字幕付きオペラや外国語演劇に字幕が付くことはあるが、日本語演劇に字幕が付くのは珍しい。
字幕が付くようになったいきさつは分からないが、今後も継続して欲しいし、増えて欲しい。
今後のことを考えると「登録要約筆記者協会」や要約筆記サークルではなく、字幕制作サークルや字幕制作プロダクションに担われていって欲しい。聴覚障害者のことを理解した字幕は外国語の字幕とは違うし、字幕制作の専門性は要約筆記とは違うからだ。
需要が増えた時にどっちも不足しては困る。
障害者の権利条約の第30条には演劇など文化的作品の鑑賞もアクセスの保障を求めている。
演劇の所轄官庁は、文化庁か経済産業省か分からないが、劇場の物理的アクセスだけに終わっても困る。情報アクセスもきちんと対応するために当事者からの要望が必要だ。
ラビット 記
写真は「京浜協同劇団」(申し込み先Fax044-533-6694)の「ミスター・チムニー 天空百三十尺の男」のチラシ
4月27日の14時からの回に字幕が付く。