湯めぐり四方山話 & 和の音

湯めぐりは 人・風物との出会い

青木村にある国宝「大法寺」

2010-05-18 | 神社・寺
道の駅「あおき」のすぐ近くに、国宝の大法寺三重塔がある。

私が、この寺を訪問したのは
4月の中旬、平日の午前中・・
お天気がよく、真っ青な空にわずかに白い雲~♪
そよ風が吹く心地よい気温の日だった。
ここ長野県の青木村では、ちょうど桜が満開。
三重塔の建物そのものの古さ、様式の珍しさもあるが
青空と桜と緑と大法寺の絶妙なコントラストが
何よりも素晴らしいように思った。

「塩田平を見下ろすことのできる丘の中腹に建つこの塔は
その周囲をめぐり歩くにつれて、様々な角度から眺められ
建築の美しさに加えて、建っている場所の配置がよく
周囲の風光との調和がすばらしい~」と
大法寺のパンフレットには書かれている。
その意味が、よくよくわかった日だった。

ここを訪れた人々は、この塔の周囲を歩き回り、
様々な角度から見て楽しみ、思い思いに写真におさめ、
それは、ゆったりと自分のペースで塔を鑑賞している。
それなのに、いざ、この寺を去る前になると、
もう一度、桜や緑の木々に囲まれたこの塔が見たくなり、
後を振り返っては、名残を惜しんで見ることから
「見返りの塔」とも言われている。

私も何回も振り返っては、しかも一番いいアングルを探して
塔と緑、桜の写真を何枚も撮り、やっとこの塔をあとにした。

これほどゆっくり、様々な角度から眺められる塔なのに
拝観料は100円と安くて、それがまた魅力の国宝「大法寺三重塔」。
コメント
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