記憶の風景/デート・いい時代いいマンガ

岡山の後楽園が
初デートした思い出の地。
男子ばかりの工業高校出身で
女の子と付き合った経験など
全くなかった十九歳。
職場の後輩が
好きになった。
勇気を出して誘ったら、
「いいよ」と
予想外の返事。　
もう有頂天で
岡山の後楽園へ。
ところが、
心は焦れど
体は緊張で
ガチンガチン。
会話もポツリポツリで
続かない。
（こんなはずじゃないのに……！）と、
思いばかりが空転。
後楽園を散策して
食事を済ませると、
もう後が続かない。
女の子も真面目な性格、
しかも二つ年下。
田舎者で初心な二人だけに、
なんともしまらないデートに
なってしまった。
ムード台無しのまま
駅まで送ったが、
冷や汗もの。
もうこりごりの思いばかりが
募った。
十五年目にやっと、
相手のリードで
成功したデート。
いまも家をリードしている妻が、
その相手だった。 （笑）

今回の漫画は、
あの「マグマ大使」と
「伊賀の影丸」
「ジャングル大帝」
「カムイ外伝」と
テレビ放映された作品たち。
伊賀の影丸は操り人形劇だった。
「ひょっこりひょうたん島」と
同じ手法だった。
それでも夢中で
テレビにかじりついたものだ。