難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

団塊の世代と難聴者

2006年09月11日 19時10分05秒 | 生活

060911_0833~002.jpg上司が最近耳に手をかざして、聞き返すことが多い。聞くと、高い音が聞きにくいと言う。「それは加齢性の難聴ですよ。千葉県と滋賀県なんて聞き分けにくいでしょう」と言ったら、そうだと言う。上司は団塊の世代だ。

アメリカのEEOC雇用機会均等委員会の報告を読んでいたら、アメリカの2000年から2004年に出された各種の調査報告によると、難聴者人口は2860万人から3150万と推計しているが、団塊の世代(ベビーブーマー)が65歳に達する2010年には難聴者が急増すると考えられている。(この時)アメリカの年齢別全世代の中で65歳以上が一番多くなると考えられている。

日本でも団塊の世代がまもなく定年退職し始めるので、企業は技術や知識の若年世代への継承を、銀行業界は退職金を、ボランティア団体は活力アップをそれぞれ狙っている。しかし、アメリカ同様、難聴者も社会にあふれることになる。
この世代に対応する必要性も、全難聴の事業報告書「通訳としての要約筆記者への展望]に、記述されている。

ラビット 記



あっ、お茶に補聴器が!

2006年09月11日 19時01分50秒 | 生活
060911_0759~001.jpgあっ、お茶に補聴器が!

デジタルのカスタム補聴器を外した際に、お茶の入った湯飲みの中に落としてしまった。淹れたての熱いお茶なのでつかむにつかめない。そのまま、テーブルの皿に開けてしまった。補聴器を取り出したが幸い電池のふたが閉まったままだったので、浸水していないだろうと、シリカゲルの入った乾燥ケースの中に一昼夜置いておいた。
朝取り出して、電池を入れて見ると、聞こえた!
その間は、前に緑色のラメのマニキュアを塗った同型の補聴器をしていた。これはオーディオインプット端子がないので使っていなかったものだ。しばらくぶりに聞くとわずかに聞こえ方が違う。
セッティングが微妙に違うと思うが、その違いは分かる。それだけ耳の方がその補聴器の音に慣れてしまうのだろう。

ラビット