王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ミートホープ ミンチ偽装 道警が強制捜査

2007-06-25 07:20:13 | 社会
ミンチ偽装、社長らの詐欺罪立件も視野 道警(朝日新聞) - goo ニュース

当初は「ミンチ偽装の疑惑」でしたが、ミートホープの田中社長が「豚肉をはじめその他の肉の混入」を認めました。又出るわ出るわ:
豚肉以外にもいろいろと混ぜ物を、水まで含ませたとか;
ブラジル産鶏肉を国産と偽り「国産鶏で信用ある会社とそっくりの包装パックを使い」販売していた
牛肉のカット肉(4-10ミリ角)にも豚肉を混ぜて製品としていたと告発もある

さて昨日強制捜査が終わって、記者団の問いかけに社長は「業界の中の事を知ってもらわねば」とか「消費者も半額の冷凍食品を買うのが悪い」との発言をしていた
前のセリフは「俺だけ捕まるなら業界の裏側喋っちゃうもんね」と言う事だろう

後のセリフは「確かに一理あるけど、お前に言われたくない」と思った

今朝他の記事を併せ読むと後の話は以下の事と繋がっていたのでないか。
つまりミートホープは「北海道加ト吉」から廃棄期限間近の冷凍コロッケを(仲間値段の?)3分の1程度で仕入れそれを小売価格の半額で売っていたらしい。
つまり「安い商品にはそれなりの欠陥が有る」との田中社長による消費者に対するご注意でした。 なるほどごもっとも

「加ト吉本社」は「北海道加ト吉」の工場長をこの件で解雇している。すばやい反応と見るかトカゲの尻尾きりと見るかもう少し捜査の進展を見守る必要が有る。

道警は「加ト吉」や「生協」に被害の認識があればミートホープを「詐欺罪で立件も」と考えているとか
爺なんかは「加ト吉」も「生協」もミートホープの実態を知っていてインチキ素材(偽装ミンチ)を購入していたのでないか----と疑っている。

そうでなければ「加ト吉と生協」の仕入れ担当者(バイヤーとか購買担当とか呼び名はいろいろあろうが)は単価の安い物だけを買い上げしていた事になる。
自社が購入する素材の質に目が届かなかったとは思えない。 納入側と購買側がなあなあの理由は何であろうか?
実は「ミートホープ、加ト吉と生協」三社による消費者にたいする詐欺行為と見るのが正解でなかろうか? 爺の妄想に過ぎない事を祈ります

朝日新聞:
北海道苫小牧市の食品加工卸会社ミートホープの偽装牛ミンチ問題で、道警は24日、不正競争防止法違反(虚偽表示)の疑いで、ミート社の本社工場や田中稔社長(68)宅、同社のミンチを使っていた北海道加ト吉(赤平市)など十数カ所を家宅捜索した。道警は一連の偽装などは田中社長の主導で会社ぐるみで続けられてきたと判断。田中社長らに対し、より刑罰の重い詐欺罪の適用も検討している。

 捜索の容疑は、ミート社が、豚肉などを混ぜたミンチを「牛ミンチ」と偽って北海道加ト吉などに出荷した疑い。ミート社はほかに、ブラジル産鶏肉を国産と偽っていた疑いも持たれている。捜索終了後、田中社長は報道陣に「ご迷惑をおかけしました」と謝罪し、会社を当面休業する方針を明らかにした。(引用終わり)
写真:記者団と田中社長
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1等陸佐 装備品汚職

2007-06-24 06:51:13 | 社会
1等陸佐「借金で大変」 現金要求繰り返す 装備品汚職(朝日新聞) - goo ニュース

何と逮捕されたのは陸自1等陸佐の肩書きである。昔で言えば陸軍大佐で実戦部隊にいれば連隊長クラスのお方である 戦時であれば3千人ほどの部下から人品を仰ぎ見られる存在でなければならなかった。

防衛大学を卒業した後、陸上自衛隊の機材調達を主務とする「需品科」を専門としていた様に見える。
簡単に言えば、陸自の購入担当(バイヤー)であろう。
陸自需品学校なる装備品と学校のつながりが良く判らないが、爺は決め付ける
陸自富士学校は「歩兵・砲兵・戦車部隊の協力と連携を図るための教育訓練を行う場所」当然装備品の数々の性能調査や機能改善が「大は戦車や大砲から小は炊飯用具」にまで絶えず行われるて居るのであろう。

