まず最初に、とある雑誌に掲載した記事を転載しよう。
これは、実際に掲載したものを編集している。
―畑からの便り(その1)―
借りた土地を菜園にしてもう15年になろうとしている。
場所は関東で、畑は車で20分くらいのところも含めて3箇所、いつの間にか併せて200坪にもなってしまった。
野菜や作物作りはいつも同じようにやっていても、決して同じ結果になるとは限らない。
昨年は夏の間ずっと雨が降らず、夏日も記録的だったことで、スイカの出来は極めて良かった。
しかし、普通の夏なら水撒きをしなくても生育するサツマイモが、旱魃と言ってもいい昨年は一部で枯れてしまっていた。
そればかりか秋に入ってからの長雨続きで、旱魃の夏で十分に芋が育っていない状態から一気にツルが繁茂した状態になってしまい、普通なら芋が充実していく時期に十分に芋を太らせることが出来なかったのだ。
それでも気候の影響は土地によって違うので、昨年一番出来の良かったサツマイモ畑で、地区の子ども会を招待して芋掘りのイベントを実施した。
来てくれたのは子供の保護者も含めて50人くらいだろうか。
サツマイモを植えたのは、30坪分だったが、秋の間にツルはその倍以上に広がっていた。
そして、芋の出来そのものは悪くなかったのだが、野鼠の食害がひどくて芋の収穫の三分の一以上が齧られていた。殆ど食べられて芋の形をしていないものさえある。
持ち帰れないものも集めてみたら、30キログラムにものぼった。
子供達に作物作りの厳しさを教えるつもりはなかったが、その現実もまた伝えなければならないと思った。
今年は子供達に何を教えてやれるだろうか。
これは、実際に掲載したものを編集している。
―畑からの便り(その1)―
借りた土地を菜園にしてもう15年になろうとしている。
場所は関東で、畑は車で20分くらいのところも含めて3箇所、いつの間にか併せて200坪にもなってしまった。
野菜や作物作りはいつも同じようにやっていても、決して同じ結果になるとは限らない。
昨年は夏の間ずっと雨が降らず、夏日も記録的だったことで、スイカの出来は極めて良かった。
しかし、普通の夏なら水撒きをしなくても生育するサツマイモが、旱魃と言ってもいい昨年は一部で枯れてしまっていた。
そればかりか秋に入ってからの長雨続きで、旱魃の夏で十分に芋が育っていない状態から一気にツルが繁茂した状態になってしまい、普通なら芋が充実していく時期に十分に芋を太らせることが出来なかったのだ。
それでも気候の影響は土地によって違うので、昨年一番出来の良かったサツマイモ畑で、地区の子ども会を招待して芋掘りのイベントを実施した。
来てくれたのは子供の保護者も含めて50人くらいだろうか。
サツマイモを植えたのは、30坪分だったが、秋の間にツルはその倍以上に広がっていた。
そして、芋の出来そのものは悪くなかったのだが、野鼠の食害がひどくて芋の収穫の三分の一以上が齧られていた。殆ど食べられて芋の形をしていないものさえある。
持ち帰れないものも集めてみたら、30キログラムにものぼった。
子供達に作物作りの厳しさを教えるつもりはなかったが、その現実もまた伝えなければならないと思った。
今年は子供達に何を教えてやれるだろうか。