安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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核のない未来を願って 松井英介遺稿・追悼集(緑風出版)

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●安全問題研究会政策ビラ・パンフレット
こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
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国は今こそ貨物列車迂回対策を!

弱い者たちが夕暮れ さらに弱い者を叩く

2006-03-17 20:39:07 | その他(国内)
弱い者たちが夕暮れ さらに弱い者を叩く
その音が響き渡れば ブルースは加速していく
(TRAIN TRAIN/THE BLUE HEARTS)

無職少年2人を殺人容疑などで逮捕へ 姫路の野宿者焼死 (朝日新聞) - goo ニュース

ホームレスの人たちに花火を投げつけるなどしていた少年達、ついに手段が火炎瓶にまでエスカレートしてしまったらしい。

火炎瓶といえば、昔、学生運動の「必需品」だったアイテムだ。
アスファルトの道路で機動隊とやり合うには効果的で、日大闘争では投げつけられた警察官が死亡するなど、殺傷力は高いとされている。
火炎瓶は不良少年のオモチャではない。弱い者が強い者に立ち向かっていく過程で考案された「兵器」である。団塊の世代が関わった学生運動は一般社会からの厳しい批判も受けたが、学生運動をしていた学生達は、自分より弱い立場の者に「兵器」を向けることは決してしなかった。あくまでも自分より強い者と闘うためだけに「兵器」を用いていた。

それに対して、この少年達はどうだろう。自分より弱い者に殺傷能力の高い火炎瓶を向け、疎外感のはけ口にしているだけだ。そこに人としてのモラルは感じられない。

少年達よ。今、君たちを取り巻く環境はとても厳しく、時代は生きていくことそのものを苦痛に変えようとさえしている。それに対する君たちのメッセージがバイク盗とホームレス殺し、本当にそれでいいのか?
弱い者たちがさらに弱い者たちを叩いても、ブルースは加速するかもしれないが世の中は何も変わらないし、良くもならない。格差社会の中で恩恵を受けている「一部の者たち」が喜ぶだけだ。不満があるなら声をあげればいい。建設的な方法で自分たちのメッセージを発すればいい。
この世の中、それを見殺しにするほど腐ってはいない。

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