そんな西容疑者に目をつけたのが「伸誠商事」の松井常務である。主力納入製品の「野外炊具1号」の不具合に際し、賄賂の見返りに「陸自内部の情報を得ると同時に炊具の購入継続を図ったらしい」
ここまでは典型的な納入業者と購入側の贈収賄事件である。興味深いのは贈賄側である。収賄側の西の能力に着目し早くから接触を試みて密接な関係を結ぶべく心掛けていたようだ。

見事篭絡され?西容疑者はサラ金等に数百万円の借金があるそうだ。
度々金品を自分から要求してたと言うから「国家機密も、職場機密もあったものではない」

さて「野外炊具」とは何ぞや?! 爺は字面から飯を炊く「飯盒」しか思い浮かばなかった。
何とトラックの後ろに連結し現場(戦場)に出る。一度に250人分の炊飯がとある。近頃ではご飯だけで食事とはいかないから、炊きたてご飯プラス「味噌汁と塩鮭とかカレーやハンバーグ」等が一時に出来るのであろうか? 写真を見ると大型炊飯器にしか見えない そうするとおかずは缶詰かレトルトかも? 昔なら1個中隊以上の供給能力だが今は兵の数より装備だから1個中隊と半分に近い兵隊さんの食事が野外で出来るのであろう。でも配管の不具合で燃料が漏れるらしい。これまでも年に10回は不具合が起きて納入先の変更も検討されていた。
ここに西が「伸誠商事」に有利になるよう口利きしていたのか?

かくして国民の税金は「腐れ役人」のため、無駄に使われるのでありました。
  
朝日新聞:
陸上自衛隊の装備品をめぐる汚職事件で、収賄容疑で逮捕された1等陸佐・西真悟容疑者(44)が「消費者金融への支払いが大変だ」などと、金属製品製造販売業「伸誠商事」常務・松井智則容疑者(44)=贈賄容疑で逮捕=にたびたび現金を要求していたことが警視庁の調べでわかった。

 捜査2課の調べなどでは、両容疑者は、西容疑者が陸自需品学校に勤務していた95年ごろ、装備品の研究を通じて知り合った。間もなく、松井容疑者は西容疑者への接待を開始したという。伸誠商事は当時、主力製品の屋外調理器具「野外炊具1号」などで陸自を大口の納入先としていた。松井容疑者は「(西容疑者が)装備品担当の幹部に昇進していくと判断し、関係を維持するために近づいた」と供述しているという。(引用終わり)
写真:炊具車
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JR架線切断事故 

2007-06-23 06:14:54 | 社会
過電流で架線が溶断 特殊区間で停車位置誤る(共同通信) - goo ニュース

朝のラッシュ時の事故でした。サラリーマンや学生さんそれとたまたま用事があって関連の電車に乗り合わせた方はお疲れ様でした。 とんだ災難でしたね。
まあ命が有っただけ運が良かったと笑える方は立派です

架線切断事故の話を聞いて大宮の近くと言う事は分かりました。
でも「さいたま新都心駅」がどこに有るのか知りません。

そういえばサッカーの試合で人が集まる時、そんな駅の名がありましたが、どこか第三セクターによる田舎の駅とばかり思い込んでいました 大宮のほんの南なのですね

又以下の様なことを爺は少しも知りませんでした。
「赤信号が出ても止まってはいけない場所というか区間がある」なんて 「赤信号は止まれ」であると運転手には徹底教育をしているのであろうが、その反面「停める場所に気をつける」なんて名人技を送電システムが要求するとはなんじゃいな?

そうすると日ごろ「前方停止信号のためしばらく運転を見合わせています」なんて放送はまさに「そのような名人技を使いそろそろと所定の場所まで移動してから停車する」のかしら?

次は閉じ込められた乗客の対応。15分後には別の車両の乗客が「非常コックを引いた」そうだ 「当然降りて歩き出したんだと思うよ」

悪いと言えば悪いが朝のラッシュ時に回復の見通しが放送されない車内に残るより自力で最寄の駅まで歩き、代替手段を考えるという判断であろう。
一人がやればそう思う人が続き線路は人の波に埋まる。該当車輌の運転手が「防護無線?で付近の電車の連絡したものだから架線事故と関係ない路線の電車まで(安全確保のため)止まった」事が事故の影響を拡大した様だ。
  
復旧まで5時間、18万5千人に影響。1万8千人が4時間半に亘り車内に閉じ込められたのだと。
本当にご苦労様でした
JRはこれを機に早期復旧の手段と送電システムの欠点を見直す必要があろう。
もっとも国交省はJR東日本を「文章で警告したそうだが」
それで監督責任が果たせたのであろうか???

