「入来温泉や宮之城温泉周辺には、道の駅がない」
しかし、この周辺は共同湯の宝庫で魅力一杯。
もう少しこの近辺の湯めぐりを楽しみたいものだ。
今後のこともあるので
宿泊施設を捜したところ・・
「柏原温泉」というのを見つけた。
ここは、一軒でも「柏原温泉」なのだ。
もとは、柏原地域の共同湯だったらしい。
今は共同湯に加えて、家族湯2つと素泊まり用の部屋もあるらしい。
素泊まりは一人2000円の安さというから魅力的。
もちろん隣接した共同湯や家族湯にも入れる。
問題は素泊まりの部屋が空いているか?どうかだ。
一度、昼前に「空部屋の確認」に出かけた。
どうやら2部屋とも空いているらしい・・。
「今夜泊まるなら今からでも、いつから入ってもいい」という。
まだ、昼前なのに・・・「いつからでもいいって?・・」
とりあえず昼食を外で済ませてから、
宿泊するのなら午後からチェックインすればいいと、
ひとまずここを去る。
昼食を済ませ、再度行くと、
受付にいるはずのおばさんがいない。
「あれ~?どこにいったのかな?」と受け付け周辺を捜す。
「ほれ、ここだよ。あんたやっぱり今夜泊まるんかい?」と
思いがけない所から声がする。
よく見ると、受付にいたおばさんだった。
共同湯の前のベンチに座り、湯上りの入浴客と談笑している・・
そして、やっと腰を上げて
「こんなところだよ。見るかい?」とおばさんが私を
連れて行ったところは、同じ敷地内にある素泊まり宿。
台所もあり、簡単な炊事もできる。冷蔵庫はなかった。
部屋からは後ろを流れる川内川が見える。
すごく新しい施設なのに、宿泊客があまりないのか?
掃除があまりしてないような気がした。
しかし、部屋にはテレビもエアコンもある。
一人2000円の素泊まりだがら・・何も言えない。
源泉温泉付きだし・・
廊下に室内用の箒がおいてあったので、
廊下や室内をさっと掃除したら、なかなかいい感じになった。
早速、車から宿泊用の食材や衣服を運び、
運び終わると、この部屋に陣取り寛いだ。いい感じ・・
ふいに帰った時の実家みたいな?気取らない屈託のない宿。
「この部屋使っていいよ。最近あまり掃除してないけど・・」って感じ??
さて、気になるのが同じ敷地内にある「共同湯 柏原温泉」だ。
一息ついたところで、入りに行った。
予想したより、すばらしい浴槽で、お湯も最高!!
ここは、入浴客が頻繁に出入りしているようで・・
脱衣所も浴室も、よく掃除がされていて、清潔そのものだ。
脱衣所は、あっさりした構造で、入り口の引き戸を開けると
大きな暖簾があるだけで、すぐに広い脱衣所と透明ガラスの浴室が見える。
「丸見え??状態」の 明るく開放的シンプル構造。
みごとなまでに・・(浴室から見た脱衣所と入口)
これは、セキュリティー万全??の構造です・・
久々の広い浴槽内で、ご機嫌の「ワニ歩き」までして一人湯を楽しんだ。
そして、気持ちよく湯から上がったら、入口でにぎやかな声がする。
???地元のおばさん達が集団で入って来る??
しかし、入口の戸をあけっぱなしたままで、なかなか入って来ない。
「??早く戸を閉めてよ~!!」
脱衣所を隠すものは薄い暖簾一枚しかないので・・・
湯上りの小さいタオル一枚では、到底隠し切れない大きなわが身。
しかし、一向に入口の戸は閉まらないで、話声や笑い声ばかり聞こえる。
「一体なんなの~??」やっと一人入ってきた。
それで戸が締まるかと思うと、相変わらず、開けっ放し・・
「??え~ふつう入ったら戸を閉めるね!!」
「あの~う、今着替えているところなので入口の戸を閉めていただけません?」
と最大級に丁寧にお願いしたら・・・・
「がはっは~・・まだ連れが二人あとから来るから・・
外には誰もおらんよ・・男はおらん 男はおらん がっははは~」
「??」そんな問題ではないと思うのだが・・
共同湯の前は駐車場で、車がいつも頻繁に出入りしているはず・・・
今は午後の時間で、入浴客が少ない時間帯??
「それにしても戸くらい閉めろや!!」
慌てふためいて体を拭き、ヒヤヒヤの早さで服を着ていたら・・
あと二人の連れが、にぎやかに入って来て、やっと戸が閉まった。
二人は「ここの おばさんに杵かぼちゃをもらってね~」とハイテンションで、嬉しそうに見せてくれたカボチャは・・
確かに「杵」のようなかぼちゃだった。
珍しいのでデジカメ写真に撮らせてもらった。
すると・・「そうだ!あんたのも貰ってあげよう~」と
頼んでもいないのに、その中の一人が再び外に飛び出して行った。
もちろん~ 入口の戸は開けっ放しで・・
「もう~!!」この地元のおばさん達には終始仰天するばかりだった。
とりあえず、和やかな共同湯での入浴タイムは終り
敷地を横切って素泊まり宿に向かっていたら・・
この施設のおばさんが、下の写真の守り神の前で
浴槽の洗面器や椅子などを丁寧に水道で洗っていた。
「何の守り神なのですか?」と聞くと
ここは、台風で浸水したことがある。
後ろの川内川の水が上がってきて施設のほとんどがダメになり
新しく建て直した。という話を聴かせてくれた。
それで「地・湯・水」の3つの神々を今では奉っているらしい。、
この電信柱は、その時の浸水の状況を記録に残したものらしい。
赤い線のところまで浸水したという。
夕方、自炊した夕食をとり部屋で寛いでいたら
何やら隣りの家族湯の前で人の声がする。
外に出てみたら、老夫婦が家族湯を利用しに来ていた。
体が不自由な奥さんを、老いたご主人が苦労してこれから入浴させるようだ。
ここの施設のおばさんもいて、一緒になって入浴を手伝うようだ。
「ふ~ん なんてありがたい地域の温泉家族湯」だろう。
1回の利用料金が500円の家族湯。一人は250円ということになる。
家族湯がこれほどまでに安いのも驚きだ。しかも源泉かけ流しで・・
この柏原温泉共同湯の管理人のおばさんは、
地域の人と屈託なく話ができる人で
家族湯も介助が必要な人には手伝ってあげているようだ・・
すごい話だと思う。
柏原地域に昔から根付いている地域の風呂なんだろう。
★柏原温泉データー
(住所) 鹿児島県薩摩郡さつま柏1323
(tel) 0996-59-8672
(入浴時間) 5時~21時(宿泊客と地域の人)
8~21時 (外来湯)
(休館日) 年中無休
(入浴料) 男女別 ふつう湯 100円
家族湯 500円
(泉質) 炭酸水素塩泉 (重曹泉)
(備品) 扇風機、 100円ドライヤー
(効能) きり傷、腎臓病、高血圧症
※飲泉可能だが、特に匂い味は無い
(駐車場) 駐車場 30台
(交通アクセス)
・鹿児島県さつま町を走る国道267号線と 川内港へと注ぐ川内川とに
挟まれた柏原地区にある共同浴場
柏原温泉の裏を流れる「川内川」(台風のとき、洪水になった川)
現在は河岸工事が進み、高い堤防と河川もかなり広くしてあった。
しかし、この周辺は共同湯の宝庫で魅力一杯。
もう少しこの近辺の湯めぐりを楽しみたいものだ。
今後のこともあるので
宿泊施設を捜したところ・・
「柏原温泉」というのを見つけた。
ここは、一軒でも「柏原温泉」なのだ。
もとは、柏原地域の共同湯だったらしい。
今は共同湯に加えて、家族湯2つと素泊まり用の部屋もあるらしい。
素泊まりは一人2000円の安さというから魅力的。
もちろん隣接した共同湯や家族湯にも入れる。
問題は素泊まりの部屋が空いているか?どうかだ。
一度、昼前に「空部屋の確認」に出かけた。
どうやら2部屋とも空いているらしい・・。
「今夜泊まるなら今からでも、いつから入ってもいい」という。
まだ、昼前なのに・・・「いつからでもいいって?・・」
とりあえず昼食を外で済ませてから、
宿泊するのなら午後からチェックインすればいいと、
ひとまずここを去る。
昼食を済ませ、再度行くと、
受付にいるはずのおばさんがいない。
「あれ~?どこにいったのかな?」と受け付け周辺を捜す。
「ほれ、ここだよ。あんたやっぱり今夜泊まるんかい?」と
思いがけない所から声がする。
よく見ると、受付にいたおばさんだった。
共同湯の前のベンチに座り、湯上りの入浴客と談笑している・・
そして、やっと腰を上げて
「こんなところだよ。見るかい?」とおばさんが私を
連れて行ったところは、同じ敷地内にある素泊まり宿。
台所もあり、簡単な炊事もできる。冷蔵庫はなかった。
部屋からは後ろを流れる川内川が見える。
すごく新しい施設なのに、宿泊客があまりないのか?
掃除があまりしてないような気がした。
しかし、部屋にはテレビもエアコンもある。
一人2000円の素泊まりだがら・・何も言えない。
源泉温泉付きだし・・
廊下に室内用の箒がおいてあったので、
廊下や室内をさっと掃除したら、なかなかいい感じになった。
早速、車から宿泊用の食材や衣服を運び、
運び終わると、この部屋に陣取り寛いだ。いい感じ・・
ふいに帰った時の実家みたいな?気取らない屈託のない宿。
「この部屋使っていいよ。最近あまり掃除してないけど・・」って感じ??
さて、気になるのが同じ敷地内にある「共同湯 柏原温泉」だ。
一息ついたところで、入りに行った。
予想したより、すばらしい浴槽で、お湯も最高!!
ここは、入浴客が頻繁に出入りしているようで・・
脱衣所も浴室も、よく掃除がされていて、清潔そのものだ。
脱衣所は、あっさりした構造で、入り口の引き戸を開けると
大きな暖簾があるだけで、すぐに広い脱衣所と透明ガラスの浴室が見える。
「丸見え??状態」の 明るく開放的シンプル構造。
みごとなまでに・・(浴室から見た脱衣所と入口)
これは、セキュリティー万全??の構造です・・
久々の広い浴槽内で、ご機嫌の「ワニ歩き」までして一人湯を楽しんだ。
そして、気持ちよく湯から上がったら、入口でにぎやかな声がする。
???地元のおばさん達が集団で入って来る??
しかし、入口の戸をあけっぱなしたままで、なかなか入って来ない。
「??早く戸を閉めてよ~!!」
脱衣所を隠すものは薄い暖簾一枚しかないので・・・
湯上りの小さいタオル一枚では、到底隠し切れない大きなわが身。
しかし、一向に入口の戸は閉まらないで、話声や笑い声ばかり聞こえる。
「一体なんなの~??」やっと一人入ってきた。
それで戸が締まるかと思うと、相変わらず、開けっ放し・・
「??え~ふつう入ったら戸を閉めるね!!」
「あの~う、今着替えているところなので入口の戸を閉めていただけません?」
と最大級に丁寧にお願いしたら・・・・
「がはっは~・・まだ連れが二人あとから来るから・・
外には誰もおらんよ・・男はおらん 男はおらん がっははは~」
「??」そんな問題ではないと思うのだが・・
共同湯の前は駐車場で、車がいつも頻繁に出入りしているはず・・・
今は午後の時間で、入浴客が少ない時間帯??
「それにしても戸くらい閉めろや!!」
慌てふためいて体を拭き、ヒヤヒヤの早さで服を着ていたら・・
あと二人の連れが、にぎやかに入って来て、やっと戸が閉まった。
二人は「ここの おばさんに杵かぼちゃをもらってね~」とハイテンションで、嬉しそうに見せてくれたカボチャは・・
確かに「杵」のようなかぼちゃだった。
珍しいのでデジカメ写真に撮らせてもらった。
すると・・「そうだ!あんたのも貰ってあげよう~」と
頼んでもいないのに、その中の一人が再び外に飛び出して行った。
もちろん~ 入口の戸は開けっ放しで・・
「もう~!!」この地元のおばさん達には終始仰天するばかりだった。
とりあえず、和やかな共同湯での入浴タイムは終り
敷地を横切って素泊まり宿に向かっていたら・・
この施設のおばさんが、下の写真の守り神の前で
浴槽の洗面器や椅子などを丁寧に水道で洗っていた。
「何の守り神なのですか?」と聞くと
ここは、台風で浸水したことがある。
後ろの川内川の水が上がってきて施設のほとんどがダメになり
新しく建て直した。という話を聴かせてくれた。
それで「地・湯・水」の3つの神々を今では奉っているらしい。、
この電信柱は、その時の浸水の状況を記録に残したものらしい。
赤い線のところまで浸水したという。
夕方、自炊した夕食をとり部屋で寛いでいたら
何やら隣りの家族湯の前で人の声がする。
外に出てみたら、老夫婦が家族湯を利用しに来ていた。
体が不自由な奥さんを、老いたご主人が苦労してこれから入浴させるようだ。
ここの施設のおばさんもいて、一緒になって入浴を手伝うようだ。
「ふ~ん なんてありがたい地域の温泉家族湯」だろう。
1回の利用料金が500円の家族湯。一人は250円ということになる。
家族湯がこれほどまでに安いのも驚きだ。しかも源泉かけ流しで・・
この柏原温泉共同湯の管理人のおばさんは、
地域の人と屈託なく話ができる人で
家族湯も介助が必要な人には手伝ってあげているようだ・・
すごい話だと思う。
柏原地域に昔から根付いている地域の風呂なんだろう。
★柏原温泉データー
(住所) 鹿児島県薩摩郡さつま柏1323
(tel) 0996-59-8672
(入浴時間) 5時~21時(宿泊客と地域の人)
8~21時 (外来湯)
(休館日) 年中無休
(入浴料) 男女別 ふつう湯 100円
家族湯 500円
(泉質) 炭酸水素塩泉 (重曹泉)
(備品) 扇風機、 100円ドライヤー
(効能) きり傷、腎臓病、高血圧症
※飲泉可能だが、特に匂い味は無い
(駐車場) 駐車場 30台
(交通アクセス)
・鹿児島県さつま町を走る国道267号線と 川内港へと注ぐ川内川とに
挟まれた柏原地区にある共同浴場
柏原温泉の裏を流れる「川内川」(台風のとき、洪水になった川)
現在は河岸工事が進み、高い堤防と河川もかなり広くしてあった。