難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

地域福祉と要約筆記事業

2010年12月25日 17時37分35秒 | 要約筆記事業
地域福祉の内容と施策を理解することで、新たに要約筆記者養成事業の始まる意味を理解したい。

「なぜ、住民が地域福祉に関わる必要があるのかについては、行政サービスの足りない部分を補うという意味もありますが、もっと積極的には地方自治体とともに自分たちの地域福祉システムを生み出す市民参加の意義もあります。」
(NHKテキスト社会福祉セミナー「地域福祉とは何か」P21、牧里毎治関西学院大学教授)

難聴になった住民が社会参加する一番の身近な場が地域社会だ。というより、地域住民が難聴になっても引き続き地域社会と関わることが必要だ。

権利擁護と通訳の専門性を身に付けた要約筆記者は、地域福祉のネットワークの中に入っていくことが出来る。
高齢者、児童、女性などの福祉が地域で統合的に再編されようとしているが、その共通のキーワードの一つが「権利擁護」だからだ。


ラビット 記
※クリスマスイブはケーキ店の書き入れ時だ。閉店間際の客が行列。

通信教育最後のレポート終了! 放送視聴課題

2010年12月25日 17時37分08秒 | 難聴一般

学園からの通知を読むと未取得単位の「放送視聴課題」のレポートの締め切りが1月10日とある。

あわてて、レポート用紙を探し、15回分のレポートを書き始めた。地デジテレビは録画機能付きだから録画は出来るが見る時間がない。

NHK「社会福祉セミナー」はラジオ第二放送で土曜の朝6:30~6:55と日曜午後0:30~0:55放送されているが内容がテキストに詳しい。

11月は障害者の福祉で、日本社会事業大学の佐藤久夫教授の講義だった。
「障害とは?障害者とは?」、「障害者施策と障害者福祉」、「障害者福祉の現状」、「障害者福祉の近未来像」と4回にわたって講義が行われた。
障害者制度改革総合福祉部会部会長でもあり、国際生活機能分類ICFの専門家でもあるので、とても時宜にかなった内容だった。


ラビット 記

聞こえのバリアフリー:人工内耳装用者による体験的聴能論

2010年12月25日 12時07分51秒 | 人工内耳

人工内耳が医療モデルの視点から話されていたことに対する別のアプローチを試みようとする。


ラビット 記
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東大先端研・バリアフリー・シンポジウムのご案内(第1報)
聞こえのバリアフリー:人工内耳装用者による体験的聴能論

◯主催:東京大学 先端科学技術研究センター バリアフリープロジェクト

◯共催:日本教育オーディオロジー研究会 関東教育オーディオロジー研究協議会 聴覚障害児と共に歩む会トライアングル

◯開催日時:2011 年 2 月6 日(日)午後 1:00– 5:00

◯会場:東京大学 先端科学技術研究センター 4号館2階講堂

◯会場案内:〒153-8904 東京都目黒区駒場4-6-1

http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/maps/index.html

参加者:聴覚障害教育の教師、聴覚障害児を持つ親、耳鼻科医師、 言語聴覚士、人工内耳・補聴器供給者、情報保障支援者、研究者など自由参加(参加費無料)

参加申し込み:氏名、所属(あるいは、親、聴覚障害当事者など)を記入し下記宛てに1月23日までにメールでお知らせください。
●E-mail: onuma_naoki@bfp.rcast.u-tokyo.ac.jp
(onuma_naoki の_はアンダーバーです)

【企画趣旨】:
人工内耳手術後の聞こえの改善効果は、手術やリハビリに関わった医療サイドの医師や言語聴覚士による一定の既定の検査(人工内耳装用時の聴力閾値、語音聴取検査、読話併用効果)など、主に定量的な結果をもとに評価される。

一方、人工内耳装用者は手術後の日常生活の中で聴能の変化や発達について様々な経験を重ねているが、その定性的な様相については関係者に余り把握されてこなかった。

そこで、聴覚障害に関わる研究や社会活動等でも活躍されながら、補聴器から人工内耳の装用に移行した4名の人工内耳装者から、自らの聞こえの分析やエピソードを供覧いただく。

このような当事者による体験的聴能論を踏まえ、人工内耳の効果を左右するものは何か、成人と幼児の違いは何かについて討論する。人工内耳を選択すべきかどうか迷っている親や関係者の判断の一助となることを期待したい。

プログラム:
1:00 p.m. – 1:10 p.m.  主催者挨拶

1:10 p.m. – 1:25 p.m.  企画趣旨説明、演者紹介

1:30 p.m. – 4:20 p.m. パネルディスカッション:
「私の人工内耳と聴能」 司会:大沼直紀(先端研・客員教授)
1)鈴木克美(東海大学・名誉教授)
2)高岡正(全日本難聴者中途失聴者団体連合会・理事長)
3)佐藤紀代子(関東労災病院・言語聴覚士)
4)神田幸彦(萌悠会耳鼻咽喉科 神田E・N・T医院・理事長)

4:20 p.m. – 5:00 p.m.  総括と講演:
「人工内耳の効果を左右するものは何か -成人と幼児の違い-」
加我君孝(東京医療センター・臨床研究 (感覚器)センター・名誉センター長)



