最高齢113歳の所在が判らず同居の次男が逮捕された。
その次男は、「30年ほど前に出て行っていなくなった」と他人ごとらしい。
世話や捜索などの義務は果たさず、年金など権利は貰っていた事になる。
住民票で同居とし住所も移動しておいて、何も心配しない心理が判らない。
また、親の遺体を自宅に置いて、年金を受け取っていた生活困窮者もいた。

屋久島では、縄文杉に続く老木で樹齢2000年の「翁杉」が倒れたという。
地域に関わり 衆目に触れていれば判るが、隠されての保護では判らない。
現時点で、全国で100歳を越える所在不明高齢者は340名にもなるという。
最高齢者は148歳とも150歳とも言われ、それもまだ調査の途上にある。
戸籍上の法的扱いとは言え、「世界一の長寿国:日本」が恥ずかしくなる。
「これでは、所在不明者の二世も不明者かもしれない」と、ひげ爺の独り言。
超高齢な所在不明者の子供も高齢化、新たな不明者予備軍になっている。
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