あおしろみどりくろ

楽園ニュージーランドで見た空の青、雪の白、森の緑、闇の黒の話である。

年明けに想う。

2018-01-01 | 日記
明けましておめでとうございます。
あけおめ!ではなく、明けましておめでとう、なのである。
今年と言うかもう去年になってしまったのだが、年末に女房が犬のココを連れて遊びに来た。
娘は日本での一人旅を謳歌していることだろう。
真夏の大晦日は二人と一匹で湖沿いの遊歩道を散歩して、犬は湖で泳ぎのんびりと過ごした。
こんな年の瀬も良いものである。
大晦日の晩はクィーンズタウンではどんちゃん騒ぎがあったことだろうが、アロータウンの家の周りは静かだった。
僕らは年が明けるのを待たず、早々と寝てしまった。
西洋風にカウントダウンをして、花火が上がって「わー、おめでとう」、そしてどんちゃん騒ぎというのを否定する気はない。
ただ自分ではそういう気分にならないのは年を重ねたからだろうか。
ニュージーランドにいる自分の年明けのイメージとはこういうものだ。
ひっそりと年越しそばを食べながら除夜の鐘を聞き熱燗で一杯、そして神社にお参りをする。
バカ騒ぎでなくあくまで厳かに、そんなのをイメージして新年を迎えた。

朝早く起きてココと一緒に裏山へ散歩に出た。
雲の隙間から黄金色の太陽が僕たちを照らした。
初日の出である。
僕は手を合わせ拝んだ。
ひたすら拝んだ。
無心で拝んだ。
世界情勢は悪くなる一方で、今年はもっとひどい出来事が起こるだろう。
そんな中でも我々は生きていかねばならぬ。
『人としてどうあるべきか』
それを軸にその時ごとに自分がやるべきことをやるのみ。
とことんシンプルに、そしてぶれること無く。
その芯を掴んでいれば恐れる事は何もない。
そんな想いで朝日を拝んだ。

皆様にとって良い年でありますように。
コメント (2)
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