ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

時期はずれの 「野の菜」

2015-12-15 08:07:21 | 食楽・年金ライフ 
今年は秋から暖かい日が続いていて、12月になっても真冬の寒さではない。
例年にない気温のためか、庭先のツツジも二種類に狂い咲きの花があった。
冷え込みが緩かったので、標高の高い所以外では紅葉の色づきも悪かった。
先週の11日には、千葉で 25度を超す「夏日」の地域もあったと報道された。
師走も 中頃になると云うに、家の周辺で水が凍ったのを まだ見てはいない。
そんな異常気象が続くなかで、スキー場などは 雪不足に悲鳴をあげている。

このところ訳あり状態で、お墓まいりする機会が多くなっているひげ爺である。
そんなある日、お寺の駐車場脇の掘で時期外れの野の菜「セリ」を見つけた。
本来は3月下旬が時期なのだが、師走なのに 葉を茂らしているので驚いた。
葉茎の長さは 15~20センチほど、食材としては ちょうど良い大きさである。
セリが大好きなひげ爺は、好天の週末に散歩を兼ねてセリ摘みに出かけた。
15分ほどで 小カゴに一杯のセリを摘みとり、家に持ち帰って 汚れた葉や根
を取り除いて何回もすすぎ、水のたっぷり入った鍋でゆであげた。

私はセリの胡麻あえが好きなので、早速にゴマを煎って摺鉢で摺って 砂糖と
醤油を加え、ゆでたセリを適当な長さに切って鉢のなかで混ぜ合わせること。
わずかな時間で、夫婦二人分の家庭料理「セリのゴマ和え」が出来あがった。
これから冬を迎えると、この野セリは 寒さと霜によって葉枯れすることだろう。
すると この大好きな野セリが、来年の春にはどうなるのかが 気になってくる。
『異常な暖かさが恵んでくれた「異常菜セリ」なのだが・』 と、ひげ爺の独り言。
私はセリのほかにも、フキノトウやヨモギやナノハナなどで春を味わっている。
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