王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

たかが猫 されど

2007-06-02 07:18:52 | 生活(地域)
数日前店番をしてると近所の方が見えて「一寸教えて欲しいのー」と言う
丁度暇だから(と言うかいつも暇)「爺で判る事ならー」と答える
「イライラすると血液に悪い影響が出るでしょう?」
「そう、ストレスは身体に悪いと言うからね それも1-2年も続く様だと問題が出るかも」
「いやそんな前から出なく、検査に無理やり連れて行ったの、嫌がるのを」
「嫌がってでも検査させるのが愛情ですよ」
「それが判るらしくてフーフーなんて言って」
「呼吸があらいな」
「それで手かごに入らないからバッグに入れて」
「おいおい お待ちになって 旦那の話でないの」
「家の猫のよしちゃんたらもう16-7年生きてるでしょ この頃体調が良くないみたいで、血液検査したの それで結果が出たのだけど肝臓と腎臓が悪いみたい 私が無理やり連れて行ったので検査結果が悪くなったのでは?」
「いや 人間は100日前位の体の状態が血液に出てると聞くよ 猫は何日前の状態か知らないけど検査直前に嫌がったからと言って血液成分が変わってしまう事は無いと思うよ」
「そうかしらー?私のせいで可哀想なよしちゃん
「どれどれ 検査結果を見せて」なんと猫なのにPCから印刷されたとおぼしき検査項目と数値が入っている なるほど標準値が人間と違うが肝機能と腎機能が悪い
「これは老化による代謝機能の低下だよ 猫で16-7歳といえば人間の80歳位だろう」
「そうなの 目も良く見えなくなってきてるの」
「家から出さないで可愛がるから肩幅より腹回りが太い猫になってしまってるのでしょう? 爺が子供の頃は猫は頭が入ればその隙間は通れると聞いた物だ。老人には保存療法が良いと聞くよ。知り合いに鍼灸師がいるから紹介してあげようか? 太い針とか熱い灸を据えてもらったら喜ぶかも」
「なんてひどい事を。可哀想なよしちゃん」と言い捨て(怒ったのであろう)去ってしまった

さて昨日午後からは天気が落ち着き爽やかな日和となった
店番してる所に過日の奥様がきて、これを読めと「週刊新潮6月7日号P66に渡辺淳一氏のエッセイがある」そこには「糖尿病の猫にインスリン注射をする女性を冷ややかに見ている氏の感想が書いてあるが、奥様は世の中には私同様猫の病気を気遣う人が居るんだ」と言いに来たのは間違いない

爺だって聞かれたから答えただけなのに

世の中まだまだ平和で過食の時代である 今朝もどうでも良い話でした
亭主よりこの猫(こ)が可愛い

コメント (4)
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