28日筑紫野市の老舗旅館「二日市温泉・大丸別荘」が大浴場の湯を年2回しか入れ替えていなかった問題で旅館の山田真社長が福岡市内で記者会見した場面を夕方のTVニュースで知りました。
一人だけで中央のテーブルを前に腰掛け、「基準値の最大約3700倍のレジオネラ菌が検出された」経緯について話しました。
会見の山田社長(ネットより)
どうやら2019年あたりから客足が落ちだしたため、経費節減の一環として公衆衛生法に基づく「消毒や清掃の基準」を守らなかったためではないか?と思いました。社長の話の後、記者から厳しい質問が続き汗を拭う場もありました。
汗を拭う社長(ネットから)
記者会見に弁護士の帯同も無く一人で出席した辺りからして会見を軽く考えていたのかも知れません。当人の思いは別にしてこの老舗が存続するか判らなくなりそうですし。二日市温泉の同業に与えた衝撃と客足の落ちる危険は大きな気がします。同業の皆さん 頑張って下さい。
写真:二日市温泉・大丸別荘
読売新聞オンライン:
福岡県筑紫野市の老舗旅館「二日市温泉・大丸別荘」が大浴場の湯を年2回しか入れ替えていなかった問題で、旅館の山田真社長が28日、福岡市内で記者会見し、従業員に対し、湯を入れ替えないよう自ら指示していたことを明らかにした。「利用者の皆さまを裏切るような行為で大変申し訳ない」と謝罪した。
2019年12月頃、利用客が少ないことを理由に「入れ替えなくていい」と指示したという。県の調査では、基準値の最大約3700倍のレジオネラ菌が検出された。山田社長は「大した菌ではないという認識があった」と釈明した。
公衆浴場法に基づく県条例では、大浴場の湯は週1回以上入れ替える必要があるが、同旅館は年に2回しか行っておらず、県の調査にも虚偽の説明をしていた。県は昨年、行政指導を行っており、同旅館は営業を再開している
(引用終わり)