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3月末 国の債務残高 834兆円 過去最高

2007-06-27 07:37:04 | 税、年金、国保
3月末の国の債務残高834兆3786億円、過去最高(ロイター) - goo ニュース

ロイターによれば25日財務省が3月末の国の債務残高を発表した。
早速財務省のHPを覗きに行ったがまだ更新された居ない。
そこでニュースを切り貼りして纏めると以下のようだ:

1:国債残高-----674兆1221億円、昨年12月末比 減2兆1698兆円
2:借入金---------59兆2824億円、  同上      減2178億円
3:政府短期証券-100兆9741億円、  同上    増4兆5031億円

以上合計---------834兆3786億円   がその内訳である。
もちろん前12月期もそうであったが、今期も過去最高額である

その他に政府保証債務 49兆7283億円を加えるのが正しい。これは政府が特殊法人などの借り入れに対する保証で隠れ借金である。
総計 884兆1069億円が国の借金で地方の約170兆円とあわせ1000兆円の借金とは冗談では無くなってしまった。

平成19年度の国家予算は歳出83兆円 1年間の税収・その他57兆円 年間の歳入不足を約26兆円の赤字国債を発行して辻褄を合わせている。26兆円の内訳はざっと国債の償還費10兆円(今年度に期限の来る国債を借り替える)とその利払い費8兆円が含まれ、残り8兆円ほどが歳入不足を補う為の新たな借金になる。
従って赤字国債は増え続けているので借金の総額は増え続ける。この8兆円を2011年度予算では0円にする事がプライマリーバランスの均衡である。
本当は特別会計----名目(一般会計と行き来がある)で460兆円くらい、実質で260兆円くらいと言われている-----にも厳しく手を入れて8兆円の不足を解消してから憲法の改正(第9条の改廃と思われる)を国民に問うのが安倍総理の貫目であろう。 
その上で累積国債残高を解消するのに「現行憲法」問題であれば(爺が聞くところでは地方公共団体や国も倒産が出来ないらしい--当然借金の減免も、そしてこれは現行憲法に根があるそうだ)
こんな憲法を変えて日本国が出直すために何が必要か、そのための国民的合意はなんであるのか? これを取りまとめなければいけない。
国民が政治や経済に信頼を置くか置かないか。今問題の年金の積立金や健康保険制度も特別会計の枠内である。

厳しく政府の言動を監視してゆきましょう。

ロイター:
[東京 25日 ロイター] 財務省が発表した「国債及び借入金並びに政府保証債務現在高」によると、国債や借入金などを合わせた国の債務残高(借金)は、2007年3月末時点で834兆3786億円となった。  昨年12月末から2兆1155億円増加し、過去最高を更新した。

 国債残高は674兆1221億円で、12月末から2兆1698億円減少した。普通国債531兆7015億円のうち、10年以上の長期国債は344兆7351億円、2年から6年の中期国債は145兆5159億円、1年以下の短期国債は41兆4505億円。(引用終わり)

 借入金は2178億円減の59兆2824億円、政府短期証券は4兆5031億円増の100兆9741億円となった。

 また、政府保証債務は49兆7283億円だった。

コメント (4)
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