初めて「夫婦で車旅・東北地方までの湯めぐり」をしたのは、この暑い夏だった。
東北地方での最初の湯は「福島県の大塩温泉(共同湯)」だった。
近くまで来ているのはわかっていたが、どこを見渡しても「共同湯」らしき建物が見えない。
あるのは、この建物ばかり???でも車が止まっている。これが共同湯??
少し横に回ってみたら、「大塩温泉」の看板と入口が見えた。
さらに「あれ~??」なんか下に続きの建物があるのを発見。
入っていくと、
急な長い下り階段があり、どんどん降りていくと
階段の突き当りに
この看板の左右ある男女別のお風呂を発見!!
中に入ると
さらに更衣室と浴室の堺の壁に「入浴心得」が貼ってある。
浴室は・・
明るい陽射しの中に濁ったお湯と赤茶けた浴槽、洗い場が浮かびあがった。
赤い鉄錆び?の色の源泉が贅沢にも、浴槽からあふれて洗い場に流れている光景!!
これぞ!!夫がこだわる「源泉かけ流し」風景だ・・
たしかに、このころ(2007年頃)になると
私も「源泉掛け流し」と「循環湯」「半循環湯」などの区別!!にうるさく?なり
「源泉かけ流し風呂」の風景は、入る前から「しみじみと感動できるもの」になってきた。
この赤茶けたお湯に浸かり、窓の下に見える「只見川」を覗き見て
脱衣所から聞こえる地元の人の会話「福島弁」も心地よくて
なんかほっこりして
「ずいぶん遠くに来たなあ~ 東北の第一号の大塩温泉に入っているんだ~」
としみじみとうれしかった覚えがある・・
また、福島県に行くことがあれば、もう一度立ち寄りたい共同湯だ。
途中で立ち寄った「田子倉ダム」の景色も強烈だった。