M42
第7師団第7高射特科連隊
202X年10月某日 東千歳駐屯地内 試射練習
202X年、東アジア地域の大国が台湾を中心とする東シナ海地域の海上封鎖に踏み切った。
各国は海上輸送を行う自国船の安全を担保するために、やむを得ず警備行動を取り始める。
そんな状態の中、北方の脅威も高まりドローン対策として不足する対空兵器の補充のため、一時凌ぎではあるが、
1994年に退役となったM42の再配備に備えて東千歳駐屯地内において試射を行なった。
以上は完全なフィクションです。地域ひいては世界の平和秩序が保たれるよう心から願っています。
タミヤオールドキットM42が完成しました。
初版が今から半世紀以上も前に発売されているので、素組みをベースにしている私もさすがに今回は多少の修正および手を入れました。
修正点は、
省略されている前部ハッチの取っ手を真鍮線で追加、
付属のジェリ缶を連合軍アクセサリーキットのものに交換、
排気管取り付け部の底板の追加および排気管の取り付け位置の修正
車体下部のモーターライズの痕跡の修正などです。
キット付属のボフォース40mm砲弾は、貧弱な造形の砲弾がバラで8本付いているだけでしたので、
ここはアフターパーツとしてAFVクラブの「ボフォース/M42 40mm機関砲用砲弾&弾薬箱セット」を別途購入して装備しています。
この追加装備の効果はとても大きかったと自己満足しております。
当初はベトナム戦車両と設定して塗装したため、陸上自衛隊車両としてはかなり激戦を経たような状態となってしまいました。
完成品が自衛隊らしからぬ車両状態となってしまったので、むりやりタイトルのような設定を作り出してしまいました。
稚拙な修正と最後のセミグロスコートで表面が荒れてしまった完成品ですが、ご笑覧くださいませ。
▲▼実は自国の陸上自衛隊車両を完成させたのは初めてです😅
日の丸が眩しいです。
▲▼履帯はキット付属のベルト式履帯。AFVクラブの連結履帯もありますが、キットの履帯でも悪くはないのでそのまま使いました。
コスパを考えて40mm砲弾と砲弾箱の方を優先しました😄
▼マフラーからのスス汚れは、ガソリンエンジンにしては付け過ぎの感がありますが、そこは雰囲気ということでご勘弁を。
▼足回りは、Choro-Poo氏のピグメント主体のウエザリングを試みましたが、本家には及ばない出来です。
それでも自分なりになかなか自然な感じに出来たかな、と自己満足しております。
▲▼AFVクラブの40mm砲弾は予備弾ラックにはぴったりの寸法ですが、肝心の機関砲の装填部のスペースが足りなく収まりません。
仕方がないので装填部前部にある砲弾抑えの中心を削り取って収めています。
機関砲の装填スペースより砲弾が長い状態ですが、この際、見た目を優先しました。
やはり砲弾がきちんとセットされていると雰囲気がグッと上がると思います。
エンジンデッキ上に砲弾箱が散乱しています。デカール数が多くて思ったより時間がかかりました。
このデカールはAFVクラブらしからぬ柔らかさで、貼りやすかったです。
写真をアップして今更ながらですが、ちょっと綺麗すぎる感じです。ピグメントを少しまぶせば良かったかなと思いました。
▼40mm機関砲の可動部は、キットのままでは緩くておじぎをしてしまうため、マスキングテープを一巻きして直径を稼ぎました。
その甲斐があって対空姿勢を維持できました。
▼自衛隊の個人装備を持っていないので、後部にあるシート類2つは連合軍アクセサリーセットから拝借してしまいました。
完成写真は以上です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今回のはまたまるで本物ですね。
作ってる時から思ってましたけど、転輪や履帯の部分とか下まわりが素晴らしいですね。
>マフラーからのスス汚れは、ガソリンエンジンにしては付け過ぎの感がありますが
これは私なんかには言われなくても、いや、言われてもわからないです(^^;
右側の日の丸に入ってるヒビというのか切れ目というのかが、またいいです(*^^)v
これは素晴らしい~。
自衛隊車両なので個人的にはピカピカのイメージがあります。
当初は米軍仕様の実戦モードで、塗装の劣化を施したのが本物ぽくなって良かったようです。
>転輪や履帯の部分とか下まわりが素晴らしいですね。<
ありがとうございます。
ここも戦場を走り回った感じを狙ったのが、うまく出たようで良かったです。
ピグメント(粉)は手軽で効果絶大です😄
マフラーのススはやり過ぎないようにと思いながらも、やり過ぎてしまいました😅 まあ、メリハリがあってよかったかもです。
>右側の日の丸に入ってるヒビというのか切れ目というのかが、またいいです(*^^)v
<
ここは激戦を意識して表現しました。注目していただきとても嬉しいです😄
車体の塗装は相変わらずお上手ですね。
装備品もしっかり作りこんでおられていて、素晴らしいです。
写真も大変上手く撮られています。
どの様な機材で撮影されているのでしょうか?
