難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

前夜式に参列した。彼の想いはいかほどか。

2009年12月23日 20時56分40秒 | 日記(つぶやき)
急逝したTKさんの前夜式に参列した。
手元にあった筆談ボードを持って出た。誰か知人と会ったら必要かと思ったのだ。

前夜式が教会であることに気が付いてお悔やみを包む袋を代えた。
着くと牧師の説教が始まっていた。しまった。聞こえない。いつもは仏式のお焼香だけなので要約筆記者の派遣を頼んでいなかった。

障害学の活動のことを話しているらしいがよく聞こえない。心は乱れる。彼も聞こえないし、何でと。
筆談ボードにどなたか要点を書いて下さいと書いて参列者に頼むことも考えたが、筆談ボードに彼へのメッセージを書いて前の椅子にの背もたれのカゴに掲げた。

「長い間ありがとうございました。
牧師さんの説教が聞こえますでしょうか。
私は良く聞こえません。
天国で教えて下さい。」

献花した後、メッセージに「天国で筆談しましょう。」と書き足して、筆談ボードをご遺族に彼の元にと言って渡した。
はっとされて父と一緒に埋葬しますと言って頂いた。

障害者権利条約の批准と法整備にいろいろ相談しなければならない人が逝ってしまった。お知らせをよく読んでノートテイカーを頼まなかったことを後悔した。
遺志を継ぐ気持ちを固めて帰路についた。


ラビット 記

昔の漫才に字幕が!良い時代だなあ。

2009年12月23日 20時22分27秒 | 日記(つぶやき)
NHKを見ていたら、「なつかしの名人芸 漫才競演」と銘打って、若手、ベテラン、今は亡き漫才師※たちが出演していた。

昭和の漫才全盛時代の当時は、もちろん字幕放送はないが、昔の映像に字幕付きで放送されていたので、おばあちゃんが大喜びだった。


ラビット 記
※あまり古くて名前も覚えられない。

野村前監督の声は補聴器を足すと聞こえる。

2009年12月23日 17時34分00秒 | 人工内耳
昨日の字幕放送でないテレビで野村前楽天監督の声が人工内耳だけでは聞きにくかった。

補聴器のボリュウムを徐々にあげてみると、監督の声がだんだん分かった。彼の声が低くてぼそぼそというので良く聞こえなかったのが補聴器でそれが入ってきた。
低い声は補聴器が補っている。

補聴器と人工内耳の使い方が反対になった。前は補聴器の聞こえないときに人工内耳で補って聞いていたのが今は人工内耳の聞こえないときに補聴器を入れて聞くという聴き方になっている。

あとそういう使い方をしていてもやはりどうしようもないのが周囲の騒音が大きい時。ビームでも合わない。前は結構重宝していたが何でだろう。


ラビット 記

難聴者の戦友が逝った。悲しい。

2009年12月23日 16時48分58秒 | 日記(つぶやき)
難聴者として、社会の各方面にその対策を訴え続けたTKさんが亡くなられた。

彼のブログ「回廊を行く――重複障害者の生活と意見
「定年で無職となった重複障害者としての日々の生活と意見を書き続ける。日常生活で考えることや、ボランティアとの接触、新聞やテレビの報道への疑問、テレビ番組の感想など、内容は多岐に渡るはずです。」
http://ameblo.jp/jsds001/
はつい先週の12月14日まで投稿されていた。

当ブログの前身にも引用頂いたり、投稿していたが、社会に難聴者の問題を訴える仲間が一人天に召されたのは寂しい。
障害者の権利条約の批准に伴う法整備などいろいろ相談しなければならない方だった。

今日が前夜式。
前夜式 12月23日午後6時ー
告別式 12月24日午後1時ー
場所 東京恩寵協会 渋谷区恵比寿西1-33-9 03-3461-4616


ラビット 記