難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳で感じた夏。

2012年08月05日 16時03分16秒 | 人工内耳
外に出かけてどうも人工内耳をした耳が痛く、頭痛までしてきたと思っていたら、蝉の鳴き声のせいだった。
団地の階段を上る時いよいよ耳が痛くなってふと頭上を見上げたら樹が茂っていた。一段と頭がキンキンする。そうだ、蝉の鳴き声だと気が付いて頭上を見回したら、キンキンする他にピーピーという音も聞こえた。たぶん違う鳴き声の蝉だ。

人工内耳を装用し始めた頃、ピーピージージー聞こえていたが、犬の吠えるのを見たらワンワンと聞こえたので、驚いたことを思い出した。

夏を感じたひとときだった。


ラビット 記

要約筆記者派遣単価は手話通訳者より低くないといけない!?

2012年08月05日 14時50分59秒 | 要約筆記事業
要約筆記者派遣事業の派遣単価は各自治体の実施要綱で定められているが手話通訳と差があるところもあるが、これは要約筆記奉仕員として派遣されてきた経過があるからだろう。養成講習会が基礎課程と応用課程が合計52時間で養成され修了しても認定試験もないという状況賀ほとんどだった。
しかし、要約筆記者派遣事業は、地域生活支援事業のコミュニケーション支援事業として実施され、社会福祉法第二種事業の手話通訳事業と同格とされている。
このため、全難聴は専門性を備えた要約筆記者のあり方、養成カリキュラムの検討を重ねてきた。その養成カリキュラムは2005年度事業で公表したが、厚生労働省からは2011年3月に要約筆記者養成カリキュラムとして通知される元となった。

こうした経過を踏まえ、要約筆記者の単価は障害者総合支援法により、要約筆記者養成事業が都道府県事業の必須事業とされてこともあり、手話通訳者と同じ単価に設定されるべきだ。

ラビット 記
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JR東日本の駅には耳マークがない。

2012年08月05日 14時26分51秒 | バリアフリー
山形県協会から、JR駅に耳マークの標識板をおいてもらうように要請したがJR東日本本社の回答次第と言われその結果がマタニティマーク以外は掲示するつもりはないという回答だったと訴えがあった。

耳マークは、厚生労働省のHPにも東京都や各自治体のHPなどに掲載されており、広く聞こえない人とそのサポートを表すマークとして普及している。
同じ鉄道業者の私鉄の路線、大型電気店、銀行、パチンコ屋からタクシーまで利用されている。
JR東日本が耳マークを掲示しない理由を問いたださなくては。

ラビット 記

国会情勢と聴覚障害者福祉

2012年08月05日 14時05分41秒 | 障がい者制度改革
野田首相は10日に消費税と社会保障一体「改革」法案の採決を指示したということだ。これに対して、自公を除く野党7等が共同で野田総理大臣不信任案を提出することに合意したことから、国会情勢の先行きが不透明になった。
自公を除く野党の野田首相不信任案の目的は消費税増税法案を今国会で採決しないこと、このためのあらゆる行動を起こすというものだ。
この前の造反劇で民主党に残った30人の議員の半数が同調したら、一気に政局化する。
今日の日曜討論で、自民党が消費税増税の早期採決を求めながら野田首相不信任案を単独で提出すると言ったようだ。目的は違えど、これに野党七党が同調したら可決する。

もし解散となったら、障害者組織はこぞって、障害者総合福祉法骨格提言に対する姿勢を問うだろう。
聴覚障害者団体は、それに同調しつつも現在のコミュニケーション支援の改善とと情報・コミュニケーション法整備による抜本的な改善を求めることになろう。骨格提言ではコミュニケーション支援制度については全国一律の制度とすることと費用の負担を求めないことくらいで他の施策に比べて具体的でないからだ。情報アクセスも弱い。

ラビット 記