▼M20の車内塗装に入りました。いつものようにまずはサーフェイサーをかけ、車内の運転席部分をタミヤラッカーホワイトを吹きました。
▼ホワイト部分をマスキングして基本色を吹きます。今回は緑がかったオリーブドラブにしようと思ったのでタミヤアクリルXF-58オリーブグリーンにしました。ただし溶剤はクレオスのラッカー・レベリングうすめ液を使用してラッカー塗料として扱いました。それでも乾燥するとタミヤアクリルの特徴であるカサカサのつや消し状態となっています。
▼ハイライトはタミヤアクリルXF-71コックピット色を混ぜて同じくラッカー溶剤でうすめて吹きました。
この色の配合はWEBで外国人モデラーが使用していたので参考としました。
車内なのでそんなにハイライトは強くしていません。様子を見ながらウエザリングの時に油彩で強めるかもしれません。
▼座席、無線機、ハンドル、計器番、ジェリカン、消火器、水筒などをタミヤアクリルで塗り分けました。
なお、無線機はインストではX-18セミグロスブラックとなっていますが、GROUND POWERの写真では基本色に見えたのでオリーブグリーンにしました。
▼車内に取り付けていきます。なお塗装済みなので瞬間接着剤で接着しています。
▼上部装甲板を置いてみました。フックは芋つけでは触るだけで取れてしまい、結局ピンバイスで浅めの穴を開けて接着しました。大きさもバラバラ、角度も合っていなくて恥ずかしい出来です。
なお、車内が見えるようにフラッシュをたいて撮影しています。
消火器と装備品の一部にデカールを貼り終えた後に接着し、車内の汚し塗装へと進めたいと思います。
この落ち着いた色味がいいですね
明度・彩度というのでしょうか、それを調節しておられるのですか?
模型心をくすぐられます
赤は消火器です。
基本色のオリーブグリーンは瓶生です。元の色をそのままで塗装しています。
明度と彩度の関係は、例えばオリーブグリーンを純色(白も黒も含まれていない)とすれば、
これに白を足せば明度が上がる(明るくなる)、黒を足せば明度が下がる(暗くなる)となります。ハイライトが良い例だと思います。
彩度は純色に含まれる黒や白の量で変わってきます。瓶生の色は黒と白を足していないので最も鮮やかな色(彩度が高い)、これに黒と白が加わっていくと純色が少なくなって淡くなった色(彩度が低い)ということになります。
彩度は私の場合、汚し塗装(ウォッシング、フィルタリング、ウエザリング)がその役割を担っています。焦げ茶色(茶色に黒が混ざっている)やスミ入れの黒が彩度を落としています。
無彩色が白と黒なので冬季迷彩が最も彩度が低い塗装なのかなと思います。
明度は明るさで彩度は鮮やかさなので実際の塗装例をあげてみました。
本当はここに色相が絡んでくるのですが、ややこしくなるのでやめます(うまく説明できない(汗))。
ぶっちゃけて言えば模型的見栄えでハイライトを強くする(明度を上げる)、リアル感を出すために汚し塗装(ウエザリング)をする(彩度を下げる)って感じでやっています。