東京都23区および26市における聴覚障害のある職員の雇用等に関するアンケート調査(結果)

2010年12月25日 11時50分52秒 | 就労
このアンケート項目に「3.障害者対象採用試験における受験資格としての介護者(介助者)要件の有無」がある。
※「介護者要件」とは、試験を受けるための受験資格の要件の一つで「介護(介助)者なしで職務を遂行できるものに受験資格を与える」というものである。この介護者には手話通訳者なども含まれるとされる場合がある。

手話通訳が介護者とされると、聴覚障害者は雇用されないことになる。
これは、差別条項だ。

ラビット 記
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東京都23区および26市における聴覚障害のある職員の雇用等に関するアンケート調査(結果)
【目 的】                    
近年、聴覚障害者をとりまく雇用環境について様々な問題や悩みが当連盟・当協会に寄せられている。就業したものの、手話通訳・要約筆記などの情 報保障がつかないことで、仕事を覚えたり、スムーズに仕事を進めることが困難であったり、職場内でのコミュニケーションに苦労している聴覚障害者が多い。 この問題は会社員、公務員等に関係なく就業中の多くの会員が抱えていると予想される。特に公務部門の職場環境は民間企業の模範となるべきであり、就業後に 情報保障等の問題があることは大きな課題ととらえている。
(以下、省略)
http://www.deaf.to/activity/ko2.php

聴覚障害者公務員の雇用等に関する実態調査の公表について

2010年12月25日 11時50分37秒 | 就労
今年3月31日に、聴覚障害者の公務員の採用に関して、実態調査を行った。平成19年度の調査だが、内容は現在も変わっていないと思われる。

23区、26市の名称付きで結果の報告がある。
障害者制度改革推進会議の議論に反映して欲しい。


ラビット 記
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聴覚障害者公務員の雇用等に関する実態調査の公表について
平成20年3月31日

社団法人東京都聴覚障害者連盟
理事長 宮本 一郎
特定非営利活動法人東京都中途失聴・難聴者協会
理事長 高岡  正

平成19年に聴覚障害のある職員の雇用等に関するアンケート調査を、社団法人東京都聴覚障害者連盟及び特定非営利活動法人東京都中途失聴・難聴者 協会合同で都内23区26市を対象に実施いたしました。集計結果に遺漏がないよう再度の問い合わせを行ったことや、集計に思いの外時間がかかったこと、公 開範囲を慎重に審議したことなどで公表が遅くなりましたが、ようやく集計結果と分析がまとまりましたので、ここに公表いたします。
(以下、省略)
http://www.deaf.to/activity/ko1.php


シネコンでバリアフリー映画上映会

2010年12月25日 11時34分19秒 | バリアフリー
メリークリスマス。
web-shake字幕をつけ隊から、バリアフリー上映会の案内をもらった。


ラビット 記

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○1. 日本初! 新作一挙バリアフリー上映会○
「映画に行こう!」開催のお知らせ

このたび埼玉県主催の埼玉県障害者アートフェスティバルの一環として、「映画に行こう!」と題したバリアフリー上映会を、わたしどもメディア・アクセス・サポートセンターの運営にて開催いたします。
複数のロードショー邦画作品を一挙同時に字幕・音声ガイドつき、かつ通常スクリーンにて多数回上映いたします。今回のこのような試みは、日本国内では初めて実施されるものです。
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○○○第2回○○○
【日時】2001年1月8日(土)、9日(日)
※上映時間は1月5日(水)に決定いたします。

【場所】ユナイテッド・シネマ浦和

【上映作品】相棒 劇場版Ⅱ(字幕・音声ガイドつき)
Space Battleship ヤマト(字幕・音声ガイドつき)
最後の忠臣蔵(字幕・音声ガイドつき)
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字幕はすべてフィルムに焼き付けとなります(端末配信はございません)。
解説音声はFM送信いたします。
通常のシネコン上映と同じスタイルですので、劇場のチケット窓口でご覧にな
りたいお好きな映画のチケットをお買い求めになり、ご入場ください。

わたしどもは、だれもが分け隔てなく映画を楽しめるような社会を実現する
ための仕組み作りを提案し活動しています。このような催しを大々的に行うこ
とで、映像文化のバリアフリー化の必要性を業界・行政各関係者に理解いただ
くことがもっとも効果的と考え、今回の企画をその仕組み作りへのマイルスト
ーンとして位置づけております。また、すでにマスコミをはじめ多くの人々の
注目が集まっています。現状を前に進めるためにも、ご賛同いただける方は、
ぜひ会場映画館にお越しください。そしてよろしければ、会場でのアンケート
にもご協力くださいませ。

詳細とお申し込みは、以下URLをご確認ください。
「障害者アートフェスティバル」
 http://www.pref.saitama.lg.jp/site/festival/

「映画へ行こう」
 http://npo-masc.org/pg115.html

皆さまのご参加をお待ちしております。

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☆☆☆web-shake字幕をつけ隊! 字幕配信新作案内 2010年12月号☆☆☆
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http://web-shake.jp/01/

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