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JR江差線で大規模なレール破断

2009-03-22 23:12:16 | 鉄道・公共交通/安全問題
<JR江差線>レール接合部が破断特急など9本運休(毎日新聞)

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21日午前5時ごろ、北海道函館市亀田港町のJR江差線五稜郭-七重浜間でレールに異常が発生したのを運行システムが感知した。検査の結果、約3時間半後にレール接合部に幅7センチの破断を発見。点検・補修のため特急など計9本が運休、約1600人に影響が出た。

JR北海道によると、レールは85年の製造で高温ガスを吹きつける「ガス圧接方式」で接合した。その際、内部に欠陥が生じ列車が繰り返し通過したことで破断に至った可能性があるという。JRは同時期に同じ方式で溶接した117カ所の緊急点検を始めた。

JRはシステム感知後、すぐに検査したが異常が見当たらなかったため運行を再開した。破断が見つかるまでに上下6本が通過。それに伴い破断が徐々に大きくなったとみられる。幅口堅二工務部長は「安全上の問題はなかった」と話している。

JRでは昨年12月、室蘭線富浦-登別間のレールに6ミリの破断が見つかり、その際525カ所を点検したが今回の破断個所は対象外だった。【水戸健一】
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7センチものレール破断は尋常な事態ではない。いつ脱線事故が起きても不思議ではなく、大事に至らなかったのは不幸中の幸いである。

それにしても、JR北海道では1月にも信号の配線ミスによる異常接近が起きたほか、2月にはキハ283系からのブレーキ部品脱落事故が発生している。そして今回、またも重大事案である。
重大インシデントやトラブルが続発しているJR北海道は、今明らかに異常事態と言っていい。

これほどの事態なのに、JR北海道労使には今ひとつ危機感がないように感じられる。今ここで、腰を据えて安全対策を強化しないと、いずれJR北海道管内で重大事故の発生は避けられないのではなかろうか。

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