北海道に住むようになって丸10年。国連が「地球温暖化の時代は過ぎた。今は地球沸騰の時代」と言うように、2023年の夏はかつてなく異常だ。道内では、お盆を過ぎると朝晩は肌寒くなり、上着がほしいと思うのが普通だが、今年は9月に入ったのにまだ深夜に半袖でも汗がにじみ出てくる。北海道らしいカラッと乾燥した快晴の日は、7月上旬に一度くらいあったような気がするが、それを最後にもう2ヶ月以上、本州のような蒸し暑く寝苦しい毎日が続いている。
新型コロナ感染拡大以降、私は週1回のテレワークを続けてきたが、ここ数週間は取りやめている。冷房のない自宅よりも、冷房のある職場事務所のほうがはるかに能率が上がるからだ。いまはコロナより熱中症の危険のほうが高い。実際、冷房がないので窓を全開にして寝ていると(お盆を過ぎても窓を全開にして寝なければならないこと自体がかつてない異常事態なのだが)、一晩中救急車のサイレンが鳴りっぱなしで眠りが浅いまま目が覚めるということもある。8月21日~27日の1週間に限れば、熱中症搬送者は北海道が最多との報道もある。
日頃、低温で乾燥した気候に合わせて身体が調節されるようになっている北海道民にとって、サウナに入ったような高温多湿の日が2ヶ月以上も続くなどというのはかつてない事態だと思う。このままでは、北海道内の病院はコロナではなく熱中症患者でパンクしかねない。
とはいえ、個人の肌感覚なんて当てにならないので、このような場合はデータを当たるに限る。気象庁公式ホームページを見ると、今日、9月5日の最高気温は札幌市手稲区で平年より5.9度も高い。だが驚くのはまだ早い。同じ手稲区で、最低気温に至っては平年よりなんと6.2度も高いのだ。
昼間の暑さもさることながら、とにかく最低気温が下がらず、夜が異常に暑く寝苦しい。結果として体力を消耗し、疲労が取れない。一体この異常な夏はいつになったら終わるのだろうか。
そんな中、8月下旬から当ブログのアクセス数が急増している。増えだしたのは汚染水放出が決まった8月22日頃からで、8月27日に放送されたNHK「日曜討論」でこの問題が取り上げられてから急増した。特に、「日曜討論」に出演したNPO法人「福島ダイアログ」の安東量子理事長なる人物に関しては、大半の視聴者にとっては初めて聞く名前だっただろう。どんな人物か、そもそもNHKに出演するに値するのか。ネット検索をかけていたら、当ブログ2019年3月18日付記事「福島「エートス」首謀者を人物紹介に堂々登場させた北海道新聞」に行き着き、ここで彼女の「本当の姿」を知った、という人も多いようだ。
だが、この安東量子さんという人、「原発・放射能」界隈ではかなり早い段階から知る人ぞ知る存在だった。リンク先の記事でも書いているが、ICRP(国際放射線防護委員会)勧告の執筆者であり、同委員会第4委員長ジャック・ロシャール氏を日本に招請し、対話集会を開くなどということが、福島の「一介の植木屋」ふぜいにできるはずがなく、彼女の背後には明らかに「国際原子力ロビー」の強力な支援が付いているのである。
私は「日曜討論」はもとより、NHKの報道番組自体、最近はほとんど見ない。見るのは政府方針を知る必要があるときで、まさに政府広報としてしか用をなしていない。「中国人民なら党・政府の方針を知る上で見ておくべきで、この番組を見ずに政府方針の変更を知らなかったと主張しても通らない」と言われている中国の国営放送「中国中央テレビ」と最近は大して変わらない。総合テレビの画面右上には「NHK G」と表示されている。NHK GENERAL(総合)の略だが、最近の私にはNHK GIMIN(自民)の略に見えて仕方がない。そろそろ公共放送などという実態とかけ離れた看板は捨てて、NHKも「日本中央テレビ」にでも名称変更してはどうか。
安東量子さんのおかげでアクセスが急増したところに、汚染水放出開始が続いた。最初は「汚染水」という単語を検索して、ヒットした「非国民」「反日」サイト狩りが行われているのだろうと思っていた。だがアクセス解析をしてみると様子が異なる。2013年8月17日付記事「これは真夏の夜の怪談か?~「猛暑の後には大地震が来る」説について」が、もう10年も前の記事なのに異常に読まれているのだ。気象庁がこの8月を「観測史上最も暑い8月だった」と公式発表(「8月の天候」「夏(6~8月)の天候」)したことが原因らしい。
リンク先の記事をお読みいただくとわかるので、ここでは繰り返さないが、過去、記録的猛暑の翌年に大震災というケースがあり、注目が集まっているようだ。確かに、猛暑日続出の異常な暑さが9月になってもまったく収束する気配のない状況を見ていると、来年あたり、首都圏直下型地震か南海トラフ大地震、あるいはその両方が来るのではないかと思いたくなる心理状態はわからなくもない。因果関係が証明できるような性質のものでなく、あくまで都市伝説やオカルトの域を出ないので、この説を信じるのはほどほどにしておいていただきたいと思う。
