あおしろみどりくろ

楽園ニュージーランドで見た空の青、雪の白、森の緑、闇の黒の話である。

9月20日 BrokenRiver BBQ

2020-09-21 | 最新雪情報
ブロークンリバーで毎年恒例となっているイベント、バーベキュー大会。
各自材料を持ち込み、バーベキューをやって優越を競う。
同時に自慢のビールを持ち寄り、自ビール大会。
そしてキッチンのオーブンを使ってマフィンなどを焼く焼き菓子大会。
春の行事である。
これに合わせ、ボヘミアンピルスナーを仕込んだのだが出来はイマイチ。
去年はビール部門で優勝したが連覇ならず。
バーベキューは豚肉を全黒料理酒に漬け込んだ味噌焼き。
宿敵ジョック爺さんは今年は不参加。
優勝のチャンスだったが、本職シェフのクレイグに優勝を持って行かれた。
勝っても負けても楽しい春スキーの1日なのである。


BR名物のトラム。こんなものに乗ってスキー場に行くなんてここだけだ。


スキー場の上部は雪もたっぷりある。


お昼ごろになって裏のアランズベイスンが開いた。


雪は春のそれ。良さそうな場所を狙って滑る。


お腹もすいてきたし、パーマーロッジに戻って肉でも焼くかな。


パーマーロッジの雰囲気は、なんとも言えない暖かさがある。


同行したのは元アオラキマウントクックのガイド連中。先ずはブロークンリバーラガーで乾杯だな。


審査員のディッキーはビール職人。乾杯をしているわけでなく、ビールの色を見ている。


その横でバーベキューが始まった。ジョック爺さんがいないので、クレイグと一騎打ちだ。


こういうイベントは一所懸命、真面目に、そして楽しくやらなきゃ。


全黒料理酒に漬け込んだ豚肉を軽く焼き、女房殿が作ってくれた味噌ダレをからめて二度焼き。うまそうでしょ?


出来上がったら味見をしてもらう。庭の朝取りレタスにくるんで召しあがれ。


ゲレンデに春の日差しが降り注ぐ。


クレイグが作ったのはタラキヒのホイル包み焼き香草添え。お互いに相手の料理を味見する。


そして和やかに結果発表。ビール部門は惨敗。


バーベキュー部門は2位。来年は何を作ろうかな。






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9月18日 Poters

2020-09-19 | 最新雪情報
春の嵐が吹き荒れ、スキー場は4日間クローズが続いた。
雨も降ったが最後に山に雪を降らせた。
新雪10cmほどのポーターズ。
日当たりの良い斜面はベースは無く滑れないが、日陰の部分はそれなりに楽しめた。
それも踏み荒らされるまで、踏まれた後は下の硬い部分が出てあまり良い状態ではない。
朝一番で美味しいところを滑り友達とランチを食べ、早めに帰ってきてからは庭仕事。
そんな楽しみ方ができるのもローカルの強みである。


山に行く途中で、うちと同じ色の車を見つけた。雪山と空の色に合うなあ。


リフトに乗ったら上のTバーが開いた。ならば行かねば。


上から歓声と共に誰かが滑ってきた。


一人で滑っているとマリリンオバチャンが上がってきて、合流。


踏まれていない場所を狙って滑るが、あっという間に踏み荒らされた。


リフト脇のスポットを滑るも、目立つ所はすぐに踏まれる。


快晴だが風は強く、山頂でのんびりできる雰囲気ではない。


ブラフフェイスが開いた。行った人の話では「そんなに良い状態じゃないよ』だそうだ。


その証拠がこれ。あーあー、リペアが大変だな、こりゃ。


あらかた食い尽くした後は婆さん達と一緒にランチ。


マリリンの車。ナンバープレートはブロークンリバースキークラブの頭文字。


ケアが物欲しそうに車の周りをウロチョロしていた。


駐車場の一角はローカルの溜まり場。社交の場でもある。
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9月3日 Porters

2020-09-05 | 最新雪情報
大雪を降らせた嵐が去り、晴天が続く。
ポーターズでも新雪はあったが、いかにせん日当たりの良い斜面はベースが無い。
名物コース、ビッグママも遠くから見れば真っ白で良さそうだが、近くで見れば「これは開けられないな」と思う。
日当たりの悪い斜面はそれなりにベースができているが、尖った石が多い。
スキーとかボードがボロボロになるだろうな、と思うような跡がいくつもあった。
スキーのリペアのショップは大忙しだろうな。


ポーターズへ向かう道。正面の山の左端がスキー場。


前日のシュプール。よくもまぁここを滑るね。スキー板が泣いてるぞ。


前日のブロークンリバーに引き続き、マリリンおばちゃんと一緒に滑る。


山頂からの景色も冬化粧。


山頂から奥はバックカントリー。誰かが気持ち良さそうに滑っていた。


裏側の雰囲気はさながらヘリスキー。ただし歩いて登り返す。


名物コース、ビッグママは今年は開かないかな。


季節は春。太陽の日差しも強い。


この斜面も一見良さそうに見えるが、地雷のように岩が隠れている。


遠くクライストチャーチまで見える。街では水仙が咲き乱れ、そろそろ桜も咲き始める。


先にパウダーを滑って、その後で歩いて登り返す事を『料金後払い』と呼ぶ。お疲れさん。
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9月2日 BrokenRiver

2020-09-03 | 最新雪情報
待ちに待った雪が降り、ブロークンリバーが開いた。
僕は30年以上この国の冬山で滑ってきたが、今シーズンは今までにない雪の少なさだった。
これはこの国に限ったことでなく世界中で『今までにない』事が起こっている。
自然界のことだけでなく人間社会でもだ。そういう世界の中で僕達は生きる。
ともあれ、雪が降った事は嬉しい限りである。
しかも雪質は上質の軽いパウダー35cm。
新雪の中を滑っていると、自分が舞い上げた雪が顔にかかることがある。
これは雪質、斜面、スピードといったような条件が揃わないとできないのだが、10数年ぶりに味わうことができた。
ランチのバーベキューは全黒漬け豚肉の生姜焼きに酒粕生チョコ。
バーベキュー大会のライバル、ジョック爺さんがレシピを聞きに来るほど良い出来だった。
季節は春だが、やっとブロークンリバーのシーズンが始まった。


誰が作ったのか、小さな雪だるまが座っていた。駐車場は満杯だ。


昔はグッズリフト、今はトラムと呼ぶ。やっと認可が下りて3年ぶりに乗れるようになった。


トラムの定員は6人。リフト待ちが嫌な人は30分歩いて登る。


通称『天国の階段』の周りも雪が積もった。


天国の階段を登りきると、楽園が見えてきた。


キングスウッドのスキーメーカー、アレックスとも久しぶりに会った。


リッジトーのリフト待ち。


35cmの底付きしないドライパウダー。


パーマーロッジに来ると、やっぱりここが自分のホームゲレンデだと思うのだ。


宿敵ジョック爺さんとマリリン婆さん。


アランズベイスンが開くのを待つ。


フェイスショットを浴びるぐらいのパウダーに写真を撮るのも忘れてしまった。


ロッジに戻って昼飯。これはサムが焼いた鹿肉。僕の生姜焼きはあまりに美味くて写真を撮るのを忘れてしまった。


ジョック爺さんが僕の生姜焼きを食って唸った。


居心地の良い空間とはこういう事を言うのだろう。


最後はアランズベイスンを下まで降り、途中から歩いて下る。今日も良い1日だったな。


コメント (1)
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