共同通信:
JR東北線で架線が切れ、同線や高崎線などが長時間止まったトラブルは、2つの変電所からの架線が約90メートル並走する「エアーセクション」区間で電車が誤って止まったため、過電流で架線が溶けたのが原因だったことが分かった。ダイヤの乱れは運休162本、遅れ43本に達し、約18万5000人に影響。立ち往生した6本の電車に最大4時間半にわたり閉じ込められた乗客が約1万8000人。
(引用終わり)
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

参議院選 1週間遅れに

2007-06-22 06:02:36 | 政治
参院選、1週間遅れに 公明代表、会期延長に同意(朝日新聞) - goo ニュース

手続き上、どうすると会期延長になるのか爺は知らないが、今国会の会期が12日間延長となった
既にTVでは政治評論家が「参議院選を前に会期延長すると与党は負ける」とのジンクスを述べていた。平成元年の竹下内閣(消費税率とリクルート事件)後の宇野(宗佑)内閣(女性スキャンダル)平成10年橋本内閣(消費税率引き上げ)で総理大臣交代であったと。そういえばそんな事があった。

さて今回は「閣僚の相次ぐ不祥事や自殺」「年金に対する社保庁のいい加減さ」に対する国民の怒りをやり過ごすのか交わすためか「安倍総理が延長を決断」と聞いている。勿論「公務員の天下り防止」他、山積する法案を片付け、参院選でその実績を強調する為でも有ろう

さて安倍氏とお友達のアパグループの不祥事、コムスンの折口氏のいかがわしさ(今朝のニュースでは介護に続き人材派遣でも200円/人のピンハネを2年分返すとか)もっと遡ればホリエモンの腹心の野口氏の怪死とか---初めは彼を貶める三流ネタかと思ったがそうでも無い事が、爺にも判ってきた。

もっと身近で確かな事だけで怒れば「今年度の住民税が又値上がりした」加えて「健康保険料に加えて引き去られる介護保険料のいい加減な使われ方」爺も含め廻りの知人は皆怒っているぞ

20歳の若者から年金負担を強制しているのであるから:
「安倍氏はその世代が年金を受け取る45年後に明快な展望を示さなければいけない」
「年金支払いの個人データーさえ管理されていないのに年金の原資はどうなっているのであろうか?」
「あいかわらず社保庁の経費は掛け金から引かれているのであろうか?」
「行政府の言う事を聞かない官遼と公務員!」
「年金どころか狭義の借金680兆円の国債残高を如何に整理するのか?」
詰まる所この辺りを語らぬ安倍氏に国民はどう反応するか?
たまたま「小泉前総理の郵政選挙」で衆議院多数を得たのだけれど、それは国民が「憲法改正を優先順位第一番でやってくれ」と頼んだ訳ではない
小泉氏は「改革続行なのか守旧なのか?」を問うべきを「郵政改革に賛成か反対か」と判りやすいと言えば判りやすい訴えで国民をはぐらかした。国民ははぐらかされた。

「尊王か攘夷か?」でなく「開国か鎖国か?」と問えば江戸末期の不毛な混乱は2年ほど避けられた。 「改憲かアジアの孤児(米国に見放される)か?」でなく「民生の再生か(国債の処理か)守旧か?」と問えば国民多数の意見を集めるであろうに!