半世紀前のキットがここまで仕上がるのか、と感心しました。やはり、塗装の妙ですね。
砲弾のの真鍮色が決まっていると感じました。
古いキットで装備品が貧弱だったので、別買いしてしまいました。
揃えて良かったと思っています。
キットに少し手を入れて塗装を楽しみました。
写真は、童友社の「ホビー用LED撮影スタジオ」を使っています。
LED照明で光量が調節できてとても便利です。
https://doyusha-model.com/archives/products/3188
このキットは大昔に未塗装で作った記憶があります。
その時はモーターライズでした。
車体前部の省略はタミヤらしいですが、後部のエンジングリルやパネルとフックの造形は半世紀経っても古さを感じない出来だと思います。
組立がストレスフリーなので、その分塗装を楽しめました。
ウエザリングをひと通り施すとなかなか良い感じになりますね。
>砲弾のの真鍮色が決まっていると感じました。<
ここは対空砲の肝だと思い、費用と手間をかけました(笑)。
機関砲に砲弾を装填してみて、やっぱりやってみて良かったなと自己満足しています。
タミヤ M42 DUSTER、完成おめでとうございます(^^)
あのオールドキットがコレですか!?
いやまったくAFV匠の技にかかると、アレがコレに変身してしまうので本当にビックリです。
自衛隊車輛らしからぬお荷物満載(散らかし)状態も、緊迫した状況設定のお陰で何の不思議もなくなりました。
あの裏がのっぺらな履帯がここまでリアルになったというのも驚きです
自分もやってみようかな?なんて、出来もしないのに変な錯覚しそう(;'∀')
気になったのは自衛用のMGがM60になっているところですが、これは兵器不足で供与されたという事で(^^;
素敵な作品をありがとうございました、八王子での再開楽しみにしています。
オールドキットは、手を入れ出すと完成しないので、割り切りが得意な私にとっては楽しく作れました。
初めて自衛隊マーキングを作りましたが、62式、74式、90式、16式、LAVがあるので次回は国産の自衛隊車両を完成させたいです。
履帯は取り替えようかなとも思いましたが、費用を考えて我慢しました(笑)。
完成品を見直して付属の履帯でも充分でしたね。
搭載機銃はMINIMIにしようかなと思いましたが、在庫がなしでやむを得ずキットに付いていたM60にしました。
言われてみればブローニングM2にすればしっくり来ますね。
私も八王子での再会を楽しみにしております。
よろしくお願いいたします。
古いキットが丁寧な塗装術によって見事に蘇りましたね。
と言ってしまうと一言で終わってしまうのですが、かなりな部分を成り行きに任せた私の乱暴なやり方に対し、hajimeさんの塗装術はシャドー吹きやチッピングのやり方まできちんと計算された制御が行き届いているのがその結果からも「なるほどな〜」といつも唸ってしまいます。
とりわけ今回は足回りの汚し方は汚れの「こびりついた感」がよく出ていて「模型的な汚し」って絶対これだよなと思った次第です。
今回も緻密な塗装術はディテールアップ効果が絶大である事を見せつけられたような気がします。
日曜日にお会い出来るのが楽しみにしてます♪。