難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

難聴者の良い補聴器との出会いは運?

2008年04月27日 11時14分30秒 | 生活
080427_0931~001.jpg080427_0932~002.jpg姫薔薇さん、おはようございます。

補聴器の適合には時間がかかりますし、あってはいけないですが「運」が必要です。
貴女が補聴器を使いこなすようになって行く過程は、社会の中にどういう支援が必要かを示していると思います。

最初に、補聴器の効果や装用を説明してくれる人(施設など)が身近かにいることが必要です。
耳鼻科医師だったり、認定補聴器専門店なら良いですが、それ以前の段階、いろいろ悩んでいる時に難聴の程度や障害の受容、環境等を考慮して、「薦めてくれる」人が必要ですね。
その時に、補聴器でどのような改善が期待されるのか、どのように購入したら良いのか、難聴の程度によっては購入補助のあることを分かりやすく説明を受けられる機会や場所が必要ですね。

でもこれが出来る人が少ないのです。要約筆記者も知らないし、保健師や介護ケアマネージャーでも知らない。

その次に、補聴器購入のために、耳鼻科医の診察と聴力検査を受け、補聴器の適合の判断をしてもらいます。最初に補聴器店に行く人もいるかもしれませんが、最初に耳鼻科に行きます。
耳鼻科医は診察や補聴器の処方はしますが補聴器の調整が出来ないので、補聴器店を紹介することになります。
補聴器店も優れた補聴器装用技能者がいる良心的な店なら良いですが、悲しいことに、ただ高い補聴器を薦めるだけの店もあります。
「業界紙」にこれまで補聴器店は売らんかな主義の販売をしていたと載っていてショックでした。

全国で7000店程も補聴器販売している店がありますが、認定補聴器専門店は500店くらいしかまだありません。

補聴器の装用を始めた時は、聞き慣れないためにうるさく感じたり、耳型が合わずにピーピー言ったりします。
この時には、耳鼻科医や補聴器店に通って調整してもらう必要があります。

自分に良い補聴器の出会いのためには時間も必要ですし、きちんと向き合ってくれる補聴器技能者がいなくてはなりません。
聴力検査にあたっては、難聴のタイプのことを考えてくれる病院や施設も必要です。
難聴者の励ましも必要です。

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今晩は。
ご心配おかけしました。

補聴器はフィーリング的(見た目・大きさ・装着感)には最初のタイプの方が合うというか断然好きなのです。
でも聞こえのフィーリングはというと二番目の方が聞こえなかった音が聞こえます。これをフィーリングが合うと言うのかしら?

聞こえの面からお店からこちらをすすめられ、やはり聞こえる方が良いかしらと思い二番目のにしたのです。
全ての面でピッタリのものとの出逢いってなかなかないから出逢えた時って「あ~やっと出逢たねぇ」って感じで感動します。

姫薔薇