新型コロナ感染拡大以降、私は週1回のテレワークを続けてきたが、ここ数週間は取りやめている。冷房のない自宅よりも、冷房のある職場事務所のほうがはるかに能率が上がるからだ。いまはコロナより熱中症の危険のほうが高い。実際、冷房がないので窓を全開にして寝ていると(お盆を過ぎても窓を全開にして寝なければならないこと自体がかつてない異常事態なのだが)、一晩中救急車のサイレンが鳴りっぱなしで眠りが浅いまま目が覚めるということもある。8月21日~27日の1週間に限れば、熱中症搬送者は北海道が最多との報道もある。
日頃、低温で乾燥した気候に合わせて身体が調節されるようになっている北海道民にとって、サウナに入ったような高温多湿の日が2ヶ月以上も続くなどというのはかつてない事態だと思う。このままでは、北海道内の病院はコロナではなく熱中症患者でパンクしかねない。
とはいえ、個人の肌感覚なんて当てにならないので、このような場合はデータを当たるに限る。気象庁公式ホームページを見ると、今日、9月5日の最高気温は札幌市手稲区で平年より5.9度も高い。だが驚くのはまだ早い。同じ手稲区で、最低気温に至っては平年よりなんと6.2度も高いのだ。
昼間の暑さもさることながら、とにかく最低気温が下がらず、夜が異常に暑く寝苦しい。結果として体力を消耗し、疲労が取れない。一体この異常な夏はいつになったら終わるのだろうか。
そんな中、8月下旬から当ブログのアクセス数が急増している。増えだしたのは汚染水放出が決まった8月22日頃からで、8月27日に放送されたNHK「日曜討論」でこの問題が取り上げられてから急増した。特に、「日曜討論」に出演したNPO法人「福島ダイアログ」の安東量子理事長なる人物に関しては、大半の視聴者にとっては初めて聞く名前だっただろう。どんな人物か、そもそもNHKに出演するに値するのか。ネット検索をかけていたら、当ブログ2019年3月18日付記事「福島「エートス」首謀者を人物紹介に堂々登場させた北海道新聞」に行き着き、ここで彼女の「本当の姿」を知った、という人も多いようだ。
だが、この安東量子さんという人、「原発・放射能」界隈ではかなり早い段階から知る人ぞ知る存在だった。リンク先の記事でも書いているが、ICRP(国際放射線防護委員会)勧告の執筆者であり、同委員会第4委員長ジャック・ロシャール氏を日本に招請し、対話集会を開くなどということが、福島の「一介の植木屋」ふぜいにできるはずがなく、彼女の背後には明らかに「国際原子力ロビー」の強力な支援が付いているのである。
私は「日曜討論」はもとより、NHKの報道番組自体、最近はほとんど見ない。見るのは政府方針を知る必要があるときで、まさに政府広報としてしか用をなしていない。「中国人民なら党・政府の方針を知る上で見ておくべきで、この番組を見ずに政府方針の変更を知らなかったと主張しても通らない」と言われている中国の国営放送「中国中央テレビ」と最近は大して変わらない。総合テレビの画面右上には「NHK G」と表示されている。NHK GENERAL(総合)の略だが、最近の私にはNHK GIMIN(自民)の略に見えて仕方がない。そろそろ公共放送などという実態とかけ離れた看板は捨てて、NHKも「日本中央テレビ」にでも名称変更してはどうか。
安東量子さんのおかげでアクセスが急増したところに、汚染水放出開始が続いた。最初は「汚染水」という単語を検索して、ヒットした「非国民」「反日」サイト狩りが行われているのだろうと思っていた。だがアクセス解析をしてみると様子が異なる。2013年8月17日付記事「これは真夏の夜の怪談か?~「猛暑の後には大地震が来る」説について」が、もう10年も前の記事なのに異常に読まれているのだ。気象庁がこの8月を「観測史上最も暑い8月だった」と公式発表(「8月の天候」「夏(6~8月)の天候」)したことが原因らしい。
リンク先の記事をお読みいただくとわかるので、ここでは繰り返さないが、過去、記録的猛暑の翌年に大震災というケースがあり、注目が集まっているようだ。確かに、猛暑日続出の異常な暑さが9月になってもまったく収束する気配のない状況を見ていると、来年あたり、首都圏直下型地震か南海トラフ大地震、あるいはその両方が来るのではないかと思いたくなる心理状態はわからなくもない。因果関係が証明できるような性質のものでなく、あくまで都市伝説やオカルトの域を出ないので、この説を信じるのはほどほどにしておいていただきたいと思う。