あおしろみどりくろ

楽園ニュージーランドで見た空の青、雪の白、森の緑、闇の黒の話である。

8月29日 BrokenRiver-Craigieburn

2016-08-30 | 最新雪情報
ブロークンリバーへ行く日が続いた。
前回のパウダーもあらかた踏み荒らされ、にぎやかな週末をこえた平日。
クラブフィールドは静かさを取り戻した。
天気もまずまずだったのでブロークンリバーからクレーギーバーンまで、ちょっとツアーで行ってみた。
同行者はお客さんのM氏、昔からの友達のメルリン、メルリンの所にホームステイをしていたマナ。
仲間うちでワイワイと行くツアーもまた楽し。


テレマークでも上手くなれば急斜面もいける。自分には無理だ。


格好いいね。


平日は空いているのでパーマーロッジでこういう練習もできる。


そして外に出て実践。いろいろな楽しみ方があっていい。


さてクレーギーバーンまでちょっと登るか。


山を一つこえてやってきた裏側。


クレーギーバーンのてっぺんには小さな小さな避難小屋がある。


クレーギーバーンの一番上のロープトーの架け替え計画進行中。来年か再来年には新しくなっていることだろう。


そしてブロークンリバーへ戻る。


最後はアランズベイスンを下まで滑り、森の中へ。

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8月27日 BrokenRiver

2016-08-29 | 最新雪情報
数日間ぐずついた天気が続いた。
そこそこの降雪もあり迎えた週末。
ブロークンリバーは200人を超える混み具合だった。
普通のスキー場では何千人とか何万人とか人が入るだろうが、クラブフィールドでは200人は満員御礼である。
午前中は曇りだった空も昼から晴れ始めた。
新雪15cm、やや重めだが天からの贈り物に文句は言うまい。



















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8月25日 BrokenRiver

2016-08-26 | 最新雪情報
前回は哀愁を感じながら一人で滑ったが、気の会う友達と一緒に滑るのもよい。
クィーンズタウンから友達のサダオがやってきたので一緒に山に来た。
お客さんは一人、それも何回か来ている人だから勝手を知っていて楽だ。
駐車場で降りたら、あとは全部自分でやるというので、さようなら。
その後は僕達の時間である。
視界が悪い時はお茶をして、晴れたら滑る。
新雪は数cm、それもかなり重い雪だ。
思わず新潟の雪を思い出した。


サダオは普段はクィーンズタウンのリゾートで滑っている。こことは一番かけ離れた場所だろう。


バックボールへ行く道。


雪山研修のグループあり。


今日のメインはサーモンの塩麴漬け。前日サダオが来る途中に買ってきたのだ。


パーマーロッジでご飯を炊いて、持参の大根の葉っぱのふりかけをまぶして、いただきます。多めに作って山のスタッフにもおすそ分け。


午後になってアランズベイスンが開いた。奥にはこういう場所が残っていた。
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8月21日 Craigieburn

2016-08-23 | 最新雪情報
若い時にさんざん通ったこの山だが最近では滑る機会も減ってしまった。
駐車場から歩きロープトーに引っ張られ山頂に立つと、昔の想い出が次々によみがえる。
ここのロープトーではこんなことがあった。
この斜面ではこんな滑りをした。
あの時一緒に滑った仲間たち。
この前日本で会ったヤツもいたし、それ以来会っていない人もいる。
青春という言葉が浮かんでくるのは、それなりに歳を重ねたからだろうか。
仲間達のことを考えながら、僕は一人で滑った。


