空中にふんわりと浮かんできました。
先週末、携帯に熱気球の写真が送られてきました。
以前のブログで紹介した、くまごろうさんからです。
琵琶湖の湖岸で熱気球に体験試乗するイベントが開催されていて、それに参加したそうです。
8月1日(日)までの15日間だけの催しです。
ネットで確認すると、当日受付のみで先着150名の乗船とあります。
たった5分間の遊泳ですが、こんな機会は滅多にないでしょう。
夏休みをもらっていくことにしました。
腰痛など体調不良で、 桜ツーリング以降一緒に走っていないアキさんを誘ってみます。
早朝出発にもかかわらず、意外にも参加するとのことです。
朝5時50分からの受付なので、4時に自宅を出発することにします。
夜明け前で、まだ暗い中を走ります。
次第に明るくなってくる中を走るのは、気持ちが良いものです。
朝陽で空が輝いてきます。
近畿自動車道~第二京阪道路~京滋バイパスを通って、現地には5時50分に到着しました。
少ないと聞いていましたが、たくさんの車が停まっています。
新聞に体験試乗の記事が載ったことが、増えた原因のようです。
すでに80人待ちです。
一度に3~4人が乗れるので、約2時間の待ちと予想します。
待つのが嫌いで早く起きたのに、見込み違いでした。
カメラ持参の人が多いです。
本格的な一眼レフの先輩ご婦人が目に入りました。
二人揃って仲良く撮影です。
思わずシャッターを押しました。
皆、にこやかな顔で乗っています。
我々は28組目でしたが、予想よりも少し早く乗れました。
搭乗料金は大人2,500円です。
熱気球はロープでつながれているので、真上に上がります。
乗ると同時に、バーナーに火が入ります。
「ボオッー」の音とともに熱風が顔に当たります。
ゆっくりと上昇します。
気球内の温度は90度だそうです。
高さは20mほどで、そんなに高くはありませんが、遮るものがないので遠くまで見渡せます。
目の前には、琵琶湖や滋賀の町が広がっています。
足の下は何もありませんが、怖さよりも宙に浮かんでいるという感動の方が大きいです。
早朝の清々しい中で、熱気球の籠の中でふんわり感を楽しみました。
あっという間に、5分間の空中散歩は終わりました。
チョコッとだけ鳥の気分を味わいました。
の~さんが空を飛ぶことに魅せられ、パラグライダーに熱中する気持ちが少しわかりました。
もう少し若ければなあ・・・と。
降りてから、近くにある蓮の群生地へ行きました。
池にたくさんの蓮があって、ここにもカメラファンが来ています。
見終わって時計を見ると、まだ8時過ぎです。
予定していたコースを走ることにしました。
琵琶湖大橋を渡って、国道367号線(鯖街道)を北上して、朽木から小浜へ向かいます。
走る方向には、こんな雲が・・・
途中の道の駅「若狭熊川宿」へ入ると、落書きだらけのバスが停まっています。
恐る恐る近づくと、バスの運転手を定年でリタイヤされた方が、日本全国を回っているようです。
こんな放浪の旅も、いいかも~
近くに、宿場町の面影を残す保存地区があるので、寄っていきます。
建物は昔のまま保存されているものと、宿場の雰囲気に合わせて建てられているものもあるように思えました。
道路も、観光のためなのでしょうか、茶色に色づけされています。
道路脇の用水路には、山からの冷たい水が流れていてイイ雰囲気です。
小浜に近づくと、ナビに「かねまつ」と表示が出ています。
以前にマイミクのエスさんが日記で紹介していて、刺身丼が美味しそうだったのでナビに登録していたのを思い出しました。
迷わず、お昼はここで食べることにします。
店の周りには、平日なのにバイクが十数台停まっています。
店に入ると、魚屋さんと同じにおいがします。
ほぼ満席でしたが、うまい具合に座れました。
丼にするつもりでしたが、隣の人が食べているのが美味しそうなので、同じものを注文しました。
10種類ほどの魚介類が載った刺身上定食で、1,300円です。
何の魚かわからないまま食べますが、量がたっぷりで美味しいです。
ライダー御用達の店で何度かガッカリしたことがありますが、ここは◎まではいきませんが、◯です。
アキさんは刺身丼(大)を頼みましたが、こちらの方が値打ちがありそうでした。
ここから急遽、直帰することにします。
地道を走り、温泉に浸かってゆっくり過ごす予定でしたが、BMWの調子が悪くありません。
集落でエンジンを掛けようとしたら、最初スタータが回らず、2回目は弱々しい回り方でようやくエンジンが掛ったという感じです。
どうやら、バッテリーが急激に弱ってきたようなのです。
平湯キャンツーの時に、ABSが効いたり効かなかったりしたのはバッテリーの劣化が原因だったのかもしれません。
途中でバッテリーがダウンすると、万事休すです。
ガソリンの供給はキャブレターではなく、インジェクションなので押し掛けができなのです。
同行のアキさんに迷惑をかけられないので、エンジンを止めないで一気に帰ることにします。
高速道路は楽しくないので走りたくありませんが、仕方ありません。
幸い、舞鶴自動車道は、無料化社会実験中なので、お財布面では助かりますが・・・
アキさんは下道を楽しみながら帰るというので、ここでお別れです。
ゆっくり走っても、2時間半ほどで自宅に帰りました。
記録を見ると、バッテリーを変えて1年5カ月しか経っていません。
純正と比べると8,500円と安いのですが、使える期間と安心度を考えたらどうなのでしょう?
今度は、高くても純正にしようかな!