
職場に出入りしている印刷業者のセールスのお話です。
今年度から担当者が変わったけど、これまで話をしたことがない。
今日、たまたま机のガラスの下に入れてあるバイクの写真を見たよう。
『バイクに乗ってはるんですか?』と話しかけてきた。
よく聞かれる話なんで、「ええ、まあ」と適当に返事しておく。
『私も旅が好きで、バイクで世界を回ってきたんです・・・』と。
「えっ、世界をバイクで・・・」と話に乗っかる。
凄い人がいるもんです。
バイクで外国を旅する人の話を知って感動し、自分でもチャレンジすることに。
三年間あまり働いてためた貯金を元にして出発。
燃費が良くて、タンクの大きいスズキ・ジェベル200(現)を選択。
船便で南米のウルグアイへバイクを輸送。
30日で到着と聞き、日程をあわせて飛行機で現地へ行くと、アフリカ周りの船に乗せられために約1ヶ月間待ちぼうけしたそうです。
そこから旅が始まります。
南米を北上し、アメリカ・カナダ ~ イギリス ~ アフリカ大陸の地中海沿い ~ 中近東 ~ インド ~ オーストラリア・ニュージーランド ~ 東南アジア(マレーシアでバイクを処分)
(バス・鉄道)~ パキスタン・インド ~ 中国 ~シンガポール ~ 日本へ帰国
という壮大な旅です。
26歳に旅が始まり、日本に戻ってきたのは33歳。
一時帰国なしで7年間も旅を続けたのです。
それだけ海外にいると、「これからどう生活したらいいのか不安で」」帰国するのが怖かったということです。
旅によって貴重な経験をしたそうですが、そのかわり婚期を逃してしまったと、少し寂しそうな顔で話していたのが印象的でした。
旅の写真を持ってきてくれるそうです。
いまさらバイクでの世界旅行なんてありえませんが、凄く楽しみです。
やりたいようにやろうとすると・・・
家族はもてませね。
でもちょっとスケールが違いすぎるな!
でもやってみたい~!
バイクでとは。
バイク乗ることさえ禁じられてる旦那様も世の中にはいてるのに。。。
結婚したら、家族のことを考えて思い切ったことは、できないですね。
若い頃に聞いていたら、影響があったかもしれません。
今なら「へえ~」って感心するだけです・・・
帰国して10年らしいですが、また行きたいと言ってました。
カナダやニュージーランドのバイクツーリングの企画があったけど、そこへの参加でさえも二の足を踏みますね。
バイクに乗れてるだけでもマシなのかな??