難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

母と地域福祉と難聴者福祉と(2)

2008年05月06日 11時32分14秒 | 福祉サービス
080504_2032~002.jpg080504_2032~001.jpgまた、今まで要約筆記事業を社会福祉サービスと位置付け、地域生活支援事業で市町村で提供されることとが社会福祉全体の中にスッポリ入るように感じた。

これまでの難聴者協会の活動は地域に入り込めない難聴者が集まり、親睦による交流で障害の受容を図ることや社会一般に「聞こえの保障」を訴える活動が中心だった。
共通のテーマに基づくアソシエーション活動だ。
テレビの字幕放送の拡充、耳マークや要約筆記など聞こえのバリアフリーの活動に傾注してきたのは地域社会に入り込めていないからだったとも言えるかもしれない。

しかし、難聴者のコミュニケーション支援事業の主要な一つである要約筆記者派遣事業が地域の事業になったことで、難聴者協会の活動は地域に焦点をあてる必要がある。


帰りの電車の窓からF市の作った「市民活動推進センター」の看板のある建物が見えた。


ラビット 記



母と地域福祉と難聴者福祉と(1) 

2008年05月06日 11時32分01秒 | 福祉サービス
080506_0944~001.jpg080506_0951~001.jpg今日で実家を借家にするための家の整理が終わった。

一人暮らしの母が認知症になって地域のデイサービスを受けるだけでは安心出来なくなったが、たまたまそのデイサービスを運営する地域のNPO法人が介護付きマンションを設立することになり、運良く入居できた。


昨夜は社会福祉概論と地域福祉論のレポートを出すためにテキストを通読していた。
兄弟間でなぜ長男が母をみないのかと言われて、自分と妻が難聴であること母の介護との関わりがすっきりしないままだった。
テキストには社会と家族のあり方が変わってくる中、社会福祉のあり方も変わり、地域福祉の役割が重くなって、そのための地域と行政の役割も変わっていることが順々に整理されていた。
介護も難聴者の支援の社会性に気がついていなかったのだ。
そのために引け目を母に対しても兄弟に対しても感じていたのだ。

一人暮らす母が長男にと家を守ってきたがその家は自分のものではないと初めて感じた。


ラビット 記