王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

社保庁 職員に賞与 自主返納を要請

2007-06-26 09:27:56 | 税、年金、国保
社保庁長官、職員1万7千人に賞与の一部自主返納求める(朝日新聞) - goo ニュース

昨日は「たけしのTVタックル」今朝は「みのさんの朝ズバッ」なんとNHKの「生活ホットモーニング」でも杜撰な管理が原因の「年金未払い期間」の問題を取り上げていた

与野党の主張をざっと見ると野党は「立証は社保庁又は国」、与党は「申請に基づき第三者機関で認定」と差異がある。
在野のブロガー諸賢の中にも「保険料は強制徴収で税の一部であるから原則認めて原資は税から」と主張する方と「そんなことしたらヤクザ屋を始め駄目もと(駄目でもともと)の連中がわーと集まり今困っている方の問題解決にならない」とわかれる。どちらの意見も尤もに思えるから爺もだらしがない

問題は優先順位なのであろう。今、十字路で腕から血を流して助けを求めている人がいれば、取敢えずもってる物で止血して、救急車を呼ぶ手配をする。誰にやられたか自傷かは次の話。交差点に信号をとか正しい交通行政はーーーなど検討するのは後の話であろう。でもどちらも大切な事である。

年金がこんな形になってしまったのは:
「国および官僚は無謬(むびゅう--間違いがない)であるとの虚構が元凶である」
それに対し安倍総理はじめ主務大臣達がボーナスを返納したり社保庁が職員に「ボーナスの自主返納を求める」のは茶番である。こんな見え見えの事で該当する国民は誰も感動し納得しないのであるから!

年金問題に詳しいジャーナリスト達が指摘しているように「ここまで駄目になったのは歴代年金行政に関わった官僚とその官僚に踊らされた主務大臣に責任がある」
その中で年金行政に責任のある官僚上がりの数十名は今でも関連組織を渡り歩き多額の退職金と年俸を手にしていると言う。それも年金掛け金が原資だと。
  
日本の法律のどこに「官僚は政策決定に責任を取らない」とか「済んだ事は現任者の責任」と書いて有るか爺は知らない。
でも国民の多くはどこかが可笑しいと思っている

大正の終わりから昭和の初め大陸に進出した日本人は「法律が十分行き渡らない所で法律を出しそれに違反する中国人から法律を根拠に彼等の財物を奪った」
中国人は彼等を「法匪(ほうひ)--法を武器に財物を奪う凶悪犯」と呼んだ。

法匪と官僚にどれだけの差が有るだろうか?
日本の現状は「法律が国民より最上位にあり法律がきめた事に国民は逆らえないと思い込まされている事である」

昭和20年昭和天皇は敗戦の政治責任をお取りになって政治の場から身を引かれた
新憲法に移行する際、天皇に変わり日本国民に政治責任をとる「摂政」の任命を忘れた。新憲法は「三権分立(司法・立法・行政の独立)」を唱えただけで「三権の統合者の存在を忘れた」
爺はこれまでも述べてきたが:
この方は「日本国総理大臣と呼ぶ。 内閣総理大臣ではない
(時間のある方は赤字をクリック)
内閣総理大臣は今まで通り年々の行政の仕事を司ればよい
最大党の総裁(代表)が国民を代表する事は出来ない
既存の法律を越える指導者を選ばなければいけない
憲法改正だけが唯一の方法であろうか?
「民主主義」の立場を取れば、「サボタージュ」も「国会封鎖」でも「クーデター」でも国民の権利である。
最も穏やかな立場で「憲法改正」であるが、安倍総理により問題は「第9条」にすりかえられている。
アルベルト・フジモリ閣下の来日により日本の民主化が計られるとは思わないが「亀井静香」の思いがそこまで深ければ尊敬する
しかし1億2千万人も居る日本人である。必ず政治の天才はどこかに居る。どう選びどう変えるか。 国民の重い課題である
 「わが党の為や内閣府の為でなく、日本人の総意(コンセンサス)をどう取り纏めるか」
これが目下、年金に関わる 内閣総理大臣の仕事である。

朝日新聞:
ずさんな年金記録問題のおわびとして、社会保険庁の村瀬清司長官は25日、同庁の全職員約1万7千人に対し、役職に応じて6月賞与の5~50%を自主返納するよう求める方針を明らかにした。歴代の厚生労働・厚生事務次官、同庁長官のほか、事務所長以上の幹部OB数千人にも同程度の寄付を求めるという。返納・寄付の総額は約10億円にのぼる見通し。安倍首相、塩崎官房長官、柳沢厚労相、副大臣2人、政務官2人も、賞与のうち返納可能な額をすべて国庫に返納する。

 村瀬長官は賞与全額の約270万円、同省の辻哲夫事務次官も全額の約310万円を返納する。(引用終わり)
コメント (2)
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