湯めぐり四方山話 & 和の音

湯めぐりは 人・風物との出会い

「おらほの湯」  (青森県)

2012-06-03 | 青森の温泉
道の駅「森田」から5分ほどの場所に「おらほの湯」はある。



6時~営業しているので「一番風呂を」と出かけたが
営業は7時からに変更になっていた。


湯が始まる前の待ち時間。
いつもなら、とんでもないロスタイムだが、
さすが、青森県。
晴天の早朝で とてもラッキーなことがあった。
とても空気が澄んでいた日で
遠くの空に「岩木山」がすっきりと その姿を現していた。



すごく 得した気分だ・・
デジカメや携帯カメラで、林檎畑の向こうに見える「岩木山」の撮影タイム
新岡温泉から見るのとは、また違った景色だ・・
山の形だけいうと、こちら「森田」からの形がいいかもしれない。

いよいよ7時になり
待望の入浴タイムだ・・

(入浴料) 値上がりになっていて 大人 320円だった。


浴室は、このようで、浴槽が6つもある。壁側に3つ、真ん中に3つ

サウナもあり、朝から人気のようだが、利用しなかった。

脱衣所の様子

(泉質)・・ナトリウム炭酸水素塩 塩化物泉


「おらほの湯」の名前の由来は・・
「おらほ」とは・・「おらたちの村」の意味で
「おらほの湯」とは・・「おらたちの村の温泉」の意味らしい
脱衣所で一緒になった地元の方から教えていただいた。

そういえば「道の駅 森田」には
「おらほの めへ」という植物の苗を販売しているテントコーナーがあった。
あれは「おらたちの村の芽へ」の意味なのだろう・・

ところで、「おらほの湯」の「おらほ」の意味を教えてくれた女性。
道の駅「森田」に、昨夜から車中泊していたらしく 青森県内の人だった。

この冬は雪が多く、転んで腰を強打し、今はコルセットをまいて治療中。
腰痛には、ぬるめの湯で長湯するのが効き目があるらしく
週末になると、県内のぬるめの湯ばかりを求めて出かけているという。

今年は雪が多かったから、雪道で転倒し体を故障した人が多かったろうなあ~
その治療のために?雪国には温泉が多いのか?などと
「雪国と温泉」の因果関係をあれこれ思い巡らせた日だった。

コメント (2)
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「森田」道の駅で出会った姫路ナンバーの車

2012-06-03 | 道の駅・SA・PA
道の駅「森田」に一泊した。
明朝は、道の駅から5分の「おらほの湯」に一番風呂するぞ!!
ちょっと意気込みがオーバーすぎるか?

この車での旅は、「日没したら寝るしかない」
車内バッテリーを搭載してないので
日没したら、車内は真っ暗!!になり
車内活動は全くできない。
そのため・・だいたい夜は8時過ぎには就寝・・

そして 「朝は日の出とともに起きる」
だいたい朝の4時頃から目がさめて・・
5時には活動を始め・・
そして、うれしいことに、この車になってからは
「朝一番の風呂に入れる!!」のだ。
早起きは3文の得!!湯めぐりもそのようだ~♪

ところが・・
きょうは、この車の大原則をすっかり忘れていた。
「津軽に来たんだ~夕陽の色が違う~♪」などと・・
「森田」道の駅周辺で、田んぼの夕陽の撮影に夢中になっていた。
すると恐ろしいことに!あたりは一気に薄暗くなっている~
この車は暗くなったら活動できない~!!を忘れていた!!

みるみる 薄暗くなっていく~
きょうは時間と競争で、大慌て車内ベットメイクをする羽目になった。
まず、最初に、大物の収納ケースを二人で前の助手席に移動させたら、
あとは狭い車内は、あるところまでは一人でベットメイクするほうがやりやすい・・
そんなので、私だけは「よいこらしょ!」と一度、車外に出た。
ちょうどそのときだ。
タイミングよく??いやタイミング悪くといったがいいか??
一つ空けた隣の駐車スペースに「姫路」ナンバーの車が入って来た。
そして中から我々と同年齢~少し上の男性が一人降りてきた。
いかにも車旅し慣れている様相の車と人物だった。

ちょうど車から外に転がり出た私に
「こんばんは。神戸ナンバーですね。私は姫路から来ました。よろしくお願いします」
と とても丁寧なごあいさつをされた。
彼は旅行中の青森県で、珍しく神戸ナンバーを見つけたのが、うれしくかったのか?
吸い寄せられるように、思わず 近くに自分の車を停められたようだ。

ちょっと あせってしまった。
だって、夕闇と競争してベットメイクしている最中なので・・
なんかタイミングが悪いというか・・
それでも、こちらも姫路ナンバーは、今回の東北旅では初めだ。
うれしくて
「懐かしい姫路ナンバー。東北や青森では、初めて見ました。旅をされているんですね」
と返事を返すと・・
「今夜は「鰺ヶ沢」道の駅に泊まろうとしていたが、夜になると道の駅を閉めるらしく
  それがわかって、あわててこんな時間にこの「森田」道の駅まで移動してきた」という。

「青森には、今日、来られたのですか?」と尋ねると・・
返事が「・・・・・・」長く沈黙、
明らかに表情が「そんなわけないだろうが、ここまで来ているのに」と言わんばかりに
言葉に詰まっておられる。・・ちゃんと地図のわかるやつと話したそうだ・・
この沈黙の間に、青森の地図が頭の中にほとんど入ってない自分にハッと気付き
この人との会話を、今すぐ 夫に丸投げしたくなった。

そして、チラチラとセッチング中の夫に お助けの視線を送るも・・
夫は、暗くなった車内でいまだセッチング格闘中で、
「今は、その人との話はダメダメ~」と首を横に振っている・・
「だめだ こりゃ~」

その様子に・・
この男性は、なかなか心配りのある人と見え
トイレに行くようにして、うまく我々の車のそばから離れてくれた。
そしてトイレの後は、
道の駅内の「移築した古民家・増田家」ライトアップをじっと鑑賞している。


「今の間だ~」と、私も車内に乗り込みセッチングを急いだ・・
そして、男性が、隣の車に戻るまでには、ほぼセッチング完了。よかった。
でも、こんなに近く停まっていると、ドアを開けるたびに顔を合わすようになり・・

幸い、その心配はなくなった。
古民家鑑賞から戻ってきた男性は、
スッ~と自分の車を我々の車の反対側に移動してくれた。
なかなか、心配りがある人だった。
それは、夫にもわかり、
「旅の目的は?どんな経路で旅しているのか?」などと
彼と 一度ゆっくり話したかったようだ。
しかし、それはできない。
この車は暗くなると完全に真っ暗だから・・・
前の車なら、長く車内燈がついたので、夜でもゆっくり話せたかもしれない。

男性の車も自然サイクル車のようで、すでに就寝タイムだ。
気になりながらも それ以上話すことはなく、お互い? 就寝タイムになった。

そして、我々は
翌朝、「おらほの湯」の一番風呂を目指していたために
そのまま 道の駅「森田」を後にした。
朝6時の時点で、あの姫路ナンバーはまだ道の駅にそのまま泊まっていた。
まだ活動は一切してなかった。

そんなので・・あの時は失礼しました。
どんな旅をされているご夫婦なのかな??
かなり興味があったけど・・
残念ながら それ以後、青森県の旅で、
我々は、二度とあの姫路ナンバーで出会うことはなかったのだ・・




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