チケットオフィスから森を抜けてフィールドへ行く。この雰囲気が好きだ。


一番上のロープトーを架け替える予定だろう。新しい小屋ができて支柱も立っていた。このスキー場もそれなりに変わっていく。


山頂へ登ればクライストチャーチも見えた。いつもポーターズから見えるのとは角度が違う。僕が住んでいる場所からはここは見えない。


ここの名物でもあるブッシュトラック。昔はこの看板もなく、森への入り口が分かりづらかった。


森の中を滑るコースがあるのはニュージーランドの中でもここだけだろう。


ジェットコースターのようなコースを抜けるとロッジの裏へ出る。


今日のランチは山で買ってみた。野菜で隠れているがソーセージも入っている。


ハミルトンフェイスへ行くトラバースは雪が残っているが、スノーボーダーには辛いだろう。


ニュージーランドで一番急なスキー場。こんなシュートがいたる所にある。


最後は通称ビッグベンドまで滑る。日本語で言ったら大曲だな。

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南島満遊記

2016-08-22 | 高座
えー、度々のお運びで。
清水亭聖笑と申します。
ここで出させていただくのも何回目でしょうかね、しばらくご無沙汰でした。
ほら、そこの旦那。
今、ニヤっと笑って、「お、今回はこいつが出たぞ」と思ったでしょう。
これが寄席でしたら「待ってました!」と声が飛ぶんですが、こういうブログだとそうもいかない。
こちらとしては、あの旦那さんがあの女将さんが読んでくれるんだろうな、そんなことを思いながら話を進めるわけです。
しかしなんですな、時が経つのは早いもので、もう8月も半ばを過ぎてしまいました。
この前やっと冬が始まったと思ったのに、うちの庭ではチューリップなんかが芽を出し始めてたりして、ふきのとうなんかも出ちゃいました。
スキーヤーのあたしとしてはちょっとさびしかったりして。
あ、言っておきますがね、あたしはもともとスキーヤーでして、本職はスキーなんです。
間違っても、噺家が本職ではないんです。
スキーできるんです、こう見えても。
スキー場以外であたしに会いますと「本当にスキーなんかできるの?このさえないおっさんが」という目で見られますが、一応、人並みに滑れるんです、はい。
そんなスキーヤーの感覚ですと、今は冬真っ盛り。
山は白銀の雪に覆われ、吹けば飛ぶような軽い新雪がどっさり積もった中を、ばふばふと滑るのが理想です。
ところがもう冬の盛りを過ぎてしまい、巷では春の兆し。
あこがれていたあの先輩に想いを伝えられずに近づく卒業式を迎える女子高生のような。
もしくは長い行列を並んでやっと頼んだラーメンを、空腹のあまりむさぼり食って気がついてみたら汁しか残っていなかったような。
そんな心持なんです。
さてね、ここ数日ブログもアップしてなかったんですが、遊んでいたわけではないんです。
ちゃんと働いていましたよ。
そりゃお盆といえば我々は一番忙しい時期。
あっちからもこっちからもガイドの依頼で声がかかるのであります。
ありがたいことですな。
でもこちらの身体は一つですので予約は一つしか受けられません。
この仕事は数ヶ月前から予約が入っておりましたので、あちらを断り、そちらにお詫びをして、という具合でした。
そして行ったのが南島ツアー。
クライストチャーチからテカポ、マウントクック、クィーンズタウン、ミルフォードサウンド、という王道コース。
今までに何回こういうツアーをしたか数え切れないのですが、真冬は初めてです。
まあ、一応専門はスキーですので8月のこの時期はスキーの仕事が全てでしてたが、今回は観光とちょっとしたハイキング。
今まで自分が何度も行った場所で時期が変わればこういう景色になるんだろうな、と思っていました。
ですが実際に自分の身をそこに置き自分の目で見て肌で感じるものは違う。
新鮮な感覚でツアーをしまして、あたしも楽しませていただきました。
でもなんですな、こうやって見てみると今さらながらこの国はすごいなって思います。
氷河も山も湖も森も海も全てすごい。
そして人間ってちっぽけなものだな、でもちっぽけでもまぎれもなく存在している。
そんなことを考えて数日間過ごしたわけです。
普段はカメラも持ち歩かないのですが、今回は写真をたくさん撮りましたので一挙に公開します。
写真ごとのコメントはしませんが、「ああ、ここはあの場所だろうな」と思ってください。
さて「トラベルの語源はトラブルである」などと申します。
旅というものは人生と同じでさまざまなトラブルがあるもので、その都度それに対処しながら前に向かって進むものです。
特に多いのが忘れ物。
「はい、皆さん、忘れ物ありませんか」なんていつも言っているのですが、そんな自分がやっちまった。
クィーンズタウンタウンの宿の戸棚にダウンジャケットを忘れてきた。
出発する時に何か忘れているような気がしたんですが、ダブルチェックをしなかったら、やっぱりそれだった。
まあ、クィーンズタウンのボスに連絡をして、預かっといてもらいました。
♪私バカよね~おバカさんよね~
バカでもいいんです、どうせすぐに春になるし。
それより落語の落ちができました。
今日の下げは英語圏だけにダウンといたしましょう。

