一昨日、フェニーチェ堺でのマリンバの演奏会に行ってきました。
コロナ禍にあってコンサートへは足が遠のいていました。
音楽好きのKさんからお誘いがあって、チケットをお願いしました。
マリンバ奏者は大阪音楽大学卒の大森香奈さんで、イタリア国際打楽器コンクールで第一位を受賞する等、国内外で活躍をされています。
会場は多目的室でしたが、楽器演奏での音響効果に配慮されており心地良い音が響きます。
入場者は100人ほどで高齢者が多かったですが、若い女性や子供の参加者もおられました。
開演と同時に大森さんがアヒル?の玩具でピューポーと音を出しながらの入場です。
思わず笑ってしまう楽しい演奏で、会場の雰囲気を一瞬で和ませる演出でした。
大森さんのヘアスタイルにも驚かされました。
モヒカン刈りのように頭の中央部分を残して刈り上げています。
中央部分は女性らしくヘアカットされ、とても似合っています。
パンフレットで見るよりずっとチャーミングな女性です。
小柄な女性なので、これくらいのヘアスタイルの方が世界では注目されていいかもしれません。
パンフレットに「マリンバ七変化」と謳われており、興味津々でした。
マリンバをマレットで叩きながら、足でバスドラを鳴らしたり、シンバルや色んな玩具・小道具を駆使して演奏されます。
剣の舞、アベマリアなど聴いたことのある曲が続きます。
ジブリ映画の音楽メロディーでは、主人公の人形が沢山登場。
大森さんもニコニコ顔で楽しく演奏されて、あっしも楽しくなりました。
マレットを左右3本ずつでの演奏もありました。
3本同時に叩くだけでなく、1本ずつ順番に叩く高等テクニックもあるようです。
座席は前から3列目で、前の方の頭で視界が遮られてよく見えません。
これは見逃すまいと必死に体を左右に動かして、隙間から覗き見ることができました。
アンコール曲、山口百恵さんも「秋桜」の演奏が一番感動しました。
家人が一番好きだというこの曲、ウルっとしてしまいました。
マリンバの音色がこの曲に合っていたのかもしれません。
たっぷりと楽しませていただいて、入場料はたったの千円です。
他にも大阪交響楽団メンバーによる「音楽のあるひととき」の千円コンサートが開催されているそうですのでチェックされたら如何でしょうか。
【 おまけ 】
このコンサートの進行役・ナビゲーターとして吉川智明氏の楽しいお話も聞けました。
その中で、一番興味深かったのは「堺県」の話です。
明治元年( 1867年)当時の和泉国(大阪府南西部)を管轄するために堺県ができた。
その後、河内国(現大阪府東部)や大和国(現奈良県)の全域を含めた県となった。
恥ずかしいことに、堺市に住んでいながらこのような歴史があったことを全く知りませんでした。
興味がありましたら、ググってみてください。
堺県、この前なにかのテレビで聞きましたね
へぇーーーーー、ですよね。
奈良までも入った巨大な地域だったんですね。
全然知りませんでした(^^;)
入場料千円なので、大きな期待はしていませんでした。
でも、誰でもが楽しめる工夫がされていて、あっしも終始ニコニコ顔でした。
演奏者の心意気が大切なんだと思いました。
あっしもずっと堺に住んでいますが、これまで聞いた記憶はありません。
こんな大きな変革なら、堺市内の学校の授業で教えて欲しいものですね。