皆さん、ご心配をおかけしました。
二日間休みをとり、今日から出勤しています。
痛風の痛みと腫れは、患部への注射2本で楽になりました。
これまでで、一番痛い注射でした。
まだ少し腫れているので、革靴が履けません。
最寄駅まで歩くのが辛いし、駅での階段や乗換えが億劫です。
車で行こうかとも思いましたが、痛いのは右足なのでアクセルとブレーキ操作が不安です。
名案が浮かびました。
親父にあげた電動自転車で行くことです。
家から職場までは15kmほどです。
試しにスリッパで漕ぎますが何の問題もありません。
途中に大和川の堤防があって、その坂が傾斜の一番きついところです。
低速ギヤにしたマウンテンバイクでも息がきれる場所です。
右足に力が入らないので、越せるか心配です。
しかし・・・流石、電動自転車です。
座ったままの姿勢で、平坦路と同じようにスイスイ上ります。
ちっとも息切れがしません。
これなら強い風が吹いても、楽々と走れるでしょう。
高いけれど、値打ちありますよ。
追い抜いていく自動車に跳ねられるのが怖いので、一部を除いて歩道を走ります。
堺市内の道路は、歩道の幅が狭い上に道路との段差が大きいです。
上ったり下ったりと段差を超えるときのショックが、身体に伝わってきて不快です。
大阪市内に入ったら、歩道が広くて段差が少なく、自転車も走れるようになっています。
市内を自転車で走るのは苦痛と思っていたけど、意外と快適です。
時間的な余裕があったので、ゆっくりと走りました。
それでも約1時間で到着です。
夕暮れは早く、帰る時刻には暗くなっています。
人通りも多いので、慎重に走ります。
自転車でのんびり走ると、発見があるものです。
ゼロ1で知られる光岡自動車のショールームがありました。
いつも自動車で通る道なのですが、何も気づかず通り過ぎていたのです。
ショールームを覗くと、マツダのロードスターをベースに古典的なオープンにしつらえた車が見えます。
中に入ると、驚きの車が展示されています。
モーターショーの写真で見た「大蛇(おろち)」です。
光岡自動車が得意とする既存自動車のアレンジではありません。
確か、社内の日本人デザイナーが設計したものだったと記憶しています。
何年か前、その独創的でダイナミックなフォルムに驚いたものです。
自動車ショーの話題づくりのために車で、実際に販売されるなんて思っていませんでした。
それが、今、目の前にあります。
中古車のようで850万円のプライスが付いていました。
新車だと1050万円です。
携帯電話しかありませんが、写真を撮らせてもらいます。
傍で見ると、大きな車体です。
低くて、幅が広く、存在感があります。
見ているだけで、ランボルギーニやカウンタックと同じように興奮します。
これを所有することはありえないと考えているからでしょうか、実車を見ただけで満足しました。
そこからの帰りは、「今日は自転車で良かったな」と微笑みながら走っていました。
明日も自転車で行こう~っと!