ドドン、ドン。



































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8月15日 Porters

2016-08-16 | 最新雪情報
高曇りだが安定した天気が続く。
今日の仕事はレースチームの送迎。
朝一でポール設定の手伝いをしたら、基本その後は自由である。
雪も安定しているので30分ほどスキーを担いで登り裏を滑ってみた。
今まで何回も登った場所だが、やはり実際に登ってみると何かが違う。
それは微妙に違う角度から見る景色であり、ゲレンデから離れる爽快感であり、孤独に山に身を置く緊張感なのか。
分かった気になるのと、実際に自分の身をそこに置くのとでは全く違うものだ。
違うものがあるとすれば、それは自分の心なのであろう。
そしてそれに気付くにはやはり自分の足で登るということが必要なのだと思う。
時間でみれば1時間足らずのものだが、十分に密度の高い時間を味わった。


誰もいないバーンにポールを張っていく。これはこれで気持ちいいものだ。


こんな具合です。


こうやって見ると、同じスキーでも随分と違うものだ。


リフトを使わずに歩いて登る人もいる。これもまたスキー。


山頂へ一人で登る。自分の前に道はなく、自分の後ろに道ができる。


オリンパスが間近に見えた。後ろに見える氷河を載せた山はマウントロールストンだろうか。


自分が登ったら、後ろから人が来た。良く見ると下から登ってきたスキーヤーだった。


そして今日の1本。雪質はコーンスノー。短い1本だが、充分に堪能した。

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8月11日 Porters

2016-08-12 | 最新雪情報
晴れた日が続く。
前回の降雪から数日間、晴れが続き雪の状態も安定してきた。
ポーターズのビッグママも真っ白で滑れそうだが未だクローズ。
顔なじみのスキーパトロールに聞いたところ、滑れる場所まで10分ぐらいサイドステップで下る。
それぐらい雪が薄いのだと。
まあ7月に雪が少なかったのでそれも仕方なかろう。
天気予報では次の嵐が近づいているようだ。
さらに次の新雪を期待するのはスキーヤーの性。
人間の欲望とは切りが無いものである。


無風快晴、絶好のスキー日和。


山頂から見た南アルプスも全部晴れ。


やっぱりこの地形が好きなんだなあ。


一つ裏のクリスタルボールは絶好のバックカントリーエリア。


名物コース、ビッグママもオープンまでもう少し。


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8月9日 Craigieburn

2016-08-10 | 高座


えー毎度のお運びで。
あたくし清水亭聖笑と申します。
え?出る場所が違う?
そこは最新雪情報だって?
まあ、いいじゃあありませんか、固い話は抜きにして、あたしに出番をくれても。
今回は清水亭聖笑がお届けする雪情報、クレーギーバーン編でございます。
しかしまあ、雪が降ってくれまして一安心ですな。
スキーヤーなんてものはですね、雪が無けりゃただの人、いやそれ以下のものでしょう。
雪が無いと仕事もない。
やって来るお客さんの機嫌も悪くなります。
些細なことにも腹を立てて「あのガイドの態度がなっとらん。雪がないのもあいつのせいだ。賠償金払え、慰謝料払え」と無理難題をふっかけられる。
番頭さんにはすまなそうに「悪いがお前さん、泥をかぶっておくれ」と暇を出される。
子供は鼻水を垂らしながら「父ちゃん、ひもじいよう」
かみさんはやつれた顔で「あんた、どうすんのさ、この寒空に路頭に迷って」
「そうだな、こうなったら一家で大川に身を投げるか」となってしまいますが雪が降れば話は別。
お客さんはニコニコと機嫌よく、時にはチップもはずんでくれる。
お客さんがハッピーだと、仕事が終わった後のビールも飯も美味い。
ボスも機嫌よくボーナスなぞくれたりして、好いことずくめですな。



さて昨日はクレーギーバーンへ行ってまいりやした。
お客さんはオークランド在住のハイデン、歳の頃は20代前半といったところでしょうか。
彼と二人で山に向かいました。
国道から山道へ入ると様相は急に変わる。
森の中の雪道になるんですが、これがまた綺麗なんです。
朝日が森に差し込んで、時折木の枝に積もった雪がふわっと落ちて、それが朝日に照らされキラキラと光る。
「なんか別の国に来たみたいだなあ」とハイデンがつぶやく。
ニュージーランド人でもそう思うんですねえ。
もっともオークランドなんて大都会はあたしらから見れば外国のような場所ですがね。
そのうちに木々の隙間から山も見えてくると、ハイデンの興奮も高まってくるのがこちらにも伝わる。
ああ、分かる分かる、その気持ち。
あたしも25年ぐらい前に同じようにワクワクしながら友達とこの道を通ったものでした。



