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弱る太陽 活動200年ぶりの低水準

2009-06-08 23:39:01 | 気象・地震
弱る太陽 活動200年ぶりの低水準(朝日新聞)

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 太陽の活動が200年ぶりの低水準にまで落ち込んでいる。これまでのパターンだと再来年には活動の極大期を迎えるはずなのに、活発さの指標となる黒点がほとんど現れない。研究者も「このままだと地球はミニ氷河期に入る可能性がある」と慌て始めた。

 太陽の活動は約11年周期で活発になったり、静穏になったりというパターンを繰り返している。活動ぶりの指標が表面にシミのように見える黒点。黒点の周辺では爆発現象が多く起こり、黒点が多いほど、太陽の活動が活発だ。

 ところが、ベルギーの太陽黒点数データセンターによると、黒点の多さを表す「相対数」は08年が2.9で、過去100年で1913年の1.4に次ぐ2番目の少なさだった。今年はさらに減り、4月までの暫定値が1.2と、1810年の0.0以来の低水準に落ち込んだ。

 太陽から放出される陽子などの流れ(太陽風)も07、08年は過去数十年とまったく違う。静穏期の太陽風は遅い風が赤道に、速い風が北極と南極に集まるが、名古屋大太陽地球環境研究所の観測では、07、08年は赤道付近にも速い風が多く現れた。徳丸宗利教授は「太陽の磁場が弱まっている影響だろう」という。この磁場の弱まりも、黒点の減少と関係があるとみられる。

 太陽活動には数百年周期の変動も知られる。17~18世紀には約70年間、黒点がほぼ消え、欧州では英国のテムズ川が凍るなど「ミニ氷河期」に陥った。東京大宇宙線研究所の宮原ひろ子特任助教は「ここ1千年でも活動の極小期が5回あり、前回が1800年ごろ。歴史的には、そろそろ次の極小期に入ってもおかしくない」と指摘する。

 国立天文台の常田佐久教授は「X線や光も弱まっている。今後、再び黒点が増えても、従来のような活発さになると考える太陽研究者は少ない」と話す。(東山正宜)
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つい最近まで温暖化温暖化と言われ、今後地球の温度は上昇の一途をたどるのだという論調が支配的なこのご時世に、驚くべき結果である。しかし、地球も宇宙の中に存在しているのだから、外部から受ける影響と無縁ではいられない。よく言われる「地球全体で見れば温度は常に一定」というのも、太陽活動などの外部要因が常に一定という前提条件があってのことであり、太陽活動そのものの弱体化となれば、話は全く違ってくる。

太陽活動の弱体化という事実を踏まえれば、「ミニ氷河期」への突入はじゅうぶんあり得る話である。テムズ川が凍った300年前は、日本国内でも冷害によって飢饉が繰り返し発生した時代でもある。テムズ川が北極海並みの水温になるわけだから、本当にミニ氷河期となった場合、世界の気温は平均で10度くらい下がるのではないか。日本で言えば、九州が北海道くらいの気候になり、北海道の冬は今のロシア並みの気候になるかもしれない。

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