王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

横浜市バス職員 売上金5千万円 盗む

2007-06-28 06:44:06 | 生活(地域)
市バス職員、「売上金5千万円盗む」 横浜(朝日新聞) - goo ニュース

爺は3月末で実行された横浜市バスの路線廃止についてこれまでもぶつぶつ文句を言ってきた。

爺の家の前を走っていた95系統(横浜駅-市ヶ尾)のバスは廃止された。3系統の路線は東急バスに譲渡され区間も横浜駅-市ヶ尾が新横浜駅-市ヶ尾と区間が短縮された。
乗換駅が横浜駅から新横浜駅に変わり、時間の増加・料金の増加を初めついでに横浜駅で片付いた銀行の振込みとか年金の受け取りも出来なくなってしまった。
不便この上ない。

そんな所へ表題の様な「市バス職員が5000万円も料金を猫ばば」と来たからいよいよ静かな怒りを燃やしている。行われたのは昨年らしいが、市バスの合理化が行われている最中「鍵の掛かっている料金箱を定規でこじ開け中の金銭を抜く」という粗暴にして古典的なやり方。これが何年もわからなかったとしたら、実際どんな料金(現金)管理をしていたのであろう?

現金商売の店ではレジと現金の管理は大切である。ガソリンスタンド・スーパーのレジは従業員1人対レジ1台で管理されて現金受払いが点検される。それでもアルバイトが友人の買い上げにレジを打たないなんて犯罪行為もある。

横浜市の場合は、つい最近まで「料金箱の中の金額さえ確認しないまま集められ誰かが集計した額が売り上げという事」であったらしい。これでは抜き放題という職場環境である。
4月24日のブログでも書いたように市バスが赤字だったとしても市民税を取っているのであるから「赤字は容認すべき額ではなかったか?」
厳しい意見では合理化効果は数千万円(年間?)という声もある。猫ばば額がはるかに多額である。
売り上げ不足は職員による料金の猫ばばでは怒りは収まらない。

そんな中、週刊文春6月28日号で猪瀬直樹氏「ニュースの考古学」に中田横浜市長が登場する。
名古屋において地方分権推進委員会とメンバーと政令都市5氏のが意見交換する場であったらしい。
猪瀬氏は中田市長の発言を紹介している。
改革を旗印に挙げて当選、市バス・地下鉄のコスト削減に取り組んでいる。
「(市職員は給与が高いから)新規採用は給与体系の違う(低い)子会社でやる」
要するにこの子会社は市の保有するバス車両や停留場や施設を使い運用を管理する
そうすれば:
不採算路線を廃止して高齢者など市民生活に不都合をきたす事がない仕組み
と猪瀬氏は褒めている。勿論猪瀬氏は中田市長の話の受け売りである。
市バスについて言えば「市が不採算と決め付けた路線はもう廃止されているのだ!」

爺は今一度書いておく:小は「職員による料金の猫ばば」大は「地下鉄新線の開業」等片付けなくて、改革を気取ると足が縺れて転ぶよ!
朝日新聞:
市営バスの売上金を料金回収機から盗んだとして、神奈川県警は19日、横浜市金沢区釜利谷東3丁目、同市交通局職員鴨志田毅容疑者(52)を窃盗容疑で逮捕した。「5000万円ぐらい盗んだ」と供述しているという。

 調べでは、鴨志田容疑者は06年7月24日ごろ、同市西区内の営業所で、料金回収機から約41万5000円を盗んだ疑い。当時、営業所長に次ぐポストの助役だった。宿直の際に配車係が風呂に入っているすきに、鍵のかかった回収機を定規で開けたとみられる。「家族のトラブルや仕事のストレスで始めた。盗むと、すーっとした」と供述しているという。(引用終わり)
写真:地下鉄弘明寺駅 スライドドアが導入されました

コメント (2)
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