12日間で国民が騙されるか、もっと冷たい目をするのか?
爺は投票に行きますよ。自民党が参議院で過半数割れして衆議院解散、衆議院でも過半数を割っていよいよ自民党と民主党の一部が割れ新党結成、そして歴史の駒が一つ前に進むか? どうなるでしょうね。真夏の夜の夢は国民に良い夢でしょうか
楽しみです

朝日新聞:
政府・与党は21日、国会の会期を7月5日まで12日間延長する方針を決めた。22日の衆院本会議で与党の賛成多数で可決する。これで参院選の日程は当初予定より1週間遅れ、7月12日公示、29日投票となる。また、与党は積み残された社会保険庁改革関連法案と年金時効特例法案、国家公務員法改正案の月内成立をめざすことを確認した。

 安倍首相と公明党の太田代表が21日、首相官邸で会談。首相は、社保庁改革法案や国家公務員法改正案などについて「どうしても成立させなければならない」として、12日間の延長に理解を求めた。太田氏も「いずれの法案も重要だ」と同意した。これを受けて、与党の幹事長らが衆参両院議長にそれぞれ会い、延長を申し入れた。(引用終わり)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ミートホープ」社 ミンチ偽装?

2007-06-21 07:48:37 | 社会
農水省、加ト吉と生協から事情聴取 ミンチ偽装問題で(朝日新聞) - goo ニュース

この話は昨日朝、朝日新聞が報道していた
その時点では「加ト吉」が指示してやらせたのか?ミンチ(ひき肉)の納入業者「ミートホープ」が意図的にやっているのか?単純な過失か?良く判らなかったので続報を待ってみた。なんたって、この時「ミートホープの社長は(生産)ラインの都合で一部他の肉が混じる事もーーー」見たいな言い訳をしていた。

「加ト吉」と言えば30年も前に家族を連れ高松で仕事している頃よくお世話になった
♪かときっちゃん、かときっちゃん---♪ まだ全国展開していない頃と思う
冷凍うどんや冷凍エビフライ等には家族共々お世話になっていた時期があり何と無く親近感を持っていたが、つい先だって社内の架空取引で売上高を増やし(伝説の成長記録を自作)ていた事がばれ、幹部が責任を取ったか取らないかの不祥事があったばかりだ

今朝の記事と「みのさんの朝ズバッ」を見る限り「ミートホープの社長が知っていて牛肉に豚肉やその他の肉を混ぜてミンチにした」様だ。

加ト吉と生協の関係が良く判らないが、想像するに「ミートホープ」の「混ぜ物入り牛肉ミンチ」を仕入れ「加ト吉」が「生協仕様の牛肉コロッケ」を作ると同時に自社向けにも「偽装牛肉入りコロッケ」を作っていたと言う事か?

それにしても爺は不思議に思う:「加ト吉」にも「生協」の関連部署にも「本物の牛肉コロッケ」と「偽装コロッケ」を食べ較べが出来ない人達とその味覚とは何であろうか? 或いは自社製品を自社仕様で食べてみる事もしていないのか?
よくラーメンの達人がテレビにでる。スープを一口、口に含み「だしは何々、隠し味に何、調味料を入れすぎー」とか たかがラーメンされどラーメン、その舌の鋭さは恐るべき物がある 勿論、「美味しんぼ」の味覚の世界には脱帽!

生協の担当者は「薬品成分とか細菌の数は点検するが、肉の遺伝子分析まではー」と答えてるようだ。ある点で正しいしある点で間違いである。
本物を常に食べていれば、偽者はわかる人が居たであろうという事
もう一つは「味覚のプロを育てるのが難しければ生産者に任意なときに立ち入りをして(牛肉ミンチの)素材、生産工程を点検・監督して不正を防止する事」であったであろう

これを日本の企業はやらないんだよね。信頼が前提とか、相手を疑うなんてーといいつつ、「事が起きれば関係者は世論に袋叩き」「謝るたびにぼろが出る」「洋菓子の不二家」の焼き直しをやらないように頼みます。
牛肉コロッケはこれまで500万パックも売れたそうだ。
誰も「これが牛肉コロッケー?」と言って不味そうに吐き出さなかったのだからこれも(味覚音痴とうい点では)恐ろしい事だ
  
朝日新聞:
ミートホープ社による牛ミンチ偽装問題で、農林水産省は20日、同社の肉で冷凍コロッケを製造した北海道加ト吉の親会社の加ト吉と販売元の日本生活協同組合連合会の担当者を呼んで事情聴取し、製造工程や販売実績などを確認した。同省は近く、道庁と連携し、ミート社と北海道加ト吉の工場に立ち入り検査に入る予定。

 同省は今後、ミート社のミンチ肉出荷先の把握を進め、生協ブランドの「牛肉コロッケ」以外に、表示以外の材料が混入した食品がないかどうかを調べる方針。
(引用終わり)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする