秋になり、久々に「温泉+季節の食べ物」旅に出た我が家。
但馬海岸「ひだまり」に泊まった日。最近の日韓関係の悪化が影響か?宿泊客が毎年のこの時季に比べて少ない~!!韓国からのお客は、ほぼ?いないようだ。宿泊客は日本人ばかり?食堂も以前より空席が目立つ~・・!!
秋の行楽シーズンに、降ってわいたような日韓関係の悪化、韓国からの宿泊者ゼロ?
これは経営者には頭の痛い話に違いない。が、久々に温泉旅に出た我々には、ゆったりと静かに泊まられて、かなり結構な快適空間かな?
(写真はひだまりHPより)「ひだまり」の食事処
我々は今回、この写真のカウンターではなくて、周りの壁沿い・畳敷き「堀こたつ式テーブル」の席だった。
本日の「ひだまり」では、中国人の実習生が食事処の給仕をしていた。
そこで、ちょっとした事件が起きた。
「ひだまり」の夕食は、お品書きもある懐石料理「三大グルメコース」だった。
・最初に前菜の「付出し」・・季節の品
・次に「魚介のお造り盛り合わせ」・・フナ盛りのお刺身がテーブルの真ん中に運ばれて来る。
いよいよ「豪華三品」・・三大グルメ
★「ロブスター炭火焼き」・・プリプリした食感、濃厚な味噌の旨みのロブスター
★「松茸の土瓶蒸し」・・圧倒的な秋の香りの松茸
最初から出汁(鶏肉入り)だけがテーブル上にあり・・
そこへ、下の画像のような古風な籠(2段式)を給仕の中国人実習生が持ってきた。
籠を開けると上の段には「海老・銀杏・三つ葉など具材」あり
下の段には「松茸の大きなスライスが4枚」あった。
それらを全部、土瓶蒸し用の鍋に入れて火を点ける。
わ~!!楽しみ~!!いいわ~この時間・・
少しずつ・・少しずつ・・大切に「松茸の土瓶蒸し」を味わう。
と、そこへ、
今度は熱々の「海老と野菜の天ぷら」を給仕の中国人実習生が運んできた。
そして、すでに食べ終わっていた「刺身のフナ盛りセット」を退かして、テーブルの真ん中を空けて「天ぷら」を置いていった。
・「海老と旬野菜の天ぷら」
この時「刺身のフナ盛りセット」と一緒に「松茸の土瓶蒸し」も彼は持って行ってしまったようだ・・・
ところが、届いたばかりの「熱々海老の天ぷら」に夢中の我々は、その事に全く気がつかず(まさか!我々に断りもなく『土瓶蒸しセット』を黙って下げてしまうとは露にも思わず・・)「海老天ぷら」に続き熱々の「カボチャの天ぷら」まで幸せ一杯に口にほうばっていた・・・
と、突然、夫が
「あっ!!下げられてしまっている!!持って行かれた!!」と結構大きめの声で叫んだ!!???
その時点で、私は何が起こったのか?判らなかった!???
と、次の瞬間、吃驚した!!
あれだけ少しずつ出汁を楽しんで飲んでいた『松茸の土瓶蒸し』の小鍋がテーブル上の何処にもない!!
焦ったが、さっきの中国人研修生・給仕が「天ぷら」を置いて立ち去ってから、かれこれ3分から5分は経っている・・気がつくのが遅すぎた!!
今年はいつもの年の秋シーズンに比べて宿泊者が少ない。それに合わせて食堂の給仕の人数も減っている。中国人実習生達は、1人で複数テーブルの給仕を掛け持ちしていた。それぞれのテーブル(食べるスピードの違う客たち)に合わせて、タイムリーに熱々の「天ぷら」を届けていた。その気ぜわしさもあったのか?単にマニアル通りに次々と「熱々の天ぷら」を運んで、代わりにテーブルの上にあったものを下げているだけなのか?
兎に角、まだ飲食途中だった「松茸の土瓶蒸し」を「我々に一言の断りもなく黙って持って行ってしまった」この事に我々が気がつくのが遅すぎた~もう各テーブルから撤去した複数の「土瓶蒸し茶碗」が厨房でゴチャゴチャに入り乱れている時間帯だった。
それからというもの、我々のテーブルでは、がっかり食事タイムが始まった!
しばらくして何事も無かったように、先ほどの中国人実習生・給仕がやってきた。
その時、思わず「さっきの松茸入り土瓶蒸し、まだ食べている途中で、中に具が残っていたのに、我々の知らないうちに持って行ってしまった。下げられてしまった~・・」と、その研修生に言ったら、中国人研修生は「申し訳ありませんでした」と辿々(たどたど)しい日本語で答えた。その辿々しい日本語を聞くと、続きにもう何もいう気が起こらなくなった。「駄目だこりゃ~・・」
そして、次の瞬間、彼は素敵な笑顔で「次は、すき焼きですよ」言った。
実にケロッとしている。この殆ど反省のないテンションの高さに、こっちは一層気分が下がった。
そして、「但馬牛と松茸入りのすき焼き」が彼によってテーブルに運ばれて来た。
★「但馬牛のすき焼き」・・上質な但馬牛の肉の旨み
モヤシなどの野菜は肉が煮えてから投入する。
この「但馬牛のすき焼き」は、かなり美味しかった。松茸も入っていたし、出汁(割りした)が絶品で、超美味い!!
この「但馬牛+松茸入りのすき焼き」で我々の低く落ち込んでいたテンションは幾分アップしたが「松茸の土瓶蒸しの無断撤去ショック」が全く無くなったわけではない。
楽しみにしていて一番最後に食べようと残していた「松茸の土瓶蒸し内」の「美味しい出汁・海老(大きめ)・松茸3枚スライス」が忽然と消えたのだから(夫は「好きな大きな海老+たっぷり出汁」を残していたらしい)
・松茸釜飯
松茸ご飯が炊き上がっても、「松茸の土瓶蒸し」と一緒に味わってチビチビ飲んだり食べたりしようと思っていた我々の思惑は無くなり・・ションボリ
ちなみに「松茸ご飯」は、かなり美味しかったが・・
・梨サラダ
・赤出汁
この赤出汁の味がかなりよく、夫が「美味い、旨い」を連発していたが、「松茸の土瓶蒸しショック」で写真撮影を忘れた。
・香の物(漬け物)
・手作りデザート・・大きなお皿にナイスなデザートだった。満腹だったので、部屋に持ち帰って頂くことにした。
「松茸の土瓶蒸し」事件がショックでデザート写真を取り忘れた。
その代わりに?発見したよ!!本日の懐石料理の「お品書き」の最後に
★「ひだまり・料理長」より★
★ひだまりではレストラン接客係として中国からの実習生が対応させていただく事もあります。一生懸命努めておりますので温かく見守って頂きますようお願いいたします★
と、ただし書きがあり。
言っていく先のない「松茸の土瓶蒸し・無断撤去ショック」
松茸の土瓶蒸し・・大事件ですし、これについては
ホテル側にクレームをつけるべきでした
ボーイや接客係に、中身を確認してお客様の
了解のもとに下膳するように・・とホテル側で
今後の指導教育の基礎資料になります
各国の風習文化の違いは当然ありますし
各人の能力や生活慣習も違います。
同じ日本人同士でもやり方の違いや言葉の
誤解がたくさんある昨今ですから・・再発防止
の一助になると思って・・提言するのも
社会活動の責務かもしれませんね。
★ボーイや接客係に、中身を確認してお客様の
了解のもとに下膳するように★のお話
実は私も夕食後に部屋に戻り、部屋にあった宿泊アンケートに「夕食の松茸の土瓶蒸し・無断撤去ショック」を記入していたら、こんな方法(紙面)では駄目だとハッキリと思い直しました。
そしてその足で
今回の事件は、今後の「ひだまりの宿泊者」の為にも直接フロントに行って事の顛末をしっかりと話しておくべきと」思い始め、フロントに行って直接「松茸の土瓶蒸し無断撤去事件」を報告しました。
「テーブルの料理を片づける際は、一つずつ宿泊者に確認してからにしてほしい」
日本人同士なら当たり前の話だが「中国人実習生にも一つ一つのお料理は、客に確認して下げるという基本的な事を毎回徹底して、指導してほしい。土瓶蒸しのように小鍋に蓋がしてある料理は特に中を一度確かめて・・」とも話しておきました。
ワイコマさんの言われるように、私も今回は「言うべきことは言って良かった」と思います。