K子さん(大人):
「バロック名曲集」を次々と練習しています。
指や手のテクニックのため、「ハノン」を併用していますが、その効果が出てきているのか、最近以前よりもピアノの音がよく出るようになってきました。
音がよく出るのは、フォームが良くなったり、脱力が自然にできたりしてきている証拠です。
いいことだ。
さて、バロックの曲ですが、今日は前回と同じ「ベーム氏のメヌエット」です。
仕上げの段階なんですが、メロディーの節目、というか フレーズのつなぎ目、のところが、いまいちしっくりした感じになりません。
バッハの音楽がポリフォニー(多声部)音楽ということがネックなんですね。
たとえば、右手のフレーズが区切りにきた時に ちょっと「息継ぎ」をして次のフレーズに備えれば、余裕をもってメロディーを歌わせられるのですが、バッハの曲の場合 その時は左手がフレーズを歌わせている真っ最中、というケースがほとんどです。
右手と左手の「息つぎ」のタイミングが一緒じゃない。
なので、左手を一生懸命弾いていて右手のフレーズや「息つぎ」のタイミングを忘れていると、次のフレーズに入るときに間があいてしまったり、音が固く、ぎこちない響きになってしまったりするのです。
「ほら、右手はここで終わってるけど、左手はこういう風にフレーズが続いてる」とヒバリが楽譜を示すと、K子さんは
「あら、本当だ・・・左手のフレーズのこと、全然きがついてなかった!」と驚いた様子でした。
バロック曲は、右手と左手のタイミングが一緒じゃないことが多いから、よーく気をつけないとフレーズのタイミングを取れなくなるから気をつけて、とアドバイスすると、K子さんは言いました。
「私がバロック音楽が好き、っていうのも、そういう『掛け合い』の面白さが好きなんだと思うのに、自分で弾くと、すっかり忘れて楽譜に追われてしまってるのかも。・・・バロックは難しいです」
ホントに。
バロック、複音楽は難しい。
でも、だからこそ、K子さんも その音楽に惹かれているんでしょうね。
焦らず、ゆっくりと多声部音楽の魅力を味わっていきましょう。
「バロック名曲集」を次々と練習しています。
指や手のテクニックのため、「ハノン」を併用していますが、その効果が出てきているのか、最近以前よりもピアノの音がよく出るようになってきました。
音がよく出るのは、フォームが良くなったり、脱力が自然にできたりしてきている証拠です。
いいことだ。
さて、バロックの曲ですが、今日は前回と同じ「ベーム氏のメヌエット」です。
仕上げの段階なんですが、メロディーの節目、というか フレーズのつなぎ目、のところが、いまいちしっくりした感じになりません。
バッハの音楽がポリフォニー(多声部)音楽ということがネックなんですね。
たとえば、右手のフレーズが区切りにきた時に ちょっと「息継ぎ」をして次のフレーズに備えれば、余裕をもってメロディーを歌わせられるのですが、バッハの曲の場合 その時は左手がフレーズを歌わせている真っ最中、というケースがほとんどです。
右手と左手の「息つぎ」のタイミングが一緒じゃない。
なので、左手を一生懸命弾いていて右手のフレーズや「息つぎ」のタイミングを忘れていると、次のフレーズに入るときに間があいてしまったり、音が固く、ぎこちない響きになってしまったりするのです。
「ほら、右手はここで終わってるけど、左手はこういう風にフレーズが続いてる」とヒバリが楽譜を示すと、K子さんは
「あら、本当だ・・・左手のフレーズのこと、全然きがついてなかった!」と驚いた様子でした。
バロック曲は、右手と左手のタイミングが一緒じゃないことが多いから、よーく気をつけないとフレーズのタイミングを取れなくなるから気をつけて、とアドバイスすると、K子さんは言いました。
「私がバロック音楽が好き、っていうのも、そういう『掛け合い』の面白さが好きなんだと思うのに、自分で弾くと、すっかり忘れて楽譜に追われてしまってるのかも。・・・バロックは難しいです」
ホントに。
バロック、複音楽は難しい。
でも、だからこそ、K子さんも その音楽に惹かれているんでしょうね。
焦らず、ゆっくりと多声部音楽の魅力を味わっていきましょう。