駐車場に着き、荷物を持ってロッジに行きます。
ハイデンは5日間、ここに滞在。
あたしは街で別の仕事があり、スキーをせずに引き返しますので彼ともここでお別れ。
一期一会ですが、こういうのもいいですな。
今年は何回かクレーギーバーンに足を運んでいるんですが、まだ滑っていない。
タイミングが合わないというのはこういうものなんでしょう。
スキーはしないのですが、せっかく山に来たのでロープトーの乗り場まで歩いてみました。
ちょうど通りかかったパトロールと一緒に雪の話なんぞしながら5分ぐらい歩きます。
山のあちらこちらに、好き者が滑ったあとがあります。
あたしが見ましても「まあ、よくもあんな所まで行ったねえ」なんて場所まできっちりシュプールがついていました。
そしてクレーギーバーン名物の曲がったロープトーの写真を撮って、山を後にしました。
スキーをしたかったのは山々ですが、いいんです、あたしは。
ハイデンのキラキラ輝く目とワクワク感で充分。
まだかけ出しとはいえ、あたしも噺家のはしくれですもの、滑らせてはいけないでしょう。

ドドンドン


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8月7日 BrokenRiver

2016-08-08 | 最新雪情報

晴れた!
視界が悪い日が続いた不満を吹き飛ばすような無風快晴の日曜日。
オリンパスもテンプルベイスンも全て開いたので人々は分散されて、混雑もまずまず。
普段はパウダーと言っても風で叩かれることが多いのだが、今回は風もあまり強くなかったので雪質も良好。
好条件が揃いに揃った8月の最初の週末だ。
この日の仕事はクライストチャーチからブロークンリバーへお客さんを連れて行ってお客さんはそのまま滞在。
夕方にクレーギーバーンからブロークンリバーへ別のお客さんをお連れした。
クレーギーバーンでは滑らなかったが駐車場は満杯。
ミドルベイスンの雪のつき具合はよく、パウダーフリーク達の滑った跡がいたる所にあった。
雪不足を危惧したのは既に過去のこと。
ニュージーランドスキーの冬はピークを迎えた。


一番下からのロープトーに乗ってさらに上を見上げるとこんな斜面が待っていた。


とりあえず今日の1本めはこんな所。


リッジトーはロープが伸びすぎてクローズ。こんなこともある。


奥に行きたい人は登る。たかが10分ぐらいの登りに文句を言う人はここに来ない。


山頂からの景色も冬化粧。


その奥にはパラダイスが待っている。


そこからどういうラインで滑る?


微妙な凸凹の下には岩が隠れていることがある。瞬間の判断と自己責任。


パトロールのダグは何年目だろう。存在がすっかり定着した。


気持ちいいかって?気持ちいいんです。


リッジトーが開かないおかげで1日中こういう場所が残った。まるでヘリスキーだ。


とりあえず真ん中をいただきます。



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8月6日 Porters-BrokenRiver

2016-08-07 | 最新雪情報
最新雪情報をアップしていないが、山に行っていないわけではない。
山には毎日行っているのだが、視界が晴れない日が続く。
8月に入り毎日のように雪が降り、積雪量も1m近くになった。
パウダーはあるのだが、とにかく視界が悪く滑るのもままならない。
雪が無いなら無いで文句を言い、雪が降っても視界が悪いと文句を言う。
人間とは常に文句を言う、罪深い存在なのだろうか。
それでもブロークンリバーのメンバー達は雲の切れ目を狙いパウダーを滑る。
この日の仕事は朝一でポーターズに行ってお客さんを下ろし、ブロークンリバーへ行ってパウダーを何本か滑りお客さんをピックアップ。
その後再びポーターズへ上がりお客さんを迎えてクリストチャーチまで。
山道はチェーン規制、1日に3回もチェーンを着けたのは自分の中でも記録だ。


国道も雪化粧。チェーン規制で車の通りも少ない。


四区でも麓からチェーンをつける。


古いメンバーのジョックと視界が悪い中、一緒に滑った。


パーマーロッジもこの積雪、文句なし。


気温が低いので雪質は極めて良好。


この日は時間の関係でグッヅリフトを使わずにお客さんの荷物を担いで滑って駐車場まで滑って下りた。


グッヅリフトに乗れるようになって、使わなくなった山道。
最後に歩いたのはいつだったか。


駐車場までもパウダーだが、調子に乗ると